ゴーン・ガールのレビュー・感想・評価
全607件中、481~500件目を表示
輝き続ける女って…
最後の「精子の放棄」や「親権をとられた」がどうのっていうところが、分からなかった…。
つくずく、一流?の女って、輝き続ける女って、こういうものかと思いました。
ベンアフレック上手いよなぁ~
とっても印象深い一本です☺
あら、や
最高のエンターテイメント
夢遊ぶ
この映画の全ては、冒頭部分と最後のエイミーの表情に表れている。この映画は全編、エイミーが「ごっこ遊び」に惚けるストーリーなのだ。
言っておくが、これは、よく映画評に出ているような「ミステリー」でも「サイコロジカル・スリラー」でもない。全く違う。
考えてもみてほしい。ストーリー全体にわたってリアリティがないことを。自分の描写だけではなく、周囲の者の描写も全てはエイミーの頭の中にある。
「ゴーン・ガール」。よく言えば、子供の頃の無邪気さを懐かしむ空想。しかし、時にそれは退行的な妄想さえも生み出す。
すぎ去った毎日は、今ここにはない。
「何か楽しい<ごっこ>は、ないかしら」、これが、本題だ。
嘘をつくのは子供の特権だし、子供はそれがバレるなんて思ってはいない。周囲の者は、いつも自分のことを中心に考えてくれていて、自分の思い通りにいかないものは何一つとしてない。もし、それがうまくいかないのなら、子供じみたお返しをするだけだ。
そもそも、登場人物は、すべてデフォルメされたキャラでなければならない。それが、私をひきたたせることに一役かう。その人物たちが、時に理解しがたい行動や矛盾に満ちた言動をとったとしても、子供の空想に首尾一貫たるものはない。責任などとる必要がない。
恋ごころごっこも、おてんば喧嘩ごっこも、<秘密の書>ごっこも、ガレージに<おもちゃ>を集めた男の子との秘密基地ごっこも、もういちど自分のことを見てくれる元カレとの恋愛ごっこも、そして遊びに飽きてのポイ捨てごっこも・・・きりがない。
一つ一つの出来事は溢れんばかりだが、その顛末が、意味を持って描かれる必要はない。
「宝探し」の旅というものは、そもそも、イベントのみが重要なのだ。
こうして、2時間半をかけて「アメイジング・エイミー」の物語に付き合わされてきたことに気づく。「アメイジング・エイミーごっこ」をした彼女の姿に、自分たちは振り回されていたのだと。
腹黒過ぎる!
最後でどんでん返しなストリートかと思っていたのですが、物語半ばから真相が明かされて少し期待しすぎたかなという感じがありました。
とにかく妻のキャラクターが強烈過ぎて、私には後味が悪い作品でしたね。
私は未婚です。
映画館で見て良かった
観入った
監督のファンで作品はほぼみたが、また新しいことをやってくれた。
作品途中でエイミーの失踪のネタばらしがきた時は、今回の方向性がはっきりして鳥肌が立った。
だがその分、過去の作品からこの監督に期待してしまう、どんでん返しは今回はない。
作品後の夫婦生活を想って、恐怖した。
パーソナリティ障害のお話
フィンチャー監督は精神病理的なものを扱う傾向にあるという認識でいますが、本作はまさに「演技性パーソナリティ障害」を猟奇性とともに描いていると言えます。
虚構を演じきることに全神経を集中し、その技術もまた卓越している。
厳格な父と華やかな母の影響を強く受け、幼少期から演じることで人格を形成している。
性的な魅力は高く、また自分の虚構を堅守するためにそれを有効に活用する。
しかし基本的な人間関係は浅薄であり、トラブルが絶えず、まともな結婚生活を維持することなどもっての外であるが、虚構を形作ることだけが人生の目的なので、不幸のサイクルを回し続ける。
エミリーは加えて知能がかなり高かったため、緻密なトリックを組み込んだ狂言を演出しましたが、私たちの周りにもこのような狂気性をはらんだ人間関係が、レベルの高低はあれど存在していると思います。
現代的な精神病理のひとつであるパーソナリティ障害のお話であるという理解をしました。
それにしても、ロバート・ゼメキスの『フライト』もそうですが、最近の「社会派ドラマ」と位置づけられる映画は、主題と違うところに宣伝広告のポイントを意図的に置いているような気がします。そりゃ、事前の予測自体を逸らしてるんだから、「意外な結末」になるよなーって、思ったりして笑
男は女の掌で道化を演じる
見終わった後、思わず苦笑いせざるを得ない映画であった。
つまらなかったからじゃない。
さすがデヴィッド・フィンチャー!
「ベンジャミン・バトン」「ソーシャル・ネットワーク」などヒューマンドラマでも才気を発するが、やっぱりこういうジャンル!と改めて思わせてくれる。
極上ミステリー!
