ゴーン・ガールのレビュー・感想・評価
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スリリングな展開はさすが
冒頭に最後のシーンをもってくるパターン。鉄板ながら興味をそそりますよねー。
人間模様で2時間40分をもたせるのもすごい。
思ったこと箇条書きしてみます。
猫は一体何の役割だったのか?
・カメラを流す事で退屈を防ぐ役割があった
・昼ドラ的なおもしろ要素
・金を盗まれたのは凡ミス?
・銃のくだりで刑事が頭にひっかかったのは女としての立場から?
・回想か妄想か微妙な回想シーンで惑わす
これぐらいの作品、日本でも作れたらなぁ。
監督の作品だなぁって伝わる。
人間不信になりそうな感じ。グロは少なめ。
2014年ラストの映画はゴーンガールにしました。普段なら選ばない系統ですが、予告を何度も見るうちに本当に今更で不思議なのですが。ベンアフレックがかっこよく見えてきて…観てきました。
デヴィットフィンチャー初体験です。セブンさえ怖いとの評判にびびって観てません。
が、グロさベクトルではゴーンガール大丈夫だったので、セブンも見てみるかもしれません。
やー、ベンアフレックをかっこいいと思った私はダメですねー。ダメダメ男でしたね。教え子に手を出しててって、ねぇ。バカでしょ。
でエイミーは、、、、怖いよー。怖いよー。
途中までエイミーの気持ちわかるなーあたしも周到な夫への復讐するかもとか思ったですが、ニールパトリックハリスをアレした辺りから、エイミーが恐ろしくて恐ろしくて。
嘘というか虚構を完璧に演じることにとりつかれ、結局ニックはバカだから取り憑かれたままというね。
マーゴよ、おかしな女と結婚した愚かな男をどうかみまもってあげて。マーゴの普通のまともさが救いです。
ニックのようなどこにでもいるバカ男と結婚したくないけど、あんなんばっかやろうし、エイミーようにもなりたくないし、つか人って信じられへんのやなぁ、みたいな…もっと人と関わるのが億劫になっちゃうかも。
後味わるーい感じでした。
映画としての出来はとてもよかったのではないでしょうか。
小波、小波で最後にドカン
失踪した妻の殺人容疑をかけられる結婚生活5年目の夫。
最初は死体のない殺人事件で、死体のないままそこが話題の中心に展開していくのかと思いきや、全く違う展開が待っていて最後はがつんときました。ワイドショーの過熱報道を利用したり、巧みに用意された妻の作戦は見ごたえ十分。ロザムンド・パイクさん熱演でした。
そこまでしないと夫への復讐が完了しなかったのか、元来の姿がみえてきただけなのか、最後までわかりませんでした。今も。
ブラック・サスペンス・コメディっていえばいいんでしょうか、私が鑑賞できうるギリギリの作品でした。
異常にシニカルなホラーコメディ
どこまでが当初の計画通りだったのか。考え始めるとどんどんエイミーが怖くなってくる。弟が兄の誕生日祝いに壮大すぎるドッキリを仕掛ける『ゲーム』を、よりシニカルな茶番劇にしたような印象。辛辣な人間描写の連続にほとんど笑い出したくなるほど。個人的には『パニックルーム』以降のフィンチャー作品では一番面白かった。
デートでいきましたが(笑)
鑑賞後、2人ともしばらく立ち上がれませんでした。そして一言、「後味わるっ」。どんどん展開がひっくり返って、え?まだ終わりじゃないの?が何度もあって、色んな人が怪しく見えたりするんだけど、最終的には、「わー、結婚ていったいなんなんだろう、、」と顎に手を当てて唸ってしまう映画でした。夫婦で、カップルでいくべき。?(笑)
男には無理
色々と凄かったけど特に印象的だったのは『顔』 だった
ベン・アフレックは終始ショボくれた顔をしているのに対して、ロザムンド・パイクが時折見せるバッキバキな顔はとにかく恐ろしい
ただ事前に聞いていたような 結婚怖い! とか 女の人って怖い! みたいな感想は特には持たなかった
怖かったのは、もし現実にこの計画を思いついて実行し、最後までやりきる人がいるとしたらそれは間違いなく女の人だけだろうということ
多分ここまでやりきるのは男には無理!
だからこの映画の一つのテーマは
女って怖い!
じゃなくて
女はここまでやる!
