イン・ザ・ヒーローのレビュー・感想・評価
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意外と面白いから最後まで観て!
出だしは「この映画大丈夫かな…」というような戦隊もので始まり…
でも、唐沢さんの信念ある生き方に、イキっていた福士くんも影響され…
ラストは誰もやりたがらない調危険な撮影に挑む。
どんどん引き込まれて、笑いもあり、感動もあり良い作品だった☆
私は、あたなの映画バカなところが大っ嫌いなのよ!!
私は、あたなの映画バカなところが大っ嫌いなのよ!!
の言葉に私まで凹む、まさかの鎌田行進曲!
私的な「もしも昨日が選べたら」のような気がする。
スーツアクターのお話です。
「日本ではアクションスターを夢見てる奴は、結果的にスーツアクターになる」
って、身につまされる。
主人公の本城(唐沢寿明)は、リー先生のようになりたくてアクションスターを夢見たけど、私の場合はジャッキーで。
もしあの時少林寺の道場で受け入れらてたら、広東語を勉強してたから絶対に香港に行ってるし、けどアクションの道に進むも挫折、スーツアクターになってたと妄想しながら観てたら、まさかの鎌田行進曲!渋い展開!
けどそんなに落下せず(笑)
元奧さんは冒頭の台詞を言って反対するけど、私だったらどうするかな。
凄く愛してるなら、私は多分やらせてあげると思う。
けど、うちの子ならなんて言っただろう(本城には一人娘がいます)。
ラストの大立ち回りには思わず拍手してしまった。唐沢さん頑張ってる!
唐沢さんのサウナシーンが凄い。身体作ってますねー。私も負けないぞ!と思った。とても50オーバーとは思えない。
監督さん、ちょっと気になる感性だなーと思ったら、最新作が「100円の恋」だった。
三文芝居
スーツアクターもしくは、日本のアクション業界を憂いた作品。
なるほどと唸る場面もありはしたが、絵がちゃちい…。
まるで同好会の自主映画かと思うような編集とアングルだった。
安っぽい。
スタントマンの生態のようなものも紹介されてはいるが…なんだかなあな感じ。
ラストがさあ…
ノーワイヤーと謳って置きながら、ワイヤーカットを見せ場にもってくんのはどういう了見だ?
主役の心意気が踏みにじられてる。
という事は…この作品の根底を自ら破壊し、白旗上げてるのと同じだ。
だいたいが…落ちるカットをバレバレのCGにするってどういう事や?
知恵を絞って、一瞬でも「えっ?」って思わせんとアカンやろ。
地面の方をCGにするとかなかったんかいな…。
マット埋めるとかさあ…。
炎を背負い仁王立ちするシーンには、良かったねとも思うが…世界観がグズグズだから、お山の大将感が拭えない。
悲しい作品に、見えちゃうのが悲しい…。
カッコいい!
心にグッとくるものがありました。
アクション俳優としてのプライドと誇りを守ろうとする決意に感動しました!
最後の方はハラハラする展開で、バカ監督!と心の中で何度も叫んでいました(笑)一度言ったら絶対に曲げない男らしさ!本当にカッコいいなと思いました。
福士蒼汰演じる一ノ瀬リョウの成長ぶりにも感動しました。途中で目の色が変わる!男らしく俳優らしくなる姿を見ることができます。
俳優さんの苦労や、映画を作ることの大変さを学びました。見るべき!!
