ジャッジ 裁かれる判事のレビュー・感想・評価
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いつかは分かり合える
事件ものが見たいと思って何となく見始めた映画。
判事の父と弁護士の息子には、確執があって母の死により久しぶりに再会。相変わらずの頑固者の父が…って感じかな。泣きました。父が本当に殺人を犯したのか?別に犯人がいるんじゃないかと願ったり、でも殺したくなる気持ちも分かったり…。年をとってからだけど和解出来たのは良かった。でも、ちょっと寂しいです。
何度でも復活すべき俳優ロバートダウニーJr
題名、もっとなんかなかったのかなあと思ったけれども、みやすい映像、テンポ、素晴らしい俳優陣で、最近見た新しい映画の中では久々に良かった!
ロバートダウニーJr.は顔立ちや前科は気になるけど、やはり動きや姿勢に説得力がある。元カノ役の女優さんも、お年を召しているのに色っぽい~と思ったら、マイレージマイライフの女優さん!!髪の色が違うから同一人物と最初わからなかったけど、どの映画に出てても常に色っぽい!!
ビリーボブソーントンとロバートデュバルの静かで力強い存在感も去ることながら、情けないような、なにか言いたげな兄の役の人がとても良かった~!と調べてみたら、フルメタルジャケットの微笑みデブだったと分かり、感動!!
家族の絆好きなら。 法廷ドラマはおまけ
家族の確執、子供の頃への郷愁、関係の破壊再生が心に響いた。
感情の爆発描写が多く、関係が一時的に破壊されても
話し合いや絆の強さによる、関係改善が見所ではある。
お手軽感は強いがそこを流せれば、次から次にやってくるドラマにのめり込めると思う。
ただ家庭の事情を法廷でそれをもちだされてもねえ、とドン引きしたシーンもあり
それは途中で視聴を辞めようかと思ったほど酷いと感じた。
折り畳みコップ良いですね。
欲しいと思いました。
演技派の競演
裁判モノでありながら家族愛を問いかける作品。ロバート・デュバルの演技を超えた演技に驚き、ロバート・ダウニー・Jrの役作りに感嘆した。
脚本に若干の無理は感じるものの、好物のニヤリ系とお涙ちょうだい系もあり、個人的には良い作品だと思う。
家族
法廷サスペンスというよりは、家族の物語。
裁判官と弁護士父子の関係を主軸に、その弁護士と娘や、シングルマザーの母娘など、複数の「家族のカタチ」を通して根底にある血の繋がりのようなもの、愛情などを描いた。
劇的な感動というものまではないが、一度きりの人生、家族との時間や家族のいる場所について、ほんのりと想いを馳せたくなる、そんな映画だった。
小さな町の、誇り高い父と息子
家族の軋轢を中心に、時間をかけて描いている。
アクションシーンや驚きの展開はないが、大きく感情を揺さぶられる。
どんでん返しがない、ことが辛い…
他人相手でなく、家族だからこそ爆発してしまう感情が痛いほどわかる。
何とかしなくては、と思えば思うほど相手の言動がかんに障ってしまう、そのような感情が丁寧に表現されていた。
判事としての尊厳、父としての愛情…
丁寧な表現を時間をかけて観ているからこそ、
後半にかけての展開は苦しく、切ない。
いい作品だった。
絶縁状態の父が殺人事件の容疑者になり、息子のハンクが弁護を務めるこ...
絶縁状態の父が殺人事件の容疑者になり、息子のハンクが弁護を務めることになる。
弁護の中で親子仲が悪化した原因、父との和解への過程を描いている。
和解は不可能だと思っていた親子が、和解した姿は理屈を超えて感動した。
厳格な父が老いによって見せる弱さは見ていて悲しくて辛かった。仲が良い悪いは関係なく、昔の親の姿が焼きついているから受け入れ難くなるよなと思った。
ただ、ちょこちょこCG使ってるのに違和感を感じ興醒めした。
次男坊
愛の眼差しが、そこには残されていた。
真実に言葉はいらない。でも、それが、ずっと欲しかったんだ。
勝ち負けを手放せた時、やっと、そこにたどり着けた。
裁判のシーンはもちろんだが、Tシャツ自転車、ハンドクリーム、プチレーサー、あめとヨット、好きなシーンがいっぱいだ。
サムを演じるベラ・ファーミガの振る舞いや眼差しの美しさも見どころの一つだと思う。
あなたに愛して欲しかった。そう思っている人へ。
わだかまりが解けていく父子の物語
何故、父親は自分に厳しく認めてくれなかったのか?
父親の裁判を通じて、そんな主人公の蟠りが解けていく過程が見事でした。
兄弟、自分の娘、元カノとエピソードで揺れ動く主人公の心の機微の描き方も上手かった。
ロバート・ダウニー・Jrは「有能だけど人格に難あり」の人物にハマりますよね。
トニースターク弁護士ver.って感じでした。
まさか、キスしたのは自分の娘?と動揺してたら、兄の娘だったってエピソードは笑えました。
娘じゃなくても姪ですもんね…
釣り始めてみようかなあ
親と子の物語であり、3兄弟の物語であり、法廷サスペンスであり、呪縛からの解放を描いたものでありっていう。それらが非常に良い塩梅でまとまった傑作だと思う。ちょっと長いけど。
元カノとその娘のくだりだけ、踏み込みが甘かったしバッサリなくしちゃった方が良かったと思うなあ。
最後のボートのシーン、本当に良かった。
法廷サスペンスではないし結局ひき殺したのかどうかもわからない… ち...
法廷サスペンスではないし結局ひき殺したのかどうかもわからない…
ちょっとしたすれ違いだったり誤解だったり、臆病だったり不器用だったり。
それぞれみんなの気持ちがわかるしわだかまりがなんとなく解けて良かったと思えるラストではあった。
いつか私も
サスペンス調なのかと思って手を出してみた映画。
まったく違う展開だったけど、涙なしでは見られなかった素敵な作品。
上手くいかない夫婦関係に、周りから尊敬されるとは言えない仕事、母親の死、殺人容疑を掛けられた父親。
ひとつも私の身の上と被るところはないのだけれども、とても共感できる部分があったのは単なる裁判の物語ではないから。
三兄弟はそれぞれ個性があり、それでも暖かくお互いを信頼し合っている様子が好きでした。
私自身、先日、父親と初めて腹を割って話をしました。
母親にはいつもなんでも話せたのに、お酒が入らないとあまり口を開かない父親には、自分の考えや意見を言えたことはありませんでした。
おそらく父親も聞く耳を持とうとはしていませんでした。
父親と話をした日に胸に少し引っかかっていたものがなくなり、それから触れた家族に関する作品を通して、父親も私を愛してくれているだけのただの人間なのだと理解できるようになりました。
歳の離れた姉や兄もいつまでも私を甘やかし、時には厳しく愛情を持って接してくれている。
母親はいつだって私の味方で、私が幸せに生きることを望んでくれている。
電話をするだけで喜んでくれる祖母や祖父も同じ。
私は本当にそれだけで幸せなのだと若いうちに気づけてよかった。
近い将来働き始めて一人前の人間に近づけたときには、私も父親に認めて貰えたら嬉しいな
と思う作品でした。ありがとうございます。
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