だと思う。
終盤少し警察が安易な判断を下しすぎてるような気がしたけど、もしかしたら案外本当にあんなもんなのかもしれないと思わせるほど終盤のエイミーの無双っぷりが凄かったので
あまり気にならない
年末に凄い映画を観れてよかった
サスペンスコメディ
ヒロインのロザムンド・パイクに脱帽。
同じ人とは思えないほど映画の中で見せる表情、印象がコロコロと変わります。
本当にオスカーを持って行ってしまうのかも。
メディアスクラムが映画のテーマのひとつなのですが、日本ではおなじみのもの。
理解しつつ異様な、その情景に違和感を感じずに楽しめるのが市調査として恐ろしくも感じました。
映画は前半と後半でまったくといっていいほど変化します。
失踪した妻を探す・・・というサスペンスかと思いきや・・・恐ろしくも楽しいコメディへと。
出てくる人がすべて一般的には「よい人」ではないのがとても面白いところです。
夫婦はまったくの他人であることは間違いのないところ。
そして愛し合い憎み合い、信頼して恐れる・・・。
そしてまさにそれが・・・ということ。
後半はちょっとどうかしているほど長かったりしますが、それでも飽きずに楽しめました。
何考えてるの?
デビッドフィンチャー監督ということで、相変わらずの独り観。
映画冒頭から緊張感のある場面が続き、結構寝不足で観たのに、眠気を催さなかった。
予習をしてなかったことが幸いし、ストーリー展開の予想は全く裏切られる。最初はあんな嫌な奴だった主人公に最後は思いっきり感情移入してしまった。結婚って、こういうことなのね、と我が身振り返りながら、奥さんと子供に人生絡み取られつつ、何考えてるのと奥さんの頭を撫でる主人公の心情に思いを馳せた。
gone girlには、単に男性から憧れの対象だったり、親の期待どうりに振る舞ったりする、単なる少女から、自分で独り歩きできる女性に成長(?)したという意味もあるのでしょうか。
サイコパスへの成長という点では、昨年のイノセントガーデンも同系統で、最初と最後のシーンを一緒にするも、その意味合いは全く変えるという手法も同様か。
大した数みてないが、今年一番の収穫かなあ。面白かった、です。
輝き続ける女って…
最後の「精子の放棄」や「親権をとられた」がどうのっていうところが、分からなかった…。
つくずく、一流?の女って、輝き続ける女って、こういうものかと思いました。
ベンアフレック上手いよなぁ~
とっても印象深い一本です☺
夢遊ぶ
この映画の全ては、冒頭部分と最後のエイミーの表情に表れている。この映画は全編、エイミーが「ごっこ遊び」に惚けるストーリーなのだ。
言っておくが、これは、よく映画評に出ているような「ミステリー」でも「サイコロジカル・スリラー」でもない。全く違う。
考えてもみてほしい。ストーリー全体にわたってリアリティがないことを。自分の描写だけではなく、周囲の者の描写も全てはエイミーの頭の中にある。
「ゴーン・ガール」。よく言えば、子供の頃の無邪気さを懐かしむ空想。しかし、時にそれは退行的な妄想さえも生み出す。
すぎ去った毎日は、今ここにはない。
「何か楽しい<ごっこ>は、ないかしら」、これが、本題だ。
嘘をつくのは子供の特権だし、子供はそれがバレるなんて思ってはいない。周囲の者は、いつも自分のことを中心に考えてくれていて、自分の思い通りにいかないものは何一つとしてない。もし、それがうまくいかないのなら、子供じみたお返しをするだけだ。
そもそも、登場人物は、すべてデフォルメされたキャラでなければならない。それが、私をひきたたせることに一役かう。その人物たちが、時に理解しがたい行動や矛盾に満ちた言動をとったとしても、子供の空想に首尾一貫たるものはない。責任などとる必要がない。
恋ごころごっこも、おてんば喧嘩ごっこも、<秘密の書>ごっこも、ガレージに<おもちゃ>を集めた男の子との秘密基地ごっこも、もういちど自分のことを見てくれる元カレとの恋愛ごっこも、そして遊びに飽きてのポイ捨てごっこも・・・きりがない。
一つ一つの出来事は溢れんばかりだが、その顛末が、意味を持って描かれる必要はない。
「宝探し」の旅というものは、そもそも、イベントのみが重要なのだ。
こうして、2時間半をかけて「アメイジング・エイミー」の物語に付き合わされてきたことに気づく。「アメイジング・エイミーごっこ」をした彼女の姿に、自分たちは振り回されていたのだと。
腹黒過ぎる!
