「ドッペルゲンガー?」複製された男 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
ドッペルゲンガー?
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「プリズナーズ」でエッジの効いたミステリーをものにしたドゥニ・ビルヌーブの新作である。
大学の歴史の講師をしているアダム(ジェイク・ギレンホール)は、なんの気なしに観た映画の中に自分と瓜二つの役者を見つける。
アダムはその役者アンソニーと接触しようと試みる。
さて、アダムの反応だが、これが僕には不可解であった。
自分とそっくりな人がいれば好奇心が勝つような気がするけど、アダムはアンソニーと会って、腰が引けてしまう。
体の同じところに傷があると知るに及んでなおさらである。
この謎の提示があって、それを解き明かしていく話だと思ったのに、その方向には行かない。
アンソニーは謎の集まりをもっていたようだがそれも明らかにされず。
で、あのラスト。
これはひょっとして夢オチなのか。
ドゥニ・ビルヌーブの演出がよかっただけに、なにかすっきりしない終わり方だった。
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