パッセンジャーのレビュー・感想・評価
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とてもよかった
主人公がナイスガイなのに、追い込まれるとクズな行動をしてしまうところがとてもよかった。黒人のおじさんが「溺れる者は藁をも摑む」と言っていたのがよかった。結果的にはクズな行動で彼女を起こしてしまったのだが、起こさなかったら全員死んでいたので、結果オーライなところではあった。彼女がいい子で本当によかった。気分悪い女を起こしてしまったら最悪で、それこそ宇宙に身投げしたくなってしまう。
宇宙で遠ざかっていくときに細い紐をつかむ事ができて本当によかった。
無重力で球形の水で溺れそうになるところが恐ろしく、面白かった。
最終的に子孫が繁栄してほしかったが、近親交配を表現してしまうからNGにしたのだろう。
It's murder.
隠れ二重のヒロインが発した言葉が、"It's murder."
まさにそうだと思う。も少し的確に言うと拉致監禁だろと。絶対に許されないよ。これ観て憧れて似たようなことを現実社会でやったら即逮捕、有罪で長く牢屋だよな。
と思いつつ、なんとか映画を楽しもうと思って、宇宙の壮大な景色見ても入ってこない。
ひっでぇよな、この主人公の利己的欲望は!とヒロインに感情移入してしまって、いくら孤独で可哀想でも、いくら自己犠牲でヒロインや他の乗客を守ったとしても、それは全部結果論。睡眠に入る手段が見つかったのに、ヒロインが主人公と共に二人で生きることを選ぶほどの深い愛が描かれたとしても、やっぱり結果論だ。映画の構成や映像、演出や演技なんかより、もしこの映画の登場人物の一人としてストーリーを追えば、根本的に、ひっでぇなこいつってのが頭から離れず、マジ人でなしだろ。と。八日目の蝉のような情状酌量の余地さえない。と。
出来ればエンドロールの後に、あの医療用の人工冬眠ポッドに二人で工夫して入って、88年後の新世界に無事辿り着いたというエンディングを期待したんだけど、ナシ。
主人公の行動の動機からいって、あのタイタニックの美談とはほど遠い。私利私欲の犯罪でしょ。
まとめ。ストーリーは悲惨、悲劇。結果的にみんな助かったのは彼と彼女のお陰であって、偶然か神の思し召しかは知らないが、とにかく目覚めたのがこの二人ともう一人じゃなきゃ船が助からなかったってのもわからなくはないけど、ヤッパひどーーい!と思わせる狙いなのかも。
ま、あんまり考えず、ツッコミもなしで映像だけを楽しんで見るならいいかも。
脚本はC級
クズ脚本を流行りの役者で作っただけの娯楽映画。
ジェニファー・ローレンスが【理想の女性】ではない自分には、
なんか感情移入できなかった。
フィッシュバーンが咳しながら現れた時点でドッチラケ。
「ペット・セメタリー」みたいな結末にも?
