奪還者のレビュー・感想・評価
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ガイ・ピアース、ロバート・パティンソン共演。 希望のまったく描かれ...
ガイ・ピアース、ロバート・パティンソン共演。 希望のまったく描かれない絶望を辿る作品。 思いがけないラストが救いと言えるのか。 深いため息が止まらない。 2014.9.16
淡々と世界の終わりを描く
タランティーノが「元祖『マッド・マックス』以来の世紀末映画の最高傑作」と絶賛してると聞いて観てみた。 扱っているテーマはかなり近いけど、マッドマックスのようなヒャッハー感はゼロの淡々とした映画で、言葉での説明がほとんどないので途中眠くなるけど、ラストまで観れば納得するし、振り返ってそれぞれのシーンの意味も分かってくる作りになってる。 ただ、1回観ればお腹いっぱいかな?w
私的映画ベストに入る傑作
劇場で見逃し、BD購入で鑑賞。 一言で言うと、 度肝を抜かれた。 近未来でありながらも現実的で、今後あり得るかもしれない世界観に引き込まれていきます。 フライヤーや邦題から、ド派手なアクション映画を連想させられがちですが、違います。 物静かで淡々と繰り広げらる、 まるで北野武映画やニコラス・W・レフン監督作品のような。 そういった部類の映画が苦手な方はこの作品は合わないかもしれません。 観ている人の感性が試されます。 おそらくこの要素が賛否両論なのかもしれません。 表面下で秘められたパワーとインパクト。 ガイ・ピアースの表情が忘れられないです。 自分は私的映画ベストに入れさせていただきます。
車のトランクの犬
小男は力任せに何とでもなるだろうに撃つ必要はなかったんじゃないか? 小男も無防備でコノ世界の切迫感が希薄で盗られた車への執着心も意味不明。 友情が育まれた訳でもないだろうに何だかんだで仲良く二人旅。 オーストラリアの広大な荒野に経済破綻していなくてもコノ景色は存在している訳で作品の世界観が中途半端に感じてしまう。
マッドマックス 怒りのザ・ロード
マッドマックスではなくザ・ロードに似ている。経済破綻後の道徳観が独特…?人間の命や尊厳の軽いこと軽いこと。 主人公も人間味が薄れており、車への執着意外の感情が欠落してるのでは、と疑わざるを得ない。 ゴリゴリのカーチェイスや泥臭いアクションを期待してはいけない…。
デビッドミショッド
アニマルキングダムの監督。ガイピアース、ロバートパディントン。オーストラリア映画。なぜかオーストラリアの砂漠は世紀末感がハマる。見た目が同じようなアメリカの砂漠だとそうでもないのはなぜか謎。マッドマックスしかり、荒野の千鳥足しかり、道路沿いの町には汗と土埃でベトベトの狂った親父たちがいて、小汚い犬がいて、銃が似合う。でカンガルー撃ったり、ラクダ撃ったり、オヤジを撃ったりする。スタンドに入るといきなり大音量で流れる中国ムード歌謡が良い感じにどこでもない感を出してる。
世界が滅びるとき
※ブクログからの転載です
世界経済が破綻した後のオーストラリアで、盗まれた車を奪還しようとしつこく追い回す男エリック(ガイ・ピアース)と、盗んだやつらに見捨てられたたぶん知的障害を持つ青年(兄弟のうち弟/ロバート・パティンソン)のお話。
エリックは車を取り返すためならバンバン人を殺しまくるが、全体的には静かで眠たくなっちゃう系。淡々とした乾いた映画だ。
いったいあの車に何があるのだろうと思いきやラストでそれが分かって「お、おお……?」ってなる。
それまでの倫理観が崩壊し、人の命が軽くなってしまった世の中なんだな。世界が終わるっていうのは、人類が滅亡するとか地球が爆発するとかでなくて、人命がまったく尊重されなくなったときのことかもしれない。
そういうことが言いたいんかな、って納得するには少し自分で考えないといけないから爽快感みたいなのはあんま感じないし、観る人によっては分からないまま終わってしまいそうである。
それにしても、あの純真な弟君が死ぬのは実に胸痛なのだった。彼は別に何も悪くないし。
ガイ・ピアースがはげかかってた感じあったけどあれはヅラなのか自前なのか……それはおいといて、すごく荒んだ目でさすがの演技力でありました。
ロバート・パティンソンはイケメン俳優な印象だったけど、障害のある青年をわざとらしくなくごく自然に演じててとてもすばらしかった。
渇いたデビッド・リンチ
どこまでも渇き切った世界での果ての無い追跡劇。 奇妙な登場人物たちを巻き込んで、すべてを犠牲にしてでも車を取り返そうとする主人公。 渇いたデビッド・リンチ、という印象。 動きのないシーンもずっと緊張感があって悪くないんだけど、ちょっとウトウトしてしまった… アタマ悪そうなロバート・パティンソンも悪くないね。
初期の北野映画っぽい
マッドマックスみたいなバイオレンス「ヒャッハー!」映画を期待していったら全然違いました。感度高い系シャレオツ世相も皮肉るゼ的な脳味噌使う映画でした。 何回か観るとジワジワきそうな予感はします。 とりあえず1回目はウトウトしました。 「トワイライト」でロバート・パティンソン好きになった女子は観ない方がいいです。真逆のキャラですよ~、個人的には凄いなと思いましたが。
まあまあだった
経済破たんした社会で、警察の機能が止まって殺人をとがめる人がいない様子がリアルだった。少年売春をあっせんするおばあさんが殺されそうになっても毅然としていたのが印象的だった。
もっと興奮したかったのに、けっこうだらだらしていて最後の方はウトウトしてしまった。犯人の弟が長々と語る場面など、さっぱり面白くなかった。
車に犬の死骸があったから取り返したかったという結末だったのだが、犯人たちが乗り捨てた車の方がずっと走行性能が高くてよさそうで、こっちでいいじゃんと思った。
イマイチ伝わってこない
世紀末というよりただの田舎風だし、車を取り戻したいという必死さが感じられたのは最初だけ。しかもかなり後半まで何故かがわからないし、後でわかっても最初に素手で向かって行ったことに矛盾を感じる。 エリックとレイの関係は面白かったが緊迫感がないから淡々と間延びした空気を感じる作品だった。
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