「人生は努力ではなく才能と強調しているようで…」はじまりのうた KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)
人生は努力ではなく才能と強調しているようで…
キネマ旬報では第29位と
余り高い評価ではなかったが、
一人の評論家が満点を付けていたので鑑賞。
冒頭での、能力が有りながらも、
仕事にも家庭でも自堕落になった男性の
描写には不快感が募り、
それが最後まで尾を引いてしまった。
その彼のプロデュースで
都合良く脚光を浴びる面々の
シンデレラストーリーかと思うと嫌悪感も。
そう感じたのは、人生は所詮、
努力ではなく才能なのだと
強調されているようで、
私には素直に浸ることの出来ない設定の
物語だった。
そして、
リアリティの感じない成功までの展開も
御都合主義的に感じ、
残念ながら感動に導かれることのないままに
鑑賞を終えてしまった。
KENZO一級建築士事務所さん、誠実なご返信ありがとうございます。
こちらこそ、ご配慮に恐縮しています。共感のクリックについてのお考えまで丁寧にまとめて頂き、とても参考になりました。
小生の共感のクリックは、肯定的否定的問わず、映画を愛して下さっているのが伝わるレビューに、いいね!の気持ちで反応させてもらっています。今後とも映画の素晴らしさ、色んな観方で(共感)できればと思います。これ迄のご厚意に感謝申し上げて、これからもどうぞ宜しくお願い致します。
KENZO一級建築士事務所さん、コメントありがとうございます。
他の方のレビューにも、リアリティの薄いお伽噺と捉えた感想があり、納得しています。どんな作品も一長一短があり、作品の設定や展開に乗れるか乗れないかも含めて、正直な感想は作品を深く知る上で大切と考えます。個人的に新しいレビューを投稿すると、KENZOさんがどんな感想をお持ちか知りたくて思わず探す自分がいます。勿論良さの共感がベストですが、違った見方を参考にすると更に鑑賞の質を高められると若い時から映画に触れてきました。(昔「風と共に去りぬ」を酷評したキネマ旬報の読者評にとても感銘したことがあります)
後半の流れに、二人の音楽への拘りのぶつかり合いや葛藤があれば良かったかも知れません。上手く行きすぎてる批評は的確と思いました。
KANZOさん、コメントありがとうございます!
音楽家の二世というのも本人にとっては苦痛のはず。確かに才能はあるんだろうけど、もうちょっとその葛藤があればよかったですね~
個人的にギターをやってた経験があるものですから、ついつい本人が弾いてるかどうかをガン見してチェックしたり・・・音楽映画の評価はその辺りも絡んでしまったりします。