複製された男 : 特集
目の肥えた映画ファンへ“脳力”を問う《挑戦状》──
あなたは、この映画を理解、そして説明できるか!?
「プリズナーズ」の気鋭監督ドゥニ・ビルヌーブと実力派俳優ジェイク・ギレンホールが、ノーベル文学賞作家ジョゼ・サラマーゴの至高のミステリーを映画化。ギレンホールの1人2役と、「イングロリアス・バスターズ」のメラニー・ロラン、「危険なメソッド」のサラ・ガドン、「ブルーベルベット」のイザベラ・ロッセリーニ共演で描く「複製された男」(7月18日より全国順次公開)が、今、映画ファンの“脳力”を問う!

■映画ファンにこそ自分の“脳力”を試してほしい──
入手した3つの本編映像をヒントに、この至高のミステリーに挑め!
映画.comが、「並のミステリーじゃつまらない」という目の肥えた映画ファンのために、謎に満ちたとっておきの映像を3本用意した。映し出されるのは、「プリズナーズ」で世界をうならせたビルヌーブ監督作「複製された男」の本編映像。“もうひとりの自分”と出会ってしまった大学講師は、果たして“オリジナル”なのか、“複製された男”なのか?
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とある週末、友人にすすめられた映画を何気なく見ていた時、自分にそっくりな俳優が画面に登場したら、あなたはどんな気分になるだろうか。本作では、大学の歴史講師で少し気弱なアダムが、同僚にすすめられたとある映画「道は開かれる」(このタイトル自体も意味深だ)を鑑賞していた時にそれは起こる。自分にそっくり……どころではない、“まるっきり自分自身”が、端役として画面に映り込んでいるのだ。
映画のエンドクレジットの役名から俳優名をチェックし、すぐさまインターネットで検索を掛ける。すると、そこには「ダニエル・センクレア」という名の俳優が現われる。身長183センチ、体重72キロ、目は青──それはアダムとまったく同じ特徴に違いない。“確実に存在する”もうひとりの自分。驚きを隠せないアダムは、「電話して」「切符なき乗客」というダニエルの出演作を書きとめ、一目散にレンタル店へと走る。この男の正体を突き止めずにはいられないのだ。

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確実に“もうひとりの自分”は存在する。彼は誰なのか、別の人間なのか、それとも自分自身なのか。こんな事態に陥ったら、誰もが「これは触れてはならない謎だ」と不安に捕われてしまうに違いない。だが、真実を知りたい。相反する気持ちを抱え、アダムもまたその核心へと触れようとする。ダニエル=本名アンソニー・クレアの所属事務所のビルへ向うと、本人と間違われて郵便物を手渡される。そして、入手した電話番号で本人に電話を掛けてしまうのだ。アダムを不審者として警察に通報しようとするアンソニーの声は、アダムそのもの。アダムに「会ってほしい」と懇願され、ついにふたりは対面することになる。
ホテルの一室で向き合うふたり。「兄弟なのかも」というアンソニーの言葉に、「いいや、兄弟なんかじゃない」と本能的に確信するアダム。見た目だけではなく、胸にある傷の位置まで同じ──これは正常な事態ではない。アダムは、自分が“複製”された存在なのではないかとおののく!

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アンソニーは何者なのか。そして、アダムは“複製された男”なのか。いつから、誰が、そして何のために……断片的な情報しか与えられない不穏な空気のなか、観客もまたアダムとともに迷宮のようなミステリーの中心部へと足を踏み入れ、謎の解析を迫られることになる。
鍵を託されたマンションの男たちが集う怪しい地下室、「民衆に娯楽を与え、遊びだけに集中させた」というアダムの講義、アンソニーが執着する「有機栽培のブルーベリー」は、果たして何を意味するのか。そして、路面電車の上に“巣”のように張りめぐらされた電線や、近代都市を蹂躙(じゅうりん)するようにかっ歩する巨大な姿など、重要なイメージとして頻出する“クモ”は、現実なのか、幻想なのか。セリフやアイテム、画面に登場するものすべてが、カナダの俊英ドゥニ・ビルヌーブ監督の緻密な仕掛けによって生み出されたもの。その真意を……あなたは見抜けるか?

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驚がくのラストシーンに“脳力”フル回転。あなたは、一度で見抜けるか? これが──「複製された男」の“答え”だ!