「KAWAII対決」コードネーム U.N.C.L.E. つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
KAWAII対決
60年代を舞台にしたスパイアクションで、もちろんハイテクガジェットなんかはないわけで、そこら辺は知恵と機転と腕力でゴリゴリに突き進むあたり、ある意味懐かしい感じがするほどの王道スパイ物と言えるかもしれない。
ストーリーは細かい部分も含めてスゴくベタなんだけど、それが逆に王道感に拍車をかけているように思う。複雑なことがほとんどないから安心して観られる感じか。
ヒロインポジションのギャビーを奪い合う三角関係みたいにならなかったことも良かったね。これをやると余計な尺を使ってダメになるから。
全体的に古いイタリア映画の「黄金の七人」っぽさを感じたけど、あれはやっぱりわざとかな?。画面に出る文字の感じとかね。もしかしたら60年代はどれもそんな感じなのかもしれないから、ちょっとわかんないけど。
それで、ドタバタドタバタと大小さまざまなアクションも迫力あって良かったし、スタイリッシュさやテンポなども良かったし、ローマをベスパで走ったり、雰囲気も良かったけれど、一番の見所は、60年代ファッションのアリシア・ヴィキャンデルがやたらと似合っていて可愛かった事だと思う。の、だが、
観ている時に隣でボソボソと「可愛い!」と言っていたので聞いてみたら、アーミー・ハマーがカワイイそうで。
うん、確かにね。何だが不器用そうにモダモダしているし、ムキムキなイケメンなのに女慣れしてなさそうな所とかカワイイけどね。
でもやっぱりアリシアの方がKAWAIIだろ!
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