「結婚とは」ゴーン・ガール kuさんの映画レビュー(感想・評価)
結婚とは
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序盤から中盤にかけてのお話はよくある話といえばよくある話。 彼にすべての疑惑が向き、みている方はそれに振り回されつつ、もうひとつの可能性を疑い始める。
そのとおりの彼女の告白、ことの経緯、まさかこれで終わらないよね?と思ったとおり、そこからがこのお話の面白いところでした。
すべてがうまくいくはずだったのに、お金を奪われてから異常さに拍車のかかった彼女はとても不気味で、なのになぜか凛として美しかった。
一番最初と最後のシーンも、同じなのに、まるで別人のようなオーラを彼女は放っていました。
ただ疑問点も少々。
失踪してからなぜ彼女はそんなに逃げられた?行く先々のカメラや、店員が見ていてもおかしくないし、ましてや有名人ならアメリカの捜査でなぜまったくわからなかったのだろう。
これだけヒーローヒロインになった夫婦の裏にある真実を追求したがるジャーナリストのひとりふたりいてもおかしくないはず。皆が大団円を受け入れているのも何かリアリティに欠ける。
まあでもその疑問点も目を瞑ってみられるくらい、緊張感のある2時間ちょっとで、
ラストもとことん 叩き落としてくれるので、面白かったです。
愛し合った そして憎しみ合い支配し合う それが結婚よ
というエイミーの言葉にはなんだかとても説得力がありました。
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