チョコレートドーナツのレビュー・感想・評価
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愛の形は様々だ
この映画のを観て愛の形は様々だと感じた。そしてその愛を誰も取り上げる権利はないはずだ。この映画を観ている間、温かさ・楽しさ・悲しさ・怒り・悔しさいろんな気持ちにさせられた。現在でも同性愛者への差別や偏見はなくならない。でも自分はどうだろう無意識に偏見の目とかで見てないだろか?と反省もできた映画だった。
最後のポールがみんなに宛てた手紙の内容がまた辛い。色んな記事の中の小さな記事、誰も目に止まらないような小さな小さな記事にマルコの死が書かれている。誰も気にも留めない1人の人生を、本当の家族を超えた愛のある家族をどうして壊すのだろうと悲しさとやりきれない思いでいっぱいになりました。
でも、マルコやルディ、ポールにとってかけがえのない時間で本当の家族だったと思う。ルディの歌声にはとても感動した。声に気持ちをぶつけてて心打たれました。
マルコの笑顔を見てください。
マルコの愛らしい、キュートな笑顔を見るだけで、暖かい、幸せな気持ちになれます。
ルディの歌声も素敵です。
最後は悲しい結末がありますが、
途中までは、温かくて、幸せで…
差別の問題は、重く受け止めるべき問題です。でも、実話を基にして作られた作品なので、本当に最後の結末のようになってしまったかは、分からない。なりうるけれど、信じたくない。現実は甘くないと、分かっているけど、きっと、違うと私は信じたい。
あまりにも、悲し過ぎるので…
切ない真実の愛。
ルディーの最後の歌が沁みる。。最後のChapter何回も見返したT^T マルコが亡くなったこと知らせる手紙の、"マルコ loved happy ending"も切ない。。ふたりの本物の愛が伝わる映画でしたー。親に薦められてみたけど納得!にしても歌で聞かせるアランカミングも凄い!名演( ; _ ; )/~~~
素敵だと思ったのは、僕が男子校出身だから、だけじゃないはず。
東京都渋谷区で同性のカップルが夫婦として認められるという動きがあったということは記憶に新しい。芸能界にしろ映画にしろ音楽にしろホモやレズについて肯定的に好意的に(好奇的に)表現されているものもよく目にする。
だがこれは世間が彼らに対する差別の色眼鏡を外したと言うことには決してならない。僕自身、もし自分の身近な人が同性愛者であった時変わらず接していられるかと問われると返答に窮するだろう。18年間一般人として生きてきた僕は、どこかで、彼らを(彼女らを)異常だと判断してしまっているのかもしれない。
しかし本作で描かれるのはその同性愛者たちによる、どう見ても美しい真実の愛と絆、そして醜くて惨めな僕らの常識である。
劇中、胸を打たれたシーンがいくつもあった。
まず、ルディが「ドーナツは体に良くない」という場面である。一瞬、本物の母親は彼なのではないかと錯覚するほどに彼の子供(しかし赤の他人だ!)に対する無意識の愛を感じた。
マルコの監護権を審理する裁判で証言した調査員にも震えた。初めは明らかにゲイカップルに対して懐疑的であった彼女が、法廷でははっきりと素晴らしい両親だと断言する。僕は思わず拍手してしまった(涙を流しながら)。
そして最後。ルディが歌いあげる歌詞は僕にとって救いとなった。any day now. . .そう、もうすぐだ、本当の意味での理解まで、もうすぐそこまできているはず、と思えた。何の罪もない男の子の命を奪ったのは、世間の常識と偏見であると最後には皆んな気づいたはず(もう遅かったのだけれど)。
それでも僕は本当の意味での同性愛理解はできなかった。男性同士のキスにはぎょっとして、抱き合うシーンは目を背けてしまったほどだ。ただ、本当に楽しそうと思ったし、彼らの生活は一般的な恋愛と変わらない、とても魅力的なものだった。