最後でどんでん返しなストリートかと思っていたのですが、物語半ばから真相が明かされて少し期待しすぎたかなという感じがありました。
とにかく妻のキャラクターが強烈過ぎて、私には後味が悪い作品でしたね。
観入った
監督のファンで作品はほぼみたが、また新しいことをやってくれた。
作品途中でエイミーの失踪のネタばらしがきた時は、今回の方向性がはっきりして鳥肌が立った。
だがその分、過去の作品からこの監督に期待してしまう、どんでん返しは今回はない。
作品後の夫婦生活を想って、恐怖した。
パーソナリティ障害のお話
フィンチャー監督は精神病理的なものを扱う傾向にあるという認識でいますが、本作はまさに「演技性パーソナリティ障害」を猟奇性とともに描いていると言えます。
虚構を演じきることに全神経を集中し、その技術もまた卓越している。
厳格な父と華やかな母の影響を強く受け、幼少期から演じることで人格を形成している。
性的な魅力は高く、また自分の虚構を堅守するためにそれを有効に活用する。
しかし基本的な人間関係は浅薄であり、トラブルが絶えず、まともな結婚生活を維持することなどもっての外であるが、虚構を形作ることだけが人生の目的なので、不幸のサイクルを回し続ける。
エミリーは加えて知能がかなり高かったため、緻密なトリックを組み込んだ狂言を演出しましたが、私たちの周りにもこのような狂気性をはらんだ人間関係が、レベルの高低はあれど存在していると思います。
現代的な精神病理のひとつであるパーソナリティ障害のお話であるという理解をしました。
それにしても、ロバート・ゼメキスの『フライト』もそうですが、最近の「社会派ドラマ」と位置づけられる映画は、主題と違うところに宣伝広告のポイントを意図的に置いているような気がします。そりゃ、事前の予測自体を逸らしてるんだから、「意外な結末」になるよなーって、思ったりして笑
面白かったけど。
上映時間中、退屈は全くせず面白かったです。
サイコなエイミーと自業自得でブンブン振り回されるニック、
やればちゃんとできるじゃない!とばかりに、テレビに映るニックを見直して、戻ってくる所とか、面白かった。
事実よりイメージが優先される世論の暴走、それに応えて正義をかざして煽るメディアの愚かさ、暴力性に恐怖を感じさせ、
ベンアフレックは立ってるだけでダメ男っぷりを感じさせるし、ロザムンゾパイクの狂気がかった美しさなど、演技も素晴らしいです。
ブラックジョークも効いていて、笑うとこ多数。
エイミーがアメージングエイミーと両親からの期待を意識し、20数年育てられ、生きてきたため、役割を果たす、演じるということに強迫観念を抱くようになる過程も納得。
が、
野暮だとは思いますが、『こんなにうまく行くわけないやろ』という思いは拭えず、少し冷めてしまったのと、
エイミーが元から頭のおかしいサイコに見えて、
つまり、エイミーが特殊なのであって、これを結婚とか夫婦の恐ろしさって言われてもなー…って感じで、一般化して夫婦ってそういうものでしょ?とは思えず。
頭蓋骨を割って頭のなかを見たわけでもないのに、死が二人を分かつまで共に過ごすと神に誓った、お前の配偶者が『そう』じゃないって、どうしてわかるんだ?ということなのでしょうか?
自分を殺人犯にしたてあげて、目的のために人を殺しているサイコと、子供ができたからしょうがなくを装いながら、本心では『そばにいたい』ニックの心理、「サイコに魅入られた男」としてなら、わからなくもないけど、そこに、結婚とか夫婦っていうファクターをあまり感じなかった。
サイコ女とそれに魅入られる男の、なんだかんだでお似合いのカップルってことでしょうか。割れ鍋に綴じ蓋的な。
だから、離婚せずに結婚生活を継続するんだ、と。
生まれてくる子供が可哀相。毒親の連鎖、切れるといいですね。
私が未婚だから、フィクションに感じてしまったのかもしれません。
あと、あんなに行動力と頭のよさがあるなら、リーマンショックや出版不況でいったん職を失っても、あんなに経済的苦境に立たされる前になんらかの手をうてるんじゃないの?とか、
それ以前に星占い?人生相談?のライターという、本人的に不本意な、ライターとして二流と感じる仕事に甘んじ続けるか?とか…。
結婚、夫婦という闇を通りぬけて、サイコの才能がより大きく花開いたということなんでしょうか。
感情
話が進むにつれ自分の登場人物を見る感情が変わっていくのが面白い。最初、クズに見えていた男が可愛く見えてきます。劇中の民衆がマスコミの情報で変わっていくのと同じですね。こちらは真相を知っているので抱く感情は全く違いますが。
前作の方が何倍も良い
あんなに知的な女性なのに全財産を身につける???
