「結婚は墓場ってレベルじゃねえぞ!」ゴーン・ガール みーやさんの映画レビュー(感想・評価)
結婚は墓場ってレベルじゃねえぞ!
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女って怖い・・・。そう痛感させられるのがこの映画。
デヴィットフィンチャーならではの暗い画作りが相まって落ち着いた印象を与えるとともに観ていると気持ちがどんどん暗くなり、この作品にぴったりだった。
ストーリーは奥さんが生きてることや壮大な復讐劇だということは途中で推測できる。ここで終われば二流の映画だが、そこはさすが
デヴィットフィンチャー。常にこちらの2歩3歩行く。奥さんが家に戻ってからの怒涛の復讐はもはや完全にサイコパスだ。最後は冒頭のシーンに綺麗に繋がり本来ならすっきりするはずなのだが、これからの主人公のことを考えると胸糞悪すぎてもやもやする。
私的に思ったことだが序盤で妹と人生ゲームをするシーンがこの作品を表しているようにも思えた。セリフにもあったがまさにそれは哲学であり、人生そのものなのだ。まるで主人公の人生ゲームをこちらが観ているという構図になっているようだった。映画の内容からしてそれはそれは酷いマスにばかりあたったんだろう・・・。
とにもかくにも結婚は慎重に選択しようと痛感させられた。人生ゲームのルーレットは止まってくれないのだからね。
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