唐沢寿明51歳身体のキレがすごい☆
ここ何年かの唐沢寿明の演じた役の中で一番良かったなって思いました☆
トーク番組とかの唐沢寿明に一番近いような等身大の役って感じで♪
最後ハリウッド映画に出演が決まった時の唐沢寿明と和久井映見の感情の違いが、男女の違いをあらわしてますよね~
女は現実的で、男は夢見がち。
本当は夢がかなった事、よろこんであげたいんだけどね。
予告見た時も思ってましたが、51歳の唐沢寿明の身の軽さと身体のキレがすごいです☆
ヒーローは命懸け。
スーツアクターの経験がある唐沢寿明を主人公に迎え、
「蒲田行進曲」さながらの舞台裏を見せる人情アクション。
子供の頃、こういったスーツアクターさんの演技を見て
興奮していたクチには、何とも懐かしさが満載で楽しい。
顔出し主演俳優の裏で、たゆまぬ努力を続けながらも、
なかなか表舞台には立てない、難しさと歯がゆさと。
知り合いにもいたけれど、多くの夢を抱えた若者たちが
生活のために俳優をあきらめて、会社員になっていく。
表舞台に立てるのは、本当に一握りの人達なんである。
後半で唐沢が命懸けのアクションを依頼され、これこそ
千載一遇と喜んで受けるのに対し、家族をはじめ周囲は
彼の身を案じて反対する。夢を叶えたいのは分かるが、
それで命を落としては元も子もない。どちらが大事かと
いうことになるが、これは本人にとってはチャンスとしか
映らないはず。それが欲しくて25年も頑張ってきた男の
想いはなかなか伝わらない。「夢」の実現は、必ずしも
周囲を幸せにしないのだ。
唐沢をはじめ、新人役の福士君他、俳優陣も頑張っており、
皆がスーツを着て、それを脱いだ時の表情などが楽しい。
タッパがないから女性役という寺島もスーツの経験があり、
経験者は皆、懐かし~く演じたのだそうだ。
スタッフさんや裏舞台の人々もよく描かれていたと思う。
いかに多くの人間が関わってひとつの作品が完成するか。
ただ、それにしてもこの題材で何でこんなに?と思うほど
どこかテンポが悪い。いい話なのにツッコミどころ満載。
ノンワイヤー、ノーCGのはずが、アレレ?と思う箇所も
かなり目立つ。最終の大立ち回りでは、松方弘樹と互角に
渡り合う唐沢メインの見せ場なのに、間延びしてしまって
緊張感が出ない。本来ならば血の涙が出てもおかしくない
ほどの場面で脱力させてしまう演出では演じる俳優たちが
気の毒で仕方ない。そこが「蒲田行進曲」との圧倒的大差。
(未だに姿勢を崩さずアクションができるところ、さすがだ)
面白い!!・・・かな
スーツアクターさんの映画!ということで期待して見に行きました。
OP~前半は特撮好きにはニヤリとなる演出
劇中戦隊番組が見たくなりました。
唐沢さんの演技・アクションはさすがと言ったところ
寺島さんはじめとする仲間も熱く、「この仕事舐めるなよ」といった感じが出てて良かったです
中盤から後半にかけての「アクション俳優として」あたりから、どこかでみたことあるような・・?
無理矢理コミカルにしてしまった感が勿体ないなぁと
他の方も書いていますが最後の大立ち回りは「CGワイヤーなし」を前面に出して欲しかったなー
一番大事なとこだと思うので見てる方が「あれ?本当にやった?」と思えるくらいが良かったな、と。
見終わった感想は「面白かった」と素直に思えました。
「役者バカ」と「バカ役者」ではクライマックスの燃え度が全然違うという感想。
一見、『スーツアクター版:蒲田行進曲』かと思いきや、ダーレン・アロノフスキー監督2009年の作品『レスラー』がストーリーの土台でしたね。
「身体に爆弾(次は致命傷となる故障)を抱えた主人公」が「夢の栄光を捨てられず危険な舞台に挑む」というお話です。離婚していて、年頃の娘がいるという設定も踏襲しています。
この『レスラー』が“男泣き映画”として愛されたのは、ミッキー・ローク演じる主人公が良くも悪くも「プロレスバカ」だったからですが、本作『イン・ザ・ヒーロー』では唐沢寿明が「役者バカ」を演じ、感動を
生もうという狙いがありそうです。
しかし個人的にはどうしても、「役者バカ」の話ではなく、「バカ役者」の話に留まってしまったのが惜しかったという感想でした。
よく映画の売り文句に「笑って泣ける」なんてのがありますが、そういうのがワリと危険で、「どんな素材でも砂糖と塩ぶっかけときゃ“甘酸っぱい”味になるでしょ」的な発想で味付けされたりしています。
娘とレストランで食事するシーン、正義感が強すぎるキャラ描写として大事だったのかもしれませんが、「アチョー」はやり過ぎ。黒谷友香の変な関西弁キャラ。加藤雅也の変な業界人キャラ。小柄の寺島進の嫁がデカいという小ネタなど、笑わせ要素としては雑な“ぶっかけ感”を感じます。
