「本編は怖っ!結末は恐っ!」ゴーン・ガール ルナルナさんの映画レビュー(感想・評価)
本編は怖っ!結末は恐っ!
デビッド・フィンチャーの映画が好きかと聞かれたら、答えはNOである。けれど、観らずにいられない。
秀逸なストーリーと演出、軽妙なテンポ、練り込まれたキャラクター、そして意表を突く結末。それは、いつも予想を裏切り、まるで胃に鉛を流し込まれたような重い余韻を残す。
映画の何たるかを存分に知り尽くし、観る者に大いなる充足感を与えてくれる。まさに、鬼才なのである。
今作も、然り。前半は、何か起きるぞ〜というハラハラ感でグイグイ引き込まれ、中盤にあっさり種明かし。えっ、これでラストどうするのよ?と思っていたら、そんな結末とは⁉︎怖すぎるでしょ‼︎
しかも、回り回って振り出しに戻っただけで、むしろエンディングのその先を思うと、もっと恐い……
作中、国中が彼女に同情してる中、「こいつ性格悪い女に決まってる」と街中のあばずれにサラッと言わせる憎い演出!
いや〜面白い映画でした。
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