はじまりのうたのレビュー・感想・評価
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設定とルーフトップ的なところがしびれる
キャラクターへの魅力をほとんど感じなかったけれど、彼らが組み合わされることで、不思議な魅力を持ったハーモニーが生まれていた。
話も軽くてコミカル、奏でられる曲調と見事に絡み合って、非常に楽しめた。
個人的には情熱的なエレキギターが好みだったかなー。
リアリティはあまり感じない。映像も素晴らしく奇麗。奇麗事だからこそ惹かれるものが高揚感、そんな印象を強く持った作品だった。
begin again っていう言葉はいいなと思ったり、♪tell me if you wanna go home をダウンロードしようかな、など思ったりした。
素敵×素敵な傑作音楽ムービー
恋人のデイブの曲が映画の挿入歌に採用され、NYで成功していく傍らでシンガーとして恋人としてジレンマを抱えるグレタ。
デイブの浮気が発覚したことをキッカケにNYの街へ飛び出したグレタが出会った友人のスティーブと落ち目の音楽プロデューサーのダンとその家族。
燻り続けてきた人々が音楽という魔法で生き生きとした表情を見せ始める物語を綴った作品。
インディペンデント系の音楽映画で高い評価を受けるジョンカーニー監督作品。
主演の女性シンガーのグレタにキーラナイトレイ、彼女の音楽を手がけるプロデューサー的存在ダンにマークラファロの2人が織りなすオリジナルの楽曲が非常に良い出来で、観ててとても楽しい作品だった。
資金面的な援助を一切受けられない状況下でダンのコネで集めた一流のミュージシャンと共にNYの路地裏やビルの屋上、地下鉄のスペースを使い、ゲリラレコーディングを繰り返していく面々の手作り感溢れるセットや手法が可笑しくもだんだん素晴らしく感じてくるのが不思議だった。
路地裏で遊ぶ子どもたちをタバコとマッチと飴玉で買収し、静かにさせた上にレコーディングに参加させるというダンのセンスがとても好き笑。
キーラナイトレイ自身の歌声もとてもハスキーで味のある歌声だった。
冒頭のBARで披露した「A Step You Can't Take Back」から始まり、前述の子どもたちもコーラスで参加したドリームポップライクな「Coming Up Roses」などとても良い曲がたくさん。
またグレタの彼氏役のデイブにマルーン5のアダムレヴィーンを起用し、本物のポップスターをミュージシャンに仕立てる粋な采配も光っていた。
彼のハイトーンボイスに乗せた「Lost Stars」が流れる劇中のラストシーンに合わせ、NYの夜の街並みを自転車でゆっくりと繰り出すグレタの姿がとても美しく、切なくて印象的だった。
鑑賞前は主演の2人の恋愛モノと捉え気味だったが、楽曲制作を通して深まった2人の絆が恋と呼ぶのか、ビジネスパートナーとしての絆なのかわからない絶妙なラインだったのがなおのこと良い笑。
そしてどう考えても1番美味しい立場にいたであろうに、全然恋愛展開にならなかったジェームズコーデンの存在が愛おしすぎて大好きになった笑。
良作!
シングストリートとセットな感じ。こういう音楽系が好きなんだろうな。...
悪いところが見あたらない
Begin Again
信じ続けた先に
こういう話はきれいごとだろう、そう、そう思う、そしてそれはクソやろうの思うことだ!
音楽に、別に映画でもいいんだけど、一度でも何かに救われたことがある人間にとって、この映画は希望だ。
音楽のプレイリスト、映画のレビューリスト、それを見ればその人のことがわかると信じている人間にとって、この映画は希望だ。
希望をお金で汚すやつはクソだ。
ついつい俺はなるべく刺激的な音楽を好んで聞いてしまうしそれこそ身体と頭を同時に揺さぶる音楽こそ至高なのだと思ってしまうけど、頭を先に揺さぶって身体が後からついてくる音楽のことを最近軽んじている馬鹿野郎の俺のようなミーハーなクソ野郎だけど音楽に救われたとマジで思っている人間はマジで見た方がいい。
色んな味わい方があることを原点回帰の意味で噛み締められるそんな映画だ。
それだけの映画だけど、それで十分でした。
何度も観たくなる
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