ラストは予想どおりでしたが…
映像は壮大。内容は少年漫画と少女漫画の混ぜ合わせ。
今を時めくキャストと監督と、大金を投じたであろう3D映像とが集合して、どうしてこんなつまらない映画になったのか・・・。何しろ内容が、少年漫画と少女漫画を合わせただけのような稚拙さで、過去の類似作「ゼロ・グラヴィティ」や「オデッセイ」と比しても物語性やテーマ性が著しく劣っている。
クリス・プラットは端正な顔立ちと鍛え上げられた肉体を有し、スター性を発揮するが、佇まいや振る舞いにスマートさがなく、終始マヌケに見えてしまう。宇宙船の中でただ一人目覚めてしまった不運と悲劇の描写よりも、開き直ってダンスゲームに興じる姿の方が印象的に映し出され、真に迫ってこない。ジェニファー・ローレンスが目を覚まし、彼女が物語に知性を持ち込んできてようやく安堵したかと思えば、そこから物語は一気に少女漫画顔負けのロマンティック・コメディに流れ込む。早々に問題からは目をそらし、二人の愛の世界に没入していく様は、まるでニコラス・スパークス映画でも見ているかのような陶酔ぶり。設定も背景もスパークス映画とはまったく共通点が無いにも関わらず、である。
ジェニファー・ローレンスを自らの手で目覚めさせ、彼女の人生を変えてしまった罪についても、まるで痴情の縺れ程度の展開に結びつくだけで、その重大さがまったく感じられない。
やっと見たかった物語が観られるようになるのは、3人目の目覚めた乗客ガスが登場して以降。しかし彼の登場も、結局は主人公二人を和解させることと、どこにでも入れるIDを渡すためだけに都合好く使われているだけに過ぎず、あっという間にその存在を消されてしまう。だってほら、「この世に二人だけの美男美女」っていう設定が最優先だから。
クライマックスも、クリス・プラットが宇宙船を熟知していて、しかも有能な技術者だからなんでもその手で出来てしまうのが見え見えだから、まったくハラハラもしません。
クリス・プラットのお尻やらジェニファー・ローレンスの水着姿やらといったサービスショットだけは律儀に用意していながら、脚本は全く推敲されないまま映画を作ってしまったかのよう。脚本を読んだ時点で、大金を投じて壮大な映像を作り上げ、一流のスター女優と監督を呼び込むほどの価値のない話だって分かりそうなものを・・・と嫌味が思わず漏れてしまう。
ジェニファー・ローレンスが、過去の出演作と並べても一際美しく撮られていたのだけがファンとしてはせめてもの救いだった。
宇宙船のAIがバカ過ぎる
よく考えるとゾッとする
起きた後この船の中で生涯を終えなければならない絶望。
自分の気に入った女性を欲を抑えきれず覚醒させる。
無重力状態の水の中。
いろいろな所によく考えるとゾッとすることが散りばめられている。
女性側からすれば他の人も書いているがブサメンでストーカー気質な男だったら恐怖この上ない。
たまたま2人とも容姿がよかっただけ。選択肢がない状況に立たされた男女は最終的にこうゆう感じになるかな。
最後は後味悪くなくいい形でエンディングになったと思います。
人類火星移住計画もこんな感じで進んでいるのかな。
深く考えずに楽しめれば良い
あまりSF映画は観ないけど、たまたま時間かあったので。
ストーリーはまあまあ楽しめた。
しかし、寂しいからとはいえ、好きな女性を選んで起こすっていうのは…と考えてしまう。
美男美女なので、観ていてキレイ。
宇宙の映像や無重力になるシーンは面白かった。
とくにプールのシーン。
たくさんの人々に囲まれている地球で、なかなか愛するパートナーを見つけることができず、心は1人で寂しさを感じて生きていくことと、宇宙の彼方で愛する人と一生2人っきりで幸せをかんじて生きること、その対比考えてしまう。
いろいろ考えると、結局2人でも、どちらかが先に死んでしまうと思うと、残された1人の宇宙船の中での残りの人生は、どう過ごしたのだろうか?など、どうでもいいことを考えてしまった。
娯楽映画なので、深く考えずに軽く楽しむべきなんだろう。
宇宙ラブロマンス
脚本はバツ、映像はマル
ジェニファー観賞用には最適
まさか、彼女を自分の手で覚醒させてしまうとは!
でも、自分もきっと同じことをするだろう。
と言うより、全員起こしちゃうかも。
そしたら、中には問題を解決できる人がいるかもしれない。
アクションとしては面白いけど、冷静に考えると力業で解決とは、安易。
SFとしては物足りない。
二人は子供は作らなかったのかな。
妊娠したら、あの助産婦を起こしちゃってたかも。
ほぼ二人っきりの密室劇だけど、絵になる二人だから、男女どちらもその辺楽しめるだろう。
ジェニファー・ローレンス観賞用には最適な映画。
極限にしては、ぬるいかな?
