「気分は悪いがなんかものすごい」ゴーン・ガール chibirockさんの映画レビュー(感想・評価)
気分は悪いがなんかものすごい
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冷静に、抜かりなく、臨機応変に、人間の心の動きを巧みに利用し、合法的に復讐しながら自らの信者を得る…。
頭切れる人が狂気をむき出しにすると、こうも怖くなるものか。
そしてマスコミの報道ひとつで右へ左へいとも簡単に流されてしまう群衆心理。これも怖いです。
あまたの人間を騙しまくったロザムンド・パイクはもちろん、言い逃れしきれないミスを犯したパッとしない夫を、パッとしない風の演技で演じきったベン・アフレックをはじめ、下品さ炸裂のTV番組のホスト、凄惨な殺され方した哀れなドギーハウザーといい、役者陣がよかったです。
あとNINの音楽も。
鑑賞後はだいぶ気分が悪いけど、なんかすごい作品。観てよかった。
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