苦笑いは、その内容に…。
結婚5年目の記念日に、突如妻が失踪。夫に疑惑がかかる…。
フィンチャーがこれまで手掛けたサスペンス/ミステリーはいずれもクセがあり、それらに比べたらおとなしめ…何の何の! 衝撃度もインパクトも引けを取らない。
単なる犯罪サスペンスと思って見たら、唖然とさせられる。
ある夫婦の闇。明らかになる驚愕の真相。
とにかくこの映画、色々語りたいのに、語り出したらネタバレしてしまいそうになるのが、嗚呼もどかしい!
あのオチは読めなかった。
とある批評で、本作はブラックコメディでもある、というのを目にした。
なるほど、客観的に見ればそう。だから苦笑い。
それでいてゾクッとするほど恐ろしい。
原作者(脚本も担当)が女性なのもまたリアル。
最初は夫ニックがベン・アフレックで合うのかと思う。しかし、見ていく内に彼でぴったりだと感じる。あの○○○面が。(失礼!)
妻エイミーのキャスティングが本作を成功させる最大の鍵。
それに関して言えば、ロザムンド・パイクは見事なキャスティングだったと言えよう。
柔和な美人のイメージある彼女が振り撒く魅力と、もう一つの顔…。
そのギャップが印象的で、これまでアクションやコメディの添え物ヒロインが多かった彼女にとっても、現時点でキャリア最高の役になった。
(当初キャスティングされていたリース・ウィザースプーンには悪いが…)
ニール・パトリック・ハリスやタイラー・ペリーを、それぞれ怪しい男や敏腕弁護士に配したキャスティングの妙。
ベンの妹役キャリー・クーンも好助演。
「ソーシャル・ネットワーク」から変わらぬ“デヴィッド・フィンチャー組”の手腕も注目。
映像、編集、音楽…全てが魔法のように素晴らしく、見る者を作品世界に引き込んでしまう。
この冬のベスト!面白かった。
いや、果たして“面白い”という感想が適しているかどうか…。
男性ならゾッとし、女性なら…?
アナタの傍に居る愛する人は、アナタと同じ気持ちですか?
開幕ワンカット目のエイミーの表情が、既にもう全てを語っている。
面白かったけど。
上映時間中、退屈は全くせず面白かったです。
サイコなエイミーと自業自得でブンブン振り回されるニック、
やればちゃんとできるじゃない!とばかりに、テレビに映るニックを見直して、戻ってくる所とか、面白かった。
事実よりイメージが優先される世論の暴走、それに応えて正義をかざして煽るメディアの愚かさ、暴力性に恐怖を感じさせ、
ベンアフレックは立ってるだけでダメ男っぷりを感じさせるし、ロザムンゾパイクの狂気がかった美しさなど、演技も素晴らしいです。
ブラックジョークも効いていて、笑うとこ多数。
エイミーがアメージングエイミーと両親からの期待を意識し、20数年育てられ、生きてきたため、役割を果たす、演じるということに強迫観念を抱くようになる過程も納得。
が、
野暮だとは思いますが、『こんなにうまく行くわけないやろ』という思いは拭えず、少し冷めてしまったのと、
エイミーが元から頭のおかしいサイコに見えて、
つまり、エイミーが特殊なのであって、これを結婚とか夫婦の恐ろしさって言われてもなー…って感じで、一般化して夫婦ってそういうものでしょ?とは思えず。
頭蓋骨を割って頭のなかを見たわけでもないのに、死が二人を分かつまで共に過ごすと神に誓った、お前の配偶者が『そう』じゃないって、どうしてわかるんだ?ということなのでしょうか?
自分を殺人犯にしたてあげて、目的のために人を殺しているサイコと、子供ができたからしょうがなくを装いながら、本心では『そばにいたい』ニックの心理、「サイコに魅入られた男」としてなら、わからなくもないけど、そこに、結婚とか夫婦っていうファクターをあまり感じなかった。
サイコ女とそれに魅入られる男の、なんだかんだでお似合いのカップルってことでしょうか。割れ鍋に綴じ蓋的な。
だから、離婚せずに結婚生活を継続するんだ、と。
生まれてくる子供が可哀相。毒親の連鎖、切れるといいですね。
私が未婚だから、フィクションに感じてしまったのかもしれません。
あと、あんなに行動力と頭のよさがあるなら、リーマンショックや出版不況でいったん職を失っても、あんなに経済的苦境に立たされる前になんらかの手をうてるんじゃないの?とか、
それ以前に星占い?人生相談?のライターという、本人的に不本意な、ライターとして二流と感じる仕事に甘んじ続けるか?とか…。
結婚、夫婦という闇を通りぬけて、サイコの才能がより大きく花開いたということなんでしょうか。
最初、思ってたストーリーと違ってた
全607件中、481~500件目を表示