ゴーン・ガールのレビュー・感想・評価
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数々の事件を連想してしまう
さすが、セブンの監督、最後のモヤモヤ感はハンパないです。
幼少期から完璧を求めて育てられると、こんなにも歪んでしまうんだと怖くなりました。
何考えてるの?
デビッドフィンチャー監督ということで、相変わらずの独り観。
映画冒頭から緊張感のある場面が続き、結構寝不足で観たのに、眠気を催さなかった。
予習をしてなかったことが幸いし、ストーリー展開の予想は全く裏切られる。最初はあんな嫌な奴だった主人公に最後は思いっきり感情移入してしまった。結婚って、こういうことなのね、と我が身振り返りながら、奥さんと子供に人生絡み取られつつ、何考えてるのと奥さんの頭を撫でる主人公の心情に思いを馳せた。
gone girlには、単に男性から憧れの対象だったり、親の期待どうりに振る舞ったりする、単なる少女から、自分で独り歩きできる女性に成長(?)したという意味もあるのでしょうか。
サイコパスへの成長という点では、昨年のイノセントガーデンも同系統で、最初と最後のシーンを一緒にするも、その意味合いは全く変えるという手法も同様か。
大した数みてないが、今年一番の収穫かなあ。面白かった、です。
予想外の展開に驚きの連続!
途中までのあらすじは紹介で知っていたが、思いもよらない話になっていき、参りました! いろいろなタイプの女の人が出てきて、そこも興味深いが、何よりもエイミーに脱帽! 頭がよすぎる。そして怖い。最初、夫側からと妻側から両方から描かれていき、どんな結末になるのか自分なりに想像していたけど、まさかねぇ~、こんな話になるとは・・・ 夫婦って難しいな。そりゃあ、お互いの全部わかりあうのは無理だと思うけど、ふたりともあんなことを腹の中では考えていたとは・・・ 表面だけではわからないものです。気に恐ろしきは女なりけり。
力みっぱなしです!
惹き付けられました。
名匠デビッド・フィンチャー監督の最新作。
さらにベンアフレック主演とくれば、嫌がおうにも期待は膨らみます。
ただし、ネタバレ厳禁の作品です。
心底楽しみたい方は、事前情報を一切シャットアウトした方が良いと思います。
全体的に小さくまとめつつ、謎が謎を呼ぶサスペンス展開は見事でした。
情報を小出しにして、観賞者を作品の世界観に引き込み、物語の進行に同調させる演出は素晴らしいです。
『真実と本質』が、じわじわと見え出てくる…そんな体験が出来ました。
観賞中はずっとモヤモヤして、先が気になって仕方がなかったです。
この吸引力だけでも、至高のエンターテイメントと評価します。
細かい事を言えば、警察の存在が弱すぎます。
警察を『強者』としての描写があればこそ、一介の○○が、警察と観賞者を手玉にとり、欺いていくクライマックスのカタルシスも倍増するのでは?
多少無理な展開もありますが、あくまでもラストの為の布石です。
そして、自分の中に後味の悪い何かを生み出し、肯定・否定の答えを出すのが難しい作品です。
良い意味で、二回目の観賞は面白さが半減してしまいますね。
人間不信になりたい方にオススメです。
先の読めない展開と意外な結末!
妻の失踪事件の謎解きがメインかと思いきや、意外な方向へ。
先の読めない展開は、とてもスリリングで面白く、2時間超えの映画だが、飽きずに観れた。
はたして事件の目的は達成されたのか?
結末の後味の悪さが、じわじわと来る。
輝き続ける女って…
最後の「精子の放棄」や「親権をとられた」がどうのっていうところが、分からなかった…。
つくずく、一流?の女って、輝き続ける女って、こういうものかと思いました。
ベンアフレック上手いよなぁ~
とっても印象深い一本です☺
あら、や
だ、じゃないや、題名から勝手に内容を想像してはいけない作品ですねえ。無理だけど。
さて私は、2回も観てしまいました。というか観させられたというほうが正しいと思う。現実、私は無事?離婚できたので、ある意味ハッピーエンドだったのですが、この作品の結末ときたら・・・。ニックぅ(泣)
なーんて、同情するかっ。
男と女って、おもしろい!
そんな映画でしたよ(*^^*)
最高のエンターテイメント
ぶっちゃけ2014年ベスト級だし、単純に観てる間の面白さで言ったらずば抜けていた。
ネタバレ一切無しで書くとなると難しいけど、本作の面白いところは序盤でコツコツ描かれる、出会いから新婚を経た夫婦が倦怠期を迎える様子が中盤以降の視点の切り替わりにより飛躍し、物語が別方向にシフトしていくところ。
このフィクション性が急激に増す過程の高揚感は本当に筆舌に尽くしがたいし、映画館通ってて良かったなと思ったレベルなので再上映などあったらそこで是非観て欲しいです。
こんな話を他人事として、最高のエンターテイメントとして無邪気に楽しめる自分を笑っていいのか恐れていいのかよくわかりません。
夢遊ぶ
この映画の全ては、冒頭部分と最後のエイミーの表情に表れている。この映画は全編、エイミーが「ごっこ遊び」に惚けるストーリーなのだ。
言っておくが、これは、よく映画評に出ているような「ミステリー」でも「サイコロジカル・スリラー」でもない。全く違う。
考えてもみてほしい。ストーリー全体にわたってリアリティがないことを。自分の描写だけではなく、周囲の者の描写も全てはエイミーの頭の中にある。
「ゴーン・ガール」。よく言えば、子供の頃の無邪気さを懐かしむ空想。しかし、時にそれは退行的な妄想さえも生み出す。
すぎ去った毎日は、今ここにはない。
「何か楽しい<ごっこ>は、ないかしら」、これが、本題だ。
嘘をつくのは子供の特権だし、子供はそれがバレるなんて思ってはいない。周囲の者は、いつも自分のことを中心に考えてくれていて、自分の思い通りにいかないものは何一つとしてない。もし、それがうまくいかないのなら、子供じみたお返しをするだけだ。
そもそも、登場人物は、すべてデフォルメされたキャラでなければならない。それが、私をひきたたせることに一役かう。その人物たちが、時に理解しがたい行動や矛盾に満ちた言動をとったとしても、子供の空想に首尾一貫たるものはない。責任などとる必要がない。
恋ごころごっこも、おてんば喧嘩ごっこも、<秘密の書>ごっこも、ガレージに<おもちゃ>を集めた男の子との秘密基地ごっこも、もういちど自分のことを見てくれる元カレとの恋愛ごっこも、そして遊びに飽きてのポイ捨てごっこも・・・きりがない。
一つ一つの出来事は溢れんばかりだが、その顛末が、意味を持って描かれる必要はない。
「宝探し」の旅というものは、そもそも、イベントのみが重要なのだ。
こうして、2時間半をかけて「アメイジング・エイミー」の物語に付き合わされてきたことに気づく。「アメイジング・エイミーごっこ」をした彼女の姿に、自分たちは振り回されていたのだと。
腹黒過ぎる!
最後でどんでん返しなストリートかと思っていたのですが、物語半ばから真相が明かされて少し期待しすぎたかなという感じがありました。
とにかく妻のキャラクターが強烈過ぎて、私には後味が悪い作品でしたね。
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