「被災者多数。」カリフォルニア・ダウン mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
被災者多数。
ポール・ジアマッティ扮する地震学者が東日本大震災のことを講義に取り上げていて、少しびっくりした。世界でも有数の災害だったことがわかる。
マグニチュード9クラスの地震が起きたら、アメリカの建物はあんなにももろく崩壊するものだろうか。高層ビルほど、耐震設計がなされているだろうに。
いつものように、ディザスタームービーを楽しむという気分にはならなかった。それは福島のこととは関係なく、おそらく、主人公が自分の家族のことで頭いっぱい手いっぱいだったのが、少し納得いかないからだ。
相当多くの人が亡くなっている。そこには触れないというのは、何かひっかかる。
ブラッド・ペイトン監督の演出は見るべきものがあった。CG感が希薄な映像になっていて、リアリティがあった。
津波のシーンはいやでも思い出す。
今度は地味でも復興の続編を見てみたい。
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