ジャージー・ボーイズのレビュー・感想・評価
全28件中、21~28件目を表示
カメラワークが面白い!
それぞれが、カメラ目線になって直接こちらに話しかけるという面白い撮影方法!最後のシーンは、鳥肌立ちっぱなし!
ミュージカル好きだけじゃなくても、楽しめる内容でした。
音楽が楽しい
音楽事情には疎いですが、何曲かは知ってたです。big girl〜と君の瞳に恋してると、もいっこ忘れましたが。個性的なハイトーンボイスが素敵でした。映画館の座席で体揺らして楽しみました。
男子四人で一番可愛いのはボブですねー。
観客に話しかける演出がありましたね。なかなか良かったです。でも冒頭の方は、いつものことなんですけど、外国人の男性の見分けがつかなくて若干混乱しました。
ラストのみんなで歌って踊るシーンが楽しかった!ミュージカル!ってかんじでいいです。
ストーリーは誰にも感情移入できなかったので、あえてゆうなら子供の頃のフランシーヌくらいで、感動はしなかったです。全然、全く。もっと頑張ってニックかなぁ。タオルの下りは同情しました。
でも、泣かせにきたりっていう演出ではなかったのでよかったです。
ここはどうなん?とかケチをつけたい部分はなかったので。だからすごく良くできてるんだと思います。偉そうな言い方ですが、いい表現が思いつかなくてすみません。
ただ、彼らに心情が寄り添えなかったのです。なので、心はあまり掴まれなかったです。とくにトニーが無理です。一分の同情もできない。
彼らは素晴らしい音楽を生み出した。でも欠点もあって、華やかな姿の裏にはいろいろあったんですってゆうのをしっとりと堪能させてもらった、という感じです。
オネエ喋りのプロデューサーがナイスです。
省略の美学
かつての流行歌は、なぜこんなにも優しく響くのか。
リリースされた当初は、最先端でエッジの効いた部分もあったのだろうが、時の流れに洗われて、エッジはすっかり丸くなっている。聞き馴れて、わかりやすい。時を経て生き残る普遍さ、たくましさ、フトコロの深さがある。
そして、この映画も、そんな丸味とフトコロの深さがある。
—
イーストウッドの音楽映画で印象深いのは『バード』だろうか。
音楽への憧憬があふれている所、実在のミュージシャンの下積み・成功・挫折・家族などを描いた所など、本作と『バード』は似ている部分もある。
『バード』が、音楽の殉教者ともいうべきチャーリー・パーカーの闇…クスリや酒に溺れフラフラとむせび泣く姿を丹念に拾ったのに対し、本作は軽妙でどこか明るい。
本作のヴァリも、マフィアとの関係・借金・娘の死など、詳細にリアルに描けば暗澹となってもおかしくない話であるが、その痛みのエッジは、戯画化され、丸味を帯びて、観客に供される。省略の美学ともいうべき、詳細を刈り込んだストーリーは、わかりやすく滑らかに流れる。まるで、かつての流行歌のような軽妙さである。
かつての流行歌が、その軽妙さの中に、喜怒哀楽をうまく溶かしこんだように、この映画にも、それらがうまく溶け込んでいる。
この映画が飲み込んだ喜怒哀楽の幅は広い。主人公のヴァリだけではなく、その他ジャージーボーイたち各々の歩みも、決して否定しないフトコロの深さがある。
『バード』には唯一無二のミュージシャンであることの矜持が滲んでいたが、本作には、流行歌(わかりやすく軽妙で、それでなお心に残る)の矜持が滲んでいる。
—
追1:私が、挿入歌「君の瞳に恋してる」を聴いて真っ先に思い出すのは『ディアハンター』。そして『ディアハンター』といえば本作にも出演しているC.ウォーケン。ファンにとっては、たまらない組合せだった。
ウォーケンが、かつて『キング・オブ・ニューヨーク』etcでみせたマフィア魂は、本作でも健在。そして『ペニーズ・フロム・ヘブン』etcでみせたミュージカル魂も、健在(もっと踊って欲しかったなあ)。音楽を愛するマフィア…ウォーケンにぴったりな役に、感涙。
追2:J.ペシのエピソードも楽しかった。
涙の名曲披露。
イーストウッド卿、今度はブロードウェイミュージカルを映画化。
2006年トニー賞を受賞した「ジャージー・ボーイズ」だ。
今度はミュージカルに挑戦!?なんて驚いたけど、そういえば卿は
音楽に精通している。映画化も達者に仕上げるんだろうと思ったら
本当にそうだった^^;
舞台の原型を留めながら、大半がドラマ中心の内容になっている。
