柘榴坂の仇討

劇場公開日:2014年9月20日

解説・あらすじ

作家の浅田次郎が2004年に発表した短編集「五郎治殿御始末」に収められている一編を、浅田原作の「壬生義士伝」で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した中井貴一の主演で映画化。幕末の安政7年、主君・井伊直弼の御駕籠回り近習役として仕えていた彦根藩士の志村金吾は、桜田門外において目の前で井伊の殺害を許してしまう。切腹も許されず、仇討ちを命じられた金吾は、時が明治へと移り変わってもなお、井伊を殺害した刺客を探し続ける。やがて金吾は、井伊を討った水戸藩浪士の最後のひとりで、車引きの直吉と名を変えて生きていた佐橋十兵衛を見つけ出すが、その日、明治政府が仇討ち禁止令を発する。金吾が追い続けた水戸藩浪士・十兵衛を、阿部寛が演じた。監督は「ホワイトアウト」「沈まぬ太陽」の若松節朗。

2014年製作/119分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2014年9月20日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第38回 日本アカデミー賞(2015年)

ノミネート

優秀主演男優賞 中井貴一
優秀助演男優賞 阿部寛
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(C)2014 映画「柘榴坂の仇討」製作委員会

映画レビュー

4.0 武士道ではない

2025年5月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

単純

癒される

武士道では、ないと思う。作中で主人公が「殿が本当に好きでござんした。あの日も…」と涙を流すシーンが全てを物語っている。極めて現代的な人情劇。そこに共感できるかどうかで、感動できるかどうかが決まる。私は感動できました。

しかし、阿部寛はデカいしあの顔じゃ目立つし、まっさきに捕まるやろとは思った。最後はお互い、魂の双子に出会えたんやね。

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ナナコ

4.0 丁寧で落ち着いている

2025年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

癒される

勤め先があった場所が再開発され
今はシネコンとレストラン街になった。(勤め先は移転)
勿論上層階はマンションだそうだ。

シネコンになってから初めて出かける。
今回は「50割引」はノーチェック。
「50割引き」も自動発券機になっているせいかもしれない。
「スクリーンのあるあたりは部長さんが座っていたかなあ。」と
つい、かってのレイアウトと現在を重ねてしまう。

桜田門外の変の襲撃犯の生き残り、と
主君の仇討を命じられて、維新後も追いかけている
「時代遅れ」の元家臣。

役者たちも広末以外は達者で、不安は感じない。
藤竜也演じる司法官の奥さんが、何回か出てくる
来客時にお茶を持ってくる間合いが上手い。

映像的にはテレビドラマ的雰囲気であまり深みがないが
それを補っても、飽きさせない展開である。

観客は予想通り中高年主体だが、若い人も予想外にいた。
丁寧に落ち着いて作られている映画である。

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コーヒービート

3.5 過渡期

2025年3月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

難しい

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ぽちゃこ

3.0 字幕があったほうが良い

2025年3月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

難しい

BS日テレで鑑賞。2人の侍の義を重んじる生き様が丁寧に描かれていて、めんどくせえなと思いつつも『侍』の真髄を見れてそこは良かった。時代が移り行き絶滅危惧種となった難しい背景を組んだよく出来た映画だと思う。俳優の演技も素晴らしい。ただこれと言って盛り上がりにはかける。

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柿男