劇場公開日 2015年9月12日

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「ハリウッドの看板倒れるって…某ハリウッド大作戦…」カリフォルニア・ダウン 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ハリウッドの看板倒れるって…某ハリウッド大作戦…

2021年10月18日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

知的

カリフォルニアを襲う大地震ディザスタームービー。
レスキュー隊のパイロットのレイは家族を救うために立ち上がる。

地震観測史上最大規模の大地震が西海岸を襲う。
ビルが崩れ、橋が壊れ、やり過ぎのように思えてしまうけれど、今後も実際にこういうことが起こる可能性は充分にある。
レスキュー隊という職業柄、市民を第一に守らなくてはいけないのに、真っ先に家族を助けに行ってしまうレイ、嫌いじゃない。
こういう非常事態において、家族のことを第一に思ってしまうのは当たり前。
ここで変に多くの人を助けようとして、自分も巻き込まれてしまっては元も子もないし。
悲しい過去を抱えつつも、家族のためと命懸けで奮闘する父ちゃん、めちゃくちゃカッコよかった。
ドウェイン・ジョンソンの安心感よ。
ヘリに車、飛行機にボート。あらゆる乗り物を乗り回し、どんな困難も乗り越えられる安心感。
街は壊滅、人々も苦難に立たされたものの、夕日の中のあの家族の後ろ姿にはこれからの希望が宿っていた。
個人的にはオリーが生き残ってくれたのが本当に救い。
必死に力になろうとして、兄の恋を励ますめちゃくちゃ良い子だもの。

感動よりも恐怖が勝つ。
日本人としてあの地震を経験し、映像越しではあるがあの津波を見てきた者としても、人間にはどうすることもできない怪物のような自然災害が恐ろしすぎる。
ダニエルが逃げ出してから急にクズキャラにされてしまったのは、ちょっと可哀想。
普通いきなりそんなにヤバいやつになるか?
物語上邪魔だから消された感が否めない。
あと、途中で貸してもらった飛行機を何故降りたのかがよく分からなかった。

唐揚げ