「あなたはだあれ?」複製された男 智哉さんの映画レビュー(感想・評価)
あなたはだあれ?
散りばめられたパズルのピースを、解釈と言う脳力を駆使して組み立てて行く感覚の作品。
しかしパズルが完成しなくても、心地良い訳のわからなさだけは記憶の中にインプットされ、そのインプットが鑑賞後も、あれってどう言う事やったん?と言うエンディングに対する壮大な疑問符と化し、悪夢の様にずっとつきまとう。
この悪夢にピリオドを打つ為にもう一度映画館に足を運び、デジャヴとしてこの作品を追体験するか、それとも勝手に解釈して自己完結するかは、本当に見る側次第。
作り手側の狙いに気付き、作品の企図を掴めた瞬間、この作品の評価は一変するのだろうか…。
コメントする