では泣かせ要素はどうかというと、ドラゴングリーンの挫折、リョウの家庭環境と人間としての成長、松方弘樹の合流。それらをちゃんと回収すればクライマックスむちゃくちゃ泣けるはずなのに、雑な“投げっぱなし感”が残念です。
サウナの帰り道、踏切でいろんな人のセリフがフラッシュバックした後に、走り出す姿のスローモーション。これは決意の表現だと思いますが、主人公は何のために白忍者役を引き受けたのでしょうか。リョウやドラゴングリーンの夢?日本のアクション俳優の存在価値?父親としての誇り?そのどれであってもいいし、その全部でもいいのですが、さしたる葛藤が描かれず、元妻のいる薬局へ乱入して大はしゃぎ。その「命と引換えの葛藤」は元妻の問題として引き継がれてしまいます。役者バカだからあえて引き受けたのではなく、バカ役者だから危機感を感じてないように見えてしまいます。
だから楽屋でひとり、白装束で正座していても、悲壮感とか緊迫感とかが込み上げてこないわけです。
「んな、ストーリーとかテーマなんてどうでもいいんだよ、ラストの忍者100人斬りがスゲぇんだよ!」
という気持ちもあります。
が、ラスト忍者100人斬りがスゲぇからこそ、こっちは「燃えたい」わけです。
でもその直前、物語の構造上最も焦点となる「落下シーン」になるんですけれども。
あんだけ監督が「ノーCG,ノーワイヤー!」と主張し、あんだけ和久井映見がすすり泣き、あんだけ同僚が止めるべきか否かを話合ったという「落下シーン」。どう考えたって注目ポイントです。そこがまさかのCG。しかもロングショットでスローもリプレイもアップすらもなし。それはCGだから。
もちろん役者やスタントマンに実際に落ちろというわけではないですよ。例えば落ちる瞬間を主観映像にしてブラックアウト、その後に目がクワッと開く場面につなげるとか、演出の仕方はいろいろあると思うんですけど、よりによって物語の核となる場面で、劇中であんだけ否定したCGを使うというギャグ。思わず「CGやんけ!」と心のなかで突っ込んだのは僕だけではないと思います。
こんなふうにいろいろ言いたいことが出てくること自体「まんまといい映画」なのかもしれません。でもちょっとモヤモヤしたので、長文書いてみました。
ひとつの欠点を除いては骨まで楽しめる作品
配役は以前スタントやスーツアクターの経験のある唐沢寿明や寺島進らを起用し、最近赤丸急上昇の福士蒼汰もはまり役であった。ストーリーもやや強引さはあるが、それに対する登場人物の感情が描かれていて素晴らしかった。また、作中作の特撮ヒーローである「ドラゴンフォー」も少し古臭い節もあるが、スーパー戦隊シリーズを踏襲していたり、ハリウッドのアクション映画も「キルビル」臭があっていろいろな感情が沸き立つ映画であるのでおすすめである・・・ラストシーンを除いては。
ラストシーンはハリウッド映画に出演する唐沢寿明こと本城が前代未聞のスタントに挑むシーンである。いわば、この映画のクライマックスかつ一番の見せ場である。中盤まではテンポ良く、多少の長さも耐えられるものであるが、事件は終盤のスローモーション時のBGMにある。
それは吉川晃司の主題歌のアレンジであるが、これが実にひどい。まあひどい。初めのハミングはいらない。曲のかっこよさがひどい方向に向いてる。
このBGM一発で一気に冷めてしまう。ラストシーンが壊されていく瞬間であった。それ以来、そのラストシーンは黒歴史化し、それにつながる前の話のアラも気になり出した。
最後のエンドクレジットも良さげであったため、尚更残念である。
自分はこの映画を通して、素晴らしい映画も曲ひとつで壊せるものだと学習できたことだ。ある意味自分の映画観がひとつ成長させてくれたことに敬意を評し、星は4つとさせていただく。
世界よ、これが邦画だ。
変哲が無くありきたりなストーリーだが、主人公を2人にすることで話に厚みを感じる事が出来る。
あとはなんといっても、唐沢さんの演技の素晴らしさ、特にキックの動作のキレ。もちろん純粋な演技力も素晴らしいが、アクションのキレが抜群でビックリ。でも、映画全体に散りばめられている細かい笑いは唐沢さんだからこそ出来る物だけど、必ずしも必要だとは感じなかった。尤も、笑えない程くだらない小ネタが多い。
全体的にガチッと嵌ったタイプキャストが多く、それが話の厚みや説得力を向上させていると思う。だが、福士さん?と横にいるデブ。この両者の演技は飛び抜けてヒドいというか浮いている。実在感が無い無礼者である福士さん、斉藤工にも通ずる事だが、何か喋り方がゴモゴモしてて気持ち悪い。個人的意見ですいません。笑
総じて、この映画は全ての映画の平均を取ったような出来映えだと思う。ただ唐沢さんの演技力の素晴らしさを見れただけで大変満足である。
メタもベタも楽しめる、今的な感動作品
楽しかった~!