しかし理解しようと努力したことは無駄だっただろうか。そもそも躍起になって彼らを理解しようとしたのはなぜだろう。その時点で僕は彼らの人間性に惹かれてるのかもしれない。ただいちゃついてるだけなにに、周囲の人間たちはどうして彼らを認めないのか。いや、本当の意味での理解なんて彼ら二人ができていればいいじゃないか。そんなことも考えさせられた。
ここまで絶賛しておいて星5に達させなかったのはなぜかと思うかもしれない。
それは僕もマルコと同じく、どんな物語にでもハッピーエンドを求めてしまう、チョコドーナツ好き男子だからである。
泣けました
最初から話に引き込まれてあっという間に見終わってしまいました。
母親がどんな育て方していようとこれまで介入することなかったまわりの役人たちが、ゲイカップルが育てているってだけで過剰に反応して親として相応しくないから施設に入れろという…検事局時代のボスがなぜあそこまで目の敵にするのか…差別の根強さを感じました。
ラストに衝撃を受けました
親権を考えさせられた
生みの親より育ての親。
愛情をどれだけ注げられるか。
マルコへの愛情はいつ芽生えたのかちょっと唐突な部分もあったが、親権問題について考えさせられた。
ぼろ泣きしました。
いい映画だったとは思うのですが…
現在では考えられない、ゲイ差別を扱っています。
ただ現代でもしもゲイのカップルが養子を迎えて育てようとしたら?
恐らく「子供に悪影響が」と言い出す人は沢山いるんだろうな、と思います。
ともかくとして。
ちょっと主人公のルディに感情移入が出来ませんでした。
ルディ自身が感情的でカッとなりやすく、賢くはありません。
「あーなんでこのシーンでそんな風に怒鳴るかな…」
と思いながら観るせいで、面倒な人物という印象を受けました。
どちらかといえばポールの方が理解しやすい人物です。
でもルディの温かい性格がネグレクトにあったマルコを引き取ることにつながってるんですよね。
いい映画なんですけど、ラストにうるっと来たんだけど、
後一歩という印象でした。
愛情が深い
弱者は打ちのめされるだけなのか!と暫く動けなかった。隣の男の子を何も考えず引き取る事に、今までの映画だと最初は鬱陶しいけど、一緒に暮らすうちに愛情が深まるというのが展開としてあり違和感が湧きそうだけど、ルディの愛情の深さに何の違和感もなかった。ダウン症だとか外見がどうだろうと彼には関係ないのだろうな、そこに困った人がいたら手を差し伸べる事に理屈はいらないという彼の態度に感動した。社会的に弱い立場でも、好きなように生きて正しい事をやってるのだから堂々としてたら良いのだという姿勢は誰よりも男らしく美しくかった。
そして健常者はイメージに囚われて自分の正義を振りかざして誰よりも弱かった。
今がルディの言う解き放たれた世界かどうかは分からないけど、少しでも差別がなくなれば良いと思う。
マルコの15年の人生で幸せが一瞬だったのかと思うとただただ辛い。
(´・_・`)もう一息
高評価で劇場で見に行こうと思っていたけど、映画館が少なくDVDで見ました。
俳優の演技や内容はいいと思うんですが、DVDにするのに何処かカットしてるのかと思うぐらい中途半端な展開と思いました。
最後、親権を奪われたゲイカップルはダウンの少年をてばなしてしまい、その少年は事故で死んでしまうんだけど、肝心のところが描かれておらず、みんなこの映画どこで泣いたんだろうと不思議に思えました。がしかし俳優の演技はよかったのが救いと途中少年と海辺で遊ぶシーンはよかったかな。
泣けた・・。涙の波に浸る・・。
予想以上に泣きました。
涙をこらえることができないくらい・・心にずっしりくる。
マルコが知的障害であるためか?
マルコの母が薬物依存で育児放棄しているからか?
ゲイだからってマルコをひきとれないからか・・?
