ゴーン・ガールのレビュー・感想・評価
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後半は体が固まってしまった
ネタバレしてしまうと面白さが半減すると思うので、あまり内容には触れない様に心がけます。
ジャンルはサスペンスです。それも直球の。
主人公の不気味なナレーションから始まり、早い段階で妻が失踪します。
そこから過去の話などを盛り込んで、ラストへと繋がって行きます。本編148分ですので、時間潰しには少々長いと思われます。
ですが、長い本編が短く感じるほど無駄なシーンが無く、冒頭からラストまで釘付けになります。
映画を観ていて口がポカーンと開いたままだったのは久しぶりでした。後10回位観に行っても悪くないです
。
デイヴィッド・フィンチャーはSFでは花が咲きませんでしたが、(個人的には好きなエイリアン3)このようなサスペンス・ヒューマンドラマではなかなかの腕前だと思います。
R-15+指定のため、流血シーンや性描写、セリフなどが出てきますが、下品に撮っていないので不快ではありません。
ただ、恋人や結婚間もない夫婦で観に来るのは自殺行為かと思われます。
3回楽しめる映画
3回観れるというわけではない。
強いていえば楽しんで観れるのは、1回、多くて2回だと思う。けど、その1回目となった今回、それはもう楽しませてもらった。
トレーラーは観ずに行った。
予備知識はほぼなく、友人からは「奥さんが殺されて主人公が犯人に仕立て上げられそうになる映画」とだけ聞いていた。
映画を観終えてから改めてトレーラーを観ると、確かにその通りだった。
一方で、観終えた後だからこそわかる「なるほどな」と思えた点が2点。一つは、トレーラー最後の方に出てくる「あなたは愛する人のことをどれだけ知っていますか?」の文字、そしてもう一つ、最後に出てくる奥さんの何か含みのある表情。
最初に書いた「3回楽しめる」は、2時間の枠の中で3種類の映画を楽しめるという意味で書いた。
1回目は、主人公が犯人だと疑われ続け、観ている側としても主人公が犯人なのか、いややはり別に犯人がいるのかといったよくあるミステリー映画の展開。
2回目は、犯人が誰かわかってから、その犯人が主人公と顔を合わせるまで。
そして3回目は、残りのシーン。
それから、映画の魅力としては、もう一つある。
それは「メディアに簡単に左右されてしまう人々の姿」
会社でも学校でも、友人にしろ芸能人にしろ、
周りの力で自分の存在がいつの間にか勝手なイメージに書き換えられることはごくありふれたことなのではないかと思う。
この映画ではそれを極端に描いただけに過ぎないのではないか。
そう思うと、ちょっと笑えた。同時に怖くなった。
おいおい、ベンまでもろくでなしかよ。
みんな、ろくでなしばっかじゃん。
双子の妹くらいだよ、まともなのは。
上っ面ばかりで体裁を意識する、キリスト教徒にありがちな、いやみなアメリカ人ばかりが出てくる。
感涙を期待する前半(それは無理)、事件の主役の本性に驚愕する中盤、勝手にやってろよと匙を投げてしまったラスト、て感じか。
そんななか、主題歌、コステロの『she』が効果的。人間の虚栄や欲やだらしなさを、あのメロディがなぜか浄化してくれてるかのように感じてしまった。
クソストーリーにあの音楽を持ってきたあたりが確信的で、その狙いは見事に思えた。
・・・と、書いたが、本編に『she』は流れていなかった??予告編だけ??だとしたら、すごいインパクトだったのか。
イイねぇ!
彼女はなぜ失踪したのか?
ずどーん
ゴンゲー!
ずーん。
最後にずーーーん。。とは、なります。
けど、考えるのが好きな人にはお勧めしたいところです。
人間の感情・心理を描写しながら展開する作品。人間ここまでできるのか?をギリギリまで、現実的に描いている感じがして、終わった後に話せる仲で観に行く、もしくは1人でじっくり観に行くことをお勧めします。
恐っ!!長っ!!
