「キャッチコピーがなんて皮肉」ゴーン・ガール DLAさんの映画レビュー(感想・評価)
キャッチコピーがなんて皮肉
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「本当に大切なものはいつも失って初めてわかる」の言葉通り。
確かに失ってから気付いた。でもそれで二度と繰り返すまいと誓って紆余曲折あって再会の熱い抱擁を交わすなんて、ありがちなラブストーリーじゃあ勿論無い。
夫婦揃って職を失ってからうまく行かなくなった二人の、最後の一つの答えの出し方が凄い。
冒頭は妻エイミーの謎多き失踪事件。これは設定としては至って普通。
そして幸せだった頃の二人の過去を絡めながら、現在は妻がどんな人物かも知らない夫に観てるこっちまで不信感を抱かせて、さながらゴールが霧の向こうに閉ざされて見えないユラユラ揺れる吊り橋を進んでいるかの様な気分がずーーーーっと、続く。これがまたえらい心臓に悪い。
全く真相が見えないまま来た所で、今まで見ていた妻の顔が段々おかしくなって。。
事件は一応解決するんだけど、ロザムンド・パイクのクールビューティーな妻の顔が、これからまた何か起こりそうな余韻を残していて、、、凄く怖い!!!
観終わった後も心臓をぎゅうぎゅう締め付ける秀逸な「殺人事件」。
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