120年かけて移住地である惑星に移動する。その移動の間は冬眠状態にする。
そんな世界中の誰も経験したことのない出来事を映し出す。
これも映画の醍醐味ではある。
120年後に目覚めるはずだったのに、90年も早く冬眠から覚めてしまったジム(クリス・プラット)。彼は孤独に耐えられず、様々な葛藤の末、オーロラ(ジェニファー・ローレンス)を無理やり目覚めさせてしまう。
さて、その孤独加減であるが、これがまったく想像できない。ひとりの淋しさはたぶんあきらめと慣れでなんとかなるかもしれない。しかし、退屈はどうしようもないのではないか。
「オデッセイ」(リドリー・スコット監督)のマーク・ワトニー(マット・デイモン)とは違う。
ジムには目的がないのだ。
恋をしたからオーロラを起こしたというが、そこはアダムとイブになる、くらいの覚悟があってもよかった。
人が増えていたら、あの宇宙船のシステムはどうなっていたのか。
モルテン・ティルドゥム監督はSFもいけるということで、次は何を見せてくれるか。
怖ろしい…
人は孤独には生きられない
SF映画の体裁を借りて、全てがメタファーとしてテーマを補強している良く練られた映画と思います。
独りきりで生きていくこと。
何不自由なく生活はできていても
たった独りきりでの人生は何の意味もない。
それどころか孤独が精神を食い潰す。
その様がリアルで胸につまされました。
孤独に暮らす単身者が多い現代人誰もが共感できるテーマだったと思います
ガースがID リングを二人に渡すシーン
あれは結婚式であり、伴侶を得て協力してこそ人生の長い時間を乗り切れるのだと説いている映画だと思いました。
良い映画です。孤独に生きてきた男女が一緒に見るべき映画です。
映画史に残るような立派な映画ではもちろん無いけれど、見て良かったと思える映画でした。
この映画のテーマは誰もが人生という宇宙船に乗る孤独なパッセンジャーだということなのです。
思ってたのとちょっと違ったけど
実はSF版「タイタニック」だということに気づくと、面白くなる
プロット(筋)とキャラクター(人物設定)を分解してみると、実は「タイタニック」(1997)なのである。意識的に踏襲していることに気付いてあげると、がぜんオモシロくなる。
"豪華客船"で、"事故"が起きる。偶然乗り合わせたまったく"境遇の違う男女"が、"恋に落ちる"が、2人を待ち受けているのは"未来の危機"。互いを守りながら生存の道を探り、トラブルに立ち向かう。
実は、このキャメロン展開(笑)は「アバター」(2011)でも使われている。つまり世界に愛される王道ラブストーリーなのだ。だからこそ、このお約束の脚本は、きっと様々な結末を用意していたはずだ。
「タイタニック」のように彼女だけが生き残るか、「アバター」のように別の決断をさせるか。2人とも死んでしまえば、「ロミオとジュリエット」になる。
結末は優等生的になまとめ方ではあるものの、やはり結末を見せないで類推させるのはどうかと思う。主人公に死を選択させても、もっと感動的なエンディングはできたはずで、ハッピーエンドにもなっていない。ならば前向きな悲劇にしていくことに意味はあった。
そんな残念なことがありつつも、この映画の見どころはジェニファー・ローレンス。ジェニファー史上、もっとも可愛い笑顔が見られる。たっぱがある彼女(175㎝)は、"孤高のオンナ戦士"や"青いカラダの超人"の強いイメージもいいが、可憐で美しく、ファン垂涎のかわいいジェニファー満載である。
「ゼロ・グラビティ」(2013)後のフォロワー作品は、無重力感の演出、事故による衝撃や振動など、3D前提で作られているばかりでなく、4D系のチューニングも十分に学習されている。ぜひ4D系3Dで真価を確認するべきだ。
(2017/3/24 /ユナイテッドシネマ豊洲/シネスコ/字幕:アンゼたかし)
映像や宇宙船の造形、キャストは凄く良かったです。 ただ排熱口のくだ...
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