全編を通して泣ける。涙が波のように押し寄せてくる。
音楽もとてもいい。映像にマッチしていて世界観が出ていた。
ラストは衝撃的で・・・言葉を失った。鳥肌も立った・・。
障害をテーマにした作品は今まで何作か観てきたが・・
今回も考えさせられた。マルコが望む「ハッピーエンド」なストーリーではなかっただけに・・・このワードが皮肉にさえ捉えられた。
劇場で見逃していたので、DVDリリースが本当に嬉しかった。
皆さんにもみて心に沁みる何かを感じて欲しい作品です。
おススメできます(*^^)vぜひ。
社会からはじかれた人達の愛情ストーリー
私にはマルコと同じダウンの兄がいるので、マルコの視点から映画がみれた。
結局はラストは残酷だったけど、リアルだった。みんないい映画とは思っても、現実のダウンの子に送る視線は冷たいし。
これまでどこかで愛情をもらいそびれちゃった人の方が、愛情深くいれるのかも。
映画は始めから終わりまで涙がぼろぼろ。ラストの手紙での締めくくりも、わざわざ記事の切り取りをおくりつけるところも、とてもすっとした。
忘れられない映画
哀しい最後
じわじわと愛情を感じられる温かい映画でした。てっきりハッピーエンドになるんだと安心しきって見てたら、最後があの結末。哀しすぎるよー
主人公は空虚な気持ちを抱えたまま生きていくんだろうなぁ。
素晴らしい歌声の理由
ルディは苦しんだからこそ他人に優しくなって、優しさ故にまた傷つく。
でもだからこそ人を感動させる歌が歌える。
そういう生き方は苦しいけど、凄いと思う。
苦しんだ分、他人の苦しみが解る。
僕が他人の為に闘うにはあとどれくらい苦しむ必要があるのか、まだ想像も出来ないけれど、僕もルディみたく真っ直ぐに生きよう。
そんな気分にさせてくれる。
明日からまたいつもの生活に戻るけれど、いつか苦しい時に時にはルディを思い出せれば良いなと思った。
凄いCGも、世界的名優も居ないけど、人に勇気を与えてくれる。
久しぶりに本物の映画を観たって感じがした。
永遠には続かない幸せな日々
ルディとポールの2人の感情や、マルコに対する感情の移り変わりが唐突すぎるなって印象はありますが、ルディの愛情の深さや、一見情が無さそうに見えて、今何をすべきかを冷静に考えて行動に移すポールに心が動きました!
それに比べて部外者は、マルコの為と言いつつも上辺だけで、差別意識の方が勝ってしまい、まっとうな判断が出来ず結局マルコが被害者に・・・
3人で暮らした幸せな日々が永遠に続けばいいのにって思ったけど、そういうのっていつか終わってしまうんですよね。
ネタバレ注意
ゲイのカップルとダウン症の子供が家族として過ごす幸せな時間、不純な私は、そこでもう、いつまでも続かないと思え、美しく儚げな姿に悲しくなりました。
何故いけないの?難しいから見捨てろと言うの?と当たり前の正しさをストレートに発するルディの言葉が胸にささるようでした。
最初は、男っぽいルディの女装に違和感を覚えましたが、女性らしい仕草、感情の表現に、女性としか見れなくなっていきました。
最後の結末の伝え方が静かで、余計に悲しく、劇場では泣き声が聞こえました。
感動しました。
"気持ちよく泣ける"ほっこりいい話ではなかった。多くの人に見て欲しいです。
見る前は評判の高さを聞きつつも、お涙頂戴の、あざといほっこりいい話じゃなきゃいいな、などと斜に構えていたところがありました。
確かに後半は泣きっぱなしでしたが、愛と、偏見と戦いつづける強さの話で、感動しました。
マルコの最後の結末がやるせなすぎますが、逆に創作された物語だとあの結末はたぶんなかったはず。現実の残酷さを浮き彫りにしています。
ゲイの話だからや、鑑賞前の私のようななんとなくの印象で、作品選びの選択肢から外しているなら、是非劇場で見て欲しいです。
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