「意外な共通点がカギ?」バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 snake666さんの映画レビュー(感想・評価)
意外な共通点がカギ?
前作「マンオブスティール」での、地球ぶっ壊しまくりのスーパーマンのファイトぶりに、ドン引きだった方ほど今作を見る事をオススメしたい。
それは前作での騒動が全て今作への伏線であった事と、ラストではしっかりスーパーマンが落とし前をつけてくれるからに他ならない。
まずオープニングがよかった。
「マンオブスティール」の後半でスーパーマンとゾッド将軍の対決の裏で、実は何が起きていたかを描いてくれた演出にはテンションが上がった。
これをきっかけに物語はタイトルどーりバットマンとスーパーマンの対決に突入していく。
しかし、物語が進むにつれてツッコミどころが満載になってくる。
何と言っても対立していたスーパーマンとバットマンが後半、お互いの母親の名前がかぶっていただけで分かり合い、ラストでは協力しあうという展開にはもう笑うしかない。
そんな2人がワンダーウーマンの協力を得て最強の敵ドゥームズデイと戦うバトルシーンでは監督ザックスナイダー節が炸裂!
そして衝撃のスーパーマンによる落とし前のつけ方には何もそこまでしなくてもー、とは思ったが、これがきっかけで、バットマンはワンダーウーマンと共に新チームの結成を決意するわけで、これがサブタイトルにつながるという、もろもろバタバタはしていたもののうまくまとめたなって感じでした。
キャスティングとしてはアルフレッドのオシャレな感じや、レックスルーサーの頭の狂ったガキんちょぶりには違和感を感じましたが、ベンアフレックのバットマンは思ったほど悪くはなかったです。むしろ全然アリでした。
DCコミックの知識が全然無い自分としては、バットマンを中心とした新チームに参加するヒーロー達のメンバー紹介を今後詳しく描かれていく事を期待したいなと思いました。