身につけてたあの少額が全財産???
それで困った挙句頼るのはその男???
その男から逃げるために殺しちゃう???
多くの???が溜まった映画でした
( ;´Д`)
面白かった!
ゴーン・ガール 前評判で聞いてたように面白かった。
これまでに無いようなストーリーの展開方法で終止、?が続く中、最後は女性の怖さとかしたたかさ、男女関係の縮図をみるような感覚を覚えた。ところどころで笑えるネタも含まれているのも良かった。
長いなと感じたけど、見終わってみるともう一度見てみたいと思えるほど、中身の濃い映画だった。
内容としては、ある日突然、嫁が失踪するところから始まる。失踪した嫁を捜すために、夫と妻の両親はwebサイトや捜索隊のボランティアを募って大々的に捜索するが、失踪後の家には不可解な点が多く、旦那がも容疑者として警察からマークされる事になる。またチャンス1〜3と書かれた紙が現場に残されている等、謎は深まるばかり。
ボランティアの人達をあつめて行われた決起集会の際に若い女性と笑顔で写真に写ったり、教え子と関係を持っていたりと、次々に旦那に不利な状況に傾いて行く。
失踪したと思われた嫁は実際はお金をもって田舎のモーテルで夫が捕まり事件のほとぼりが冷めるのを待っていた。ただ、嫁の方も思い通りにいかない。モーテルで知り合った男女にお金を取られ、無一文になる。小銭しかなくなった彼女は昔の恋人と連絡を取り、当面の生活を行おうとするが、実はその男はお金持ちになっており、まだ彼女の事が忘れられず、自分の別荘で彼女を監禁するようになる。
旦那の方は妹の近くの小屋から出てきた高級品や暖炉の中から出てきた凶器等によって警察から逮捕されることになる。弁護士を雇って、無実の訴えをしたり、妻への思いをテレビ番組を通じて訴えかけたりする。嫁は、旦那が浮気した事をきっかけに事件を起こしたが、監禁先の別荘でその訴えを目にした時に、自分が好きだった時の旦那が戻ってきたと感じ、監禁していた元恋人を殺害して、命からがら脱出してきたというような演出で旦那の元に戻るようになる。
事件はこれで終わったが、旦那は嫁とこれから結婚生活を続ける気持ちが無くなっているが、世間は二人を時の人として報道を続け、また嫁のおなかには以前に不妊治療をした時の旦那の精子を使用して、赤ちゃんが宿っていたため、腑に落ちない気持ちを持ちつつ嫁と結婚生活を続けて行く事になった。
想定外
ただのサスペンスだとばかり思ってました。
でもこの映画はただのサスペンスではなかった。
サスペンスから始まり、社会派ドラマ、コメディ、サイコスリラー、と様々な要素が垣間見れます。
映画の最中、ドラゴンタトゥーになんとなく似てるな〜って思ったんですけど、同じ監督なんですね。納得!
ドラゴンタトゥーはあんまり好きじゃなかったけど、こっちは結構楽しめました。
ドラゴンタトゥーよりえぐみを抜いてコメディ感が強かったのが良かった気がする。
不倫相手の女の子、エロ可愛かった。
最後に、こんな嫁だとわからないで結婚しちゃうのはダメだね。なぜ結婚する前に気づかない!(笑)と強く思いました。
予想外の展開に脱帽
『セブン』の鬼才デイヴィッド・フィンチャー監督がギリアン・フリンの同名ベストセラー小説を映画化したと言うことで、期待感を持って鑑賞。
想像をしていた展開と気持ち良く違う方に持って行くストーリーに真実味のある演技と演出が絶妙にマッチしてる。
自分の一番のみじかな妻と鑑賞をしていたが、これは面白い作品。
ネタバレにはなるが旦那可哀想!
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