映画をあまり観ない層にはベタな展開でほっこり楽しめる、
いわゆる映画好きの層には映画の裏側や自虐ネタでクスリと楽しませる、
初心者からヘビロテの層までどちら様でもござれの
素晴らしい万人向けの作品でした。
のっけから戦隊ものの作品のワンシーンで始まる。
いかにも戦隊ものを得意とする「東映」の作品の裏側のような感じである。
ストーリーは、ざっくり一言で言ってしまえば
「今風アイドルの成長物語」といったところかな。
(半分くらい間違ってると思いますが)
未体験のアクションスタントの業界を
顔も映らないからとナメてかかる今をときめくアイドルが
業界の裏側に触れながら少しずつカッコよくなってく物語。実にベタである。
先輩主人公に影があることは早々に分かるが
完全無欠と思われたアイドルにも、ちゃんと影が用意されている。これも最近はベタな展開である。
先輩の厳しさ・優しさに触れ、少しずつ成長していく。実に(以下略
後輩の挫折やら離婚した元妻との喧嘩でこれからの道を思い悩むが
武士道を崇拝するような主人公が「お前しかいない」と言われりゃ、一念発起しかあり得ませんね。
離婚した妻子が主人公の一世一代のスタントに(妻はわざわざお見合いをほっぽりだして)駆け付ける。
…他にもひとつひとつ挙げていけば、ベタな展開にキリがありませんが
ベタな展開もここまですると清々しいものである。
もちろん映画好きへのサービスも忘れてはいません。
上述の東映ネタ。
戦隊から始まるのは完全に予想外w
そうか、これいかにも東映だね、と意表を突かれました。
また、映画においては撮影班、音響班、スタント班、制作班等の
諸々の人々の集まりで作品が作られている、
そんな誰でも想像が付くような事だが、改めて説明されると納得の。
他にも、監督の暴走に俳優がキレてドタキャン。
また、プロモーション側から撮影地の変更提案が出されたりとすったもんだ。
実際の世界でも途中で制作変更・中止や配役変更等は有り得る話だが、
実の裏側はこうなっているのかもしれないとちょっと笑わせる。
だが「スシ食って帰った」はストレート過ぎるでしょうw
もうちょっと言い訳考えようよ…w
あと、
「プロモーション側が作品をダメにする」は
監督の言い分としてはごもっともだが
「映画は監督のものだ(キリッ)」
それは違いますからw
どこかの怪盗作品に聞かせてあげたい言葉ですね。
そういう意味で、観ててとても非常に楽しい作品です。
そのくせ、主人公の本城さんがたまにいちいちカッコいい台詞を呟くのでたまらない。
まさか映画で、武士道の一言を聞けるとは思いませんでしたよ…w
難点は、あまりにベタな展開が続く為に
ご都合主義的な箇所が所々に見受けられるのと
急に歌うよ~、的な歌の入れ方ですね。
一回目は許せても二回目はしらけました。
そういう意味で、-0.5かな。
唐沢さんの自伝的な?
要素もあり…。
丁寧に作り込まれてたから、途中で飽きる。最後のシーンはすごかった!福士くん演じる新人アイドルの生い立ちとか意外で、最初はイヤな感じだったけど応援したくなった!
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