「飽食の時代」リトル・フォレスト 夏・秋 ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
飽食の時代
都市部に住んでサラリーマンをしていたとしてもどんなにお金を稼いでいたとしても、日々の食べ物は森や山村や海から頂いているものです。自然からの恵みを頂いて暮らすことは、先人からずっと受け継がれてきたことですが、今はそんな当たり前の事も忘れてしまったかのように感じます。大量に生産し大量に屠殺し大量に棄てる時代。季節に合わせて淡々と料理をする主人公を観ていると、飽食の時代と言われる現代は異常な時代なのかもしれないと思いました。
出てくる料理がシンプルで栄養があり美味しそうでした。これを観るだけでも不思議と疲れが取れます。パン、ウスターソース、フキのトロロ、くるみおにぎり、甘酒、岩魚の南蛮漬け、全部作ってみたいです。
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