「作品の言いたい事は◯ 話の流れは✖️」マエストロ! 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
作品の言いたい事は◯ 話の流れは✖️
名門オーケストラ集団が再結成しコンサートを目指すのだが、謎の老指揮者が突然現れ色々起こるお話。
というか、以前に別で一流指揮者がオーケストラに必要な理由や、「素人指揮者と一流指揮者は何が違うの?」という番組を観た事があるのですよ。
お金を取る様なオーケストラの各一流演奏者は一流指揮者でないとまともな演奏が出来ないらしい(それ常識らしいです)し、一流指揮者は各演奏者に指示を出し良さを引き出す。
「オーケストラは指揮者ありきなのだ!!!」
それを知っていた訳ですが、、、。
冒頭から集団は指揮者を要らん扱い。
一応人数減ったとはいえ、今までお金取って演奏していた集団だろコレ、、、そう見えない。
まともに思えるのが指揮者だけ。
両者の確執を観せられるのだから違和感だらけだった。
指揮者に魅せられ演奏が良くなって行くのだが、、。
話を面白くする為なのかい?この集団設定と脚本。
違和感は拭えない。
「指揮者に恵まれない田舎地方集団がお金を取る様なコンサートを目指す」なら分かるんですがねぇ・・・。
「たった1人のレクイエムだった」って松坂桃李も気づくの遅えよw 億のバイオリンに似合わんよ。
「作品として最後言いたい事は分かった。しかし、話しの流れは合っていないよ。」と言いたくなる映画。
「一流指揮者とはこんな感じだ」というのは分かりました。
(マエストロ!ってタイトルだし当たり前か。)
コメントする