「カリフォルニア全体がタイタニック状態」カリフォルニア・ダウン akkie246さんの映画レビュー(感想・評価)
カリフォルニア全体がタイタニック状態
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現代のカリフォルニア、マグネチュード9.6の大地震のときのオフの日のあるレスキュー隊員の家族の半日を描く。ベテランのレスキュー隊員だが、だいぶ前に二人娘の一人を事故で失って離婚寸前の夫婦。そしてこの夫婦の、高校生だができすぎたひとり娘。これに妻の彼氏であるとんでもない金持ちで、未婚の建設会社社長と、偶然出会った設計士志望の若い青年とその中学生くらいの弟。この六人で話が9割。地震学者とテレビディレクターと学生たちと家族以外の避難民で1割。地震津波、自然災害の恐ろしさ人命救助の困難さ。この作品ではこのレスキュー隊員は、勤務前だったゆえに自分とんでも自分の家族の命を守ることだけに注力する。安全な場所は皆無なのだ。学者は、ネットを使ってメッセージを発信。受信できた人間は助かったということになっている。多分遅すぎるけどね。しかしこの未曾有の大災害で、その日は命は助かったとしてもむしろそのあとが問題。メシはない、電気はない、衣類も風呂もない。なにもない。続編があるならそれに期待する。CGがすごいので映画館で観るべき作品。
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