「ベンアフレックがかっこよく見える病気」夜に生きる だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
ベンアフレックがかっこよく見える病気
ゴーンガールあたりからベンアフレックがかっこよく見えるという謎の病気にかかっていまして、この作品もベンが見たくてみることにしました。病気ってゆっちゃうととっても失礼ですが、自分でもよくわからないのですが、なんかかっこよく見えちゃうのですね。
シエナミラーの化けっぷりがすごかったです。最後まで誰か分からんかったです。
禁酒法時代のギャングの話です。
この手の物語の素養がない私ですが、夢中で見ました。先の予想をしたり、時間配分を考えたりすることなく集中して見ました。グロ、バイオレンスは苦手なんですが、それでも見られる程度かと思います。
禁酒法時代のギャングものって、多分定番なんだと思うのですが、素養がないのでとても物珍しくみられました。
主人公は恵まれてる人ですね。
お父さんが弁護士を脅して、懲役3年で済んだとか、ズルに助けられてます。
ギャングとマフィアの定義の差異ってなによと思いました。
ジョーはギャングだけどマフィアじゃないってゆうてました。
まあ、ジョーがええ人に描かれすぎな気もしますけどね、一途で悪事は働いても信念はある、みたいなね。ずるくない?ってね。でも、面白かったです。
最近エルファニングの出ている映画をたくさん見ているのですが、ここでもよかったです(ほいで最近ダコタみやんけどどうしてるんやろね)。
ドラッグに溺れたことを父に責め続けられ、やがて堕落を悔い、布教に活路を見出したかと思いきや(それがジョーの計画を狂わせるわけです)、最終的には自殺してしまうという、哀しい少女でした。
南部のプロテスタントのちょっと行き過ぎた禁欲的な感じとか、KKKがなんかふつーの思想っぽく思われてた時代なんやーとか、いろいろ、そうなんやね知らんかった、ってことがあって、勉強になりました。
グランシエラの顛末はかわいそうでした。そしてグランシエラ役のかたとってもきれいな人でした。
ホテルでのイタリア系、アイルランド系のどちらのマフィア(ギャング?)にも狙われる羽目になったジョーが、地の利を生かして勝った(つまり殺しまくった)あたりは、趣味ではないのですが、悔しいかな面白かったです。
もうベンアフレックをかっこいいと思う病気だなんていわず、ちゃんと好きって認めてちゃんとファンになった方がいいなって思いました。