「難しく考えず、そのままでいいのかも」複製された男 legocroksさんの映画レビュー(感想・評価)
難しく考えず、そのままでいいのかも
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「灼熱の魂」は、ベストに入るとても優れた映画であった。
その監督だけに、3作目となればいろいろとやらかしてくれるだろうし、前評判から難解をイメージしていた。
が、観てみればどうであろう。
すぐに思ったのは、「どっかで観たことあるな」
映像の不遇さ、音楽の入れ方の不遇さは面白い。
「クモ」もアダムの妄想か、あるいは・・・
そして、肝心の中身であるが原作の「enemy」というタイトルにあるように、自らと同じような人間がいるとすれば、そいつは「敵」なのである・・・こういう描写も王道というか、よくあるパターンであろう。
「灼熱の魂」のように、社会的メッセージがあり、「欲望」や「気狂いピエロ」を彷彿させる展開、レディオヘッドの曲で始まる強い作りのオープニングと衝撃的なラストは、私自身は満点であった。
本作はそこまでいかない。どこか弱い。
内容や解説は他の方そのままだ。それぞれに解釈があるし、いかようにも捉えられる。よくある、観る人に委ねられるパターン。
もう少し頑張ってちょうだい、ヴィルヌーブさん。
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