マエストロ!のレビュー・感想・評価
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音楽好きでなくても映画館で見てほしい!
見はじめて数分するうちに予想していたのをよい意味で裏切られた映画だと感じました。
私もバイオリンを初心者で始めて大学のオーケストラ部にいたのですが、役者さんたちの熱意がよく伝わりました!すごいと思います。西田さんは、この方以外この役あり得ないですし、コンマスの松阪さんも、佇まいがとてもよかった。ストーリーもよくバランスのとれた秀逸な映画でした。オーケストラの演奏ももぜひ、劇場で聞いてもらいたいです。クラッシック好きでなくても絶対に引き込まれます!本当によいものは、音楽も、映画も何かしら人の心に必ずなにかを届け残してくれますね。
過去を乗り越える強さ。音楽の持つ本当の力。
【賛否両論チェック】
賛:最初はいがみ合っていた楽団員たちが、少しずつお互いを認め合えるようになっていく様子が微笑ましい。主人公の真っ直ぐなキャラクターにも共感が持てる。
否:クラシック音楽に興味がないと、退屈すること間違いなし。ラストも、意外とあっさり終わってしまった感が否めない。
最初はバラバラで、自分のことしか考えていなかった楽団員達が、破天荒な天道との出逢いを通して少しずつ変わっていく様子が、観ていてとても微笑ましいです。そして香坂やあまね・天道達が、それぞれの辛い過去を乗り越え、成長していく姿に、感動を覚えます。コンサートのシーンでの渾身の演奏は、観ている者の胸を打つこと請け合いです。
クラシックに興味がないと、思わず眠くなってしまうかもしれませんが(笑)、そのくらいステキな音楽が聴ける作品ですので、是非ご覧になってみて下さい。
初日に見ました
映画館で観てよかった
自分にはピーンと来なかった
迷っても観たかいがありました
音楽の力で、心がぽかぽかになります
クラッシックって何だか敷居が高い。そう思っている人にこそオススメの映画です。
揺るぎないものに思えた「古典」がこんなにも身近に、生き生きと胸に迫ってくることに驚きました。
全体的に説明的な台詞が少なく、大切なことは音楽を通して語られた印象です。
何と言っても佐渡裕さんがこの映画のために録音した「運命」と「未完成」は絶品です。また、辻井伸行さんが書き下ろしたエンディングテーマも泣けます。最高です。
ただ、それらに勝るとも劣らないのが、オーケストラの練習シーンで流れる「いまいち」な音色と、各シーンを彩る少しユーモラスな劇伴。ここまで音楽というのは雄弁なのかと舌を巻きました。
それから、登場人物のキャラが大変素晴らしかったです。
謎の、というよりは、化け物じみた、と言った方が正解の、浮き世離れした指揮者天道。この極めて漫画的なキャラクターに西田敏行さんが血肉を与えています。突っ込みどころは多々あれど、その豪腕にねじ伏せられ、何だか納得させられてしまいました。
そんな天道からの挑戦状を真正面から受けて立つ主人公香坂は、史上最年少で伝統ある交響楽団のコンマスに抜擢された天才ヴァイオリニストという設定。但しこの香坂、下手をするとただの鼻持ちならない人物になりかねないところですが、育ちの良さそうな雰囲気をまとった松坂桃李さんが大変魅力的に演じています。憂いを帯びた表情、スラリとした立ち姿、楽器を操る美しい指捌きなどは必見。しかも、ちょっと抜けている感じとか、個性豊かなメンバーに振り回される残念な感じなども良い。
miwaさん演じる天真爛漫なフルート奏者の可愛らしさや、腕のある役者さん達の燻し銀の演技も素晴らしく、そこかしこでふふっと笑い声が出てしまうこと必至です。
ほろりと来た箇所は数あれど、私が一番泣かされたのはエンディングでした。
「運命」の演奏シーンに高揚し、「未完成」の演奏シーンに息を詰めた後の、最後の最後の場面。どの登場人物の思いに寄り添ってもじーんとしますが、オススメは天道の気持ちになって香坂を見つめることです。何とも言えない熱い思いが込み上げ、エンディングテーマに耳を傾けながらぽろぽろ泣く気持ち良さは癖になりそうです。
この映画を通じて、音楽の持つ力を改めて感じました。見終わった後、本当に心がぽかぽかして幸せでした。
是非、音響設備の良い映画館で耳を澄ませてみてください。
音楽無知ですが・・のだめと比べちゃうと。
前評判が良かったので、観てきました。
ああいうべらんべぇ口調の実は凄い迷?指導者が、チームを立て直すって作品は、野球漫画でもよくあったので、入りやすかったです。
運命の見せ場の拘りなんかも音楽無知としては、面白かったです〜野球好きが野球映画のダメ出しするのと同じで、音楽関係者には?な部分も多いのかもしれませんが、駅でのシーンは良かったです^^!
ただエンタメ性やオーケストラのインパクトなんかは、のだめの方が格段に面白かったし響いた事を思い出したので・・・☆3
オススメします
楽器演奏演技は及第点だが、シナリオに問題
ある意味鉄板ストーリー
面白かった!!
期待どおりでした(笑)
印象よりもマジメなエンタテインメント
チラシなどのイメージよりもずっと真面目にエンタティメントしていて、オケのメンバーたちそれぞれのドラマも悲喜こもごも、最も怪しげな指揮者役の西田敏行さんは、のだめの竹中直人さんといい勝負でした。
それでも振る姿は、のだめの玉木宏さんよりも、意外にもうさん臭そうな西田敏行さんの方が柔らかくで上手だったというところが流石でしたが、時々のオーバーアクションは余計だし、怒鳴る指揮者は良くないと思うのですが、原作がコミックならではなのでしょう。
演奏シーンではmiwaさんのフルートを奏でる姿がなかなか本格的で美しいと思ったのですが、miwaさんのことを知らなくて、てっきり二階堂ふみさんかと・・・
そして本作で良かった演奏は、「序奏とロンドカプリチオーソ」サンサーンス:駅のシーン≧「未完成」第二楽章シューベルト:コンサート2日目≧交響曲第5番(運命)ベートーヴェン:コンサート初日でした。
因みに運命&未完成は佐渡裕指揮ベルリン交響楽団の演奏だそうです。
エンタテインメント作品として、だれでも楽しめる作品だと思います。
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