「只管に一筋」野のなななのか クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
只管に一筋
北海道芦別の特別な作品かと思いきや、やはり大林作品、「反戦」が大上段から振り下ろされる。
前作「この空の花」は空襲と花火、更には東日本大震災がリンクして、今でも長岡の花火を観ると泣けてくるほど思い入れが強くなったが、今回の反戦は芦別よりも樺太がベースで、芦別は戦争リンクが炭鉱、とは少し薄いなぁ。
しかも前作より演劇要素が強く、台詞があちこちから乱れ飛び、この場面で言いたい事は何だろう、と間誤付いていると置いていかれる。
結局、最後まで光男や信子、カンナ、かさねの真意が掴めずに終わった。かと言って、また観ようという気力も湧かない作品。長いしw
次回作も長いけど、いつか観ます、多分。
コメントする