「後味の悪さは1級品!」ゴーン・ガール M.Kotaroさんの映画レビュー(感想・評価)
後味の悪さは1級品!
「セブン」ほどの衝撃はないけれど,それでも十分スリリングな作品。失踪したはずの妻の素性が徐々に明らかにされる過程は実に見応えがあって,とにかく怖い。
二転三転する展開に「最後はどうなるんだろう」と思って見入っていたが,結局問題は何ら解決されることなく大いなる火種を抱えたまま終わる。すっきり感は皆無で後味が悪いことこの上ないが,それでも消化不良という印象は一切ない。その意味では質の良いサスペンスに仕上がっていると言える。
コメントする