映画化されるまではいろいろあったようだが、ロックの殿堂入りを
果たした彼らの功績を、私世代が知るいい機会になったと思う。
因みにリアル世代ではないので(ビーチボーイズもビートルズも)
子供の頃にTVやラジオで聴いたのが始まり。日本の歌手も彼らの
楽曲をよく歌っていた。ファルセットヴォイスって、確か日本人
歌手にもいたんじゃなかったっけ(ザ・キング・トーンズとか)と思う。
男性があれほど高い美声を出すのが、子供時分には不思議だった。
そして今作では、それを堂々とフランキー役のJ・ロイド・ヤングが
再現する。この人は舞台も務めていたのでかなり上手い!聴かせる。
ファンだった世代にはウットリ、そうでない人でもどこかで聴いた
ことのあるフレーズや楽曲が出てくるので、きっと楽しめると思う。
「シェリー」や「君の瞳に恋してる」はもちろん有名だが、
「キャンディガール」や「バイバイベイビー」なんかもよく流れていた。
B・ゴーディオ作曲の「ショート・ショーツ」は、現在タモリ倶楽部の
オープニング曲で有名だ(あのお尻がたくさん出てくるやつね)
彼が加入してフランキーと組んだことで次々とヒット曲が生まれる。
ニュージャージー州最貧地区出身の4人には約束された未来がない。
歌声で駆け上がるにもバックでは地元マフィアの支援が欠かせない。
粘りに粘って栄光を掴みとるまでの軌跡が懇々訥々と語られたのち、
成功と挫折から再起・離脱・再結成までを彼らの名曲と共に映し出す。
色々あったけど、人生悪くないよね。と思わせるのは、
何よりも歌が彼らを輝かせ、救い、泣かせ、励ましてくれたからだ。
私にはボーイズ・タウン・ギャング版が耳慣れていた
「君の瞳に恋してる」は、今作を観たあとではもう涙なしに聴けない。
名曲は意外な状況から生まれることに感動。
(C・ウォーケンの華麗なステップにご注目。彼は元々ダンサーでした)
(´Д` )本当に★4つなのか?
高評価な映画なのでいざ視聴。
映画の展開はよくありがち、本当に良くありがちな展開。
売れないグループ。努力と運でのし上がって行く。のし上がっての奢りと家族の消失。仲間の裏切り。心一つに再起。ん〜〜んどの音楽映画も同じよに展開するんだけど余りにベタベタで予想がついちゃった感じがします。
あのボーカルの歌がめちゃうまかって言うとそうでもないような気がしますし、アメリカポップのあの裏声はどーも最後まで馴染めませんでした。
仲間の借金を払って行くんだけど、払い終えた時もっと感動と達成感を描いて欲しかったし、借金したメンバーが突然最後に出て来て再結成するんだけど、その過程が全くわからないので はぁ? になりました。
音楽系の映画で印象に残ってるのは『バックビート』『あの頃ペニーレインと』『ドアーズ』をお勧めします。
期待大だったので、残念。帰ってニュース見ればよかったです。
良作!
イーストウッドって知らないで鑑賞。ジュークボックスミュージカルなので余計な脚色はないのだろうけども、もっとグループの崩壊を人間っぷりたっぷりで見せてくれたなら、さすがイーストウッドってなった気も…
『君の瞳に恋してる』でぐっときたが、なんか原曲と違う気もする…
ただ終始フォーシーズンズの楽曲が楽しめました。
懐くして涙が滲みます!
Godfeatherで知っていましたが、イタリア移民のファミリ-って、仁義が厚いですね。音楽業界の闇の仕事を引き受けていたトミ-が、可哀そうな気がしますが、才能に溢れる二人を潰すわけにはいけないので、仕方ないです。今でも、フランキ-は、彼の事を心配しているのでしょうね。本当に音楽が素晴らしく、懐かしくて泣けました。好きな曲は瞳の面影とbye,bey,babyなんですが、最愛の娘を喪った頃に、君の瞳に恋してるなど素晴らしい曲が出来るなんて、ア-チストらしいです。ミ-ュジシャンは、音楽と結婚しているので、理解のある女性と結婚しないと大変です。愛はまぼろしとあの素晴らしき夜も好きなんですが、映画を見てあの素晴らしき夜ってこういうエピソ-ドだったんですね。Beatles には、PaulとJohnがEaglesには、DonとGlenの二人の天才の出会いによって、素晴らしい楽曲が生まれたように、Fouseasonsもフランキ-とボブとの出会いが全ての始まりだったんです。ボブは商才もあるようなので、Paulに近いかな。
全28件中、21~28件目を表示