現代の世相を切り取った傑作
いまひとつ納得できなかった
観客を飽きさせず、最後まで見せ切ってしまう手腕は評価したい。
でも、いかにも大掛かりなトリックが素直に受け入れられなかったので、物語に入り込めなかった。
正直、これほど評価が高い理由が、いまいちよくわかりませんでした。
欺瞞から恐怖へ
一番の理解者であった夫婦が、一番遠い存在になってしまった。
欺瞞に満ちた夫婦の家庭を描いた映画は何度も見たことがある。
この作品は、欺瞞を通り越して、人殺しの妻と一緒にすごさなければならないという恐怖を描いた。こんな映画は観たことがない。
エイミーというレクター教授を超える新たなサイコ人間の誕生に恐怖と共に興奮を覚えました。
女って強い
やばい映画ですね。
主人公が世間からの好感度をあげるため、インタビューで頑張るシーン。顔が違ってて、印象的でした。
途中、これは感動系か?愛の話なのか?と思ったのですが、ラストがモヤっとしてて…
やっぱり怖い映画だなと感じました
この監督独特の雰囲気がありますね
私はこの監督の映画はあまり好きではないかも
ゴーン・ボーイ。
巷では「恐ろしい夫婦」のことをゴーン・ガールって言うそうで、
あぁ怖い。全く笑うに笑えないシチュエーションながら、こうも
真っ黒なジョークに満ち溢れた作品を観ちゃうと溜息すら出ない。
ネタバレ厳禁!っていわれてますが、
予想よりうんと早くネタはバラされます(爆)ので、そっから先が
今作の真骨頂!といえるサスペンス劇場の幕開けでドロドロリ。
ところで、今作で一番の被害者は誰なんでしょう。。
夫のニック?妻のエイミー?それとも…あまりに可哀想な??
昔から夫婦喧嘩は犬も食わない。とか、仮面夫婦。とか、特に
ゲーノーカイではこんな決闘が頻繁に繰り返されているのでは。
それ見たことか!な感想を持つのは女性の方なんじゃないかと。
(馬鹿な男ほど、女を怖い~怖い~って言ってるようですが)
そもそも男女の出逢いなんてまだお互い何にも見えてないんだし、
付き合っている頃はラブラブだけど…時が経てば…だんだんと…
って相手の本性に気付くのはお互い様なだけに、どっちが正しい
なんてことはないので、忍耐!我慢!許容!調和!のち憤慨。
というのも至って普通。絶対に許せない過ちを犯したけど夫婦、
というカップルもいれば、たった一度で即離婚!もあるわけで。
様々なパターンや迷惑夫婦を見たり聞いたりしている身には、
そう珍しい展開(スリラー部分を除いて)ではなかった感じが。。
じゃあ何がいちばん怖いかというと、失踪妻の完璧な人間像を
創作してしまったあの両親の偏執ぶりと、アホ兄に振り回される
金運も男運もない妹と、あれだけ尋問捜査してその結果かよ?と
ニックでなくても呆れ果てる警察と、そして最後の…あの御方。
あぁゴーン・ガール。R・パイクが巧すぎるんで怖いっちゃー怖いん
ですけど、今作自体が中盤から思いっきり風刺喜劇に入るんで、
映画らしさとか余韻とかそんなものを感じるような作風じゃない。
私はもう、あーあーって呆れ返って観ていました。バカップル~。
(他人を巻き込むのだけはやめましょう。家族内で解決しなさい)
スリリングな展開はさすが
冒頭に最後のシーンをもってくるパターン。鉄板ながら興味をそそりますよねー。
人間模様で2時間40分をもたせるのもすごい。
思ったこと箇条書きしてみます。
猫は一体何の役割だったのか?
・カメラを流す事で退屈を防ぐ役割があった
・昼ドラ的なおもしろ要素
・金を盗まれたのは凡ミス?
・銃のくだりで刑事が頭にひっかかったのは女としての立場から?
・回想か妄想か微妙な回想シーンで惑わす
これぐらいの作品、日本でも作れたらなぁ。
監督の作品だなぁって伝わる。
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