「どこかで聞いた曲、どこかで見た映画」はじまりのうた かばこさんの映画レビュー(感想・評価)
どこかで聞いた曲、どこかで見た映画
ストーリーは平凡、目玉はオリジナル曲のライブレコーディング。
NYのあちこちで行われるパフォーマンスは、躍動感があってきらきらしている。
楽しそうでいいなあ!
スティーブのライブで飛び入りで歌ったグレタの曲は、歌詞がなかなかエモくて、孤独に悩み落ち込んでいる人の心を掴みそう。ウケなかったのは、歌った場所も良くなかったかも
グレタもデイブもダンも、3人3様に自分の道を行くのが清々しい。
「Maroon 5」もアダム・レビーンも、良く知らなかったが、役に恥じないパフォーマンス、こういう映画では実力ある人が出てこそだと思いました。
「いいやつ」スティーブが便利に使われるだけのキャラみたいでちょっともやった。
懐が深くて親切で器が大きく、人の心が分かる。落ち込んでいるグレタを見守り曲作りを促し、そのうえ録音機材も持っている!
とてもいいやつだから、グレタ(と仲間)に尽くすだけ、グレタたちは彼を便利に使うだけ、グレタの側からスティーブに何か気づかいするシーンが皆無で対等なトモダチなの?疑問に思ってしまった。人物の造形が浅くないですか。
悪くないんだが、どこかで聞いたような曲、どこかで見たようなストーリーで、正直少し退屈だった。
キーラ・ナイトレイが中盤まで着ていたワンピースがどれもダサくてもう少し何とかならないのかと思った。グレタがダンの娘バイオレットに、「意中の男の子を振り向かせるような」ファッション指南して着せた服が、14~5歳の女の子が着るよりOLみたいで全然似合ってなくて、この映画のファッション担当のセンスが謎。
人物の造形が浅いというのは、賛同です。ダンもグレタも、パートナーが道を外して、自分たちは潔白という白黒のわかりやすさに加えて、スティーブのサポート位置。ちょっと監督の自己中さも感じますね。
コメントありがとうございます。
スティーブいいやつ・・絶対好意ありましたよね。レコーディングエンジニアの仕事が来ればいいのに。
バイオリンの兄が踊りまくってたのも印象的でした。
共感ありがとうございます。
キーラナイトレイの少し大人し英国人ぶりにやられてしまった様です。
最初聴いた曲は深い歌詞でしたが、後は耳触りの良さ一択!の曲ばかりでした。最後の配信オチは、テイラースウィフトの“買ってもらわなくてどうやって新人は食っていけるの?”主張を地で行ってる様で好きでした。


