「愛情が深い」チョコレートドーナツ 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
愛情が深い
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弱者は打ちのめされるだけなのか!と暫く動けなかった。隣の男の子を何も考えず引き取る事に、今までの映画だと最初は鬱陶しいけど、一緒に暮らすうちに愛情が深まるというのが展開としてあり違和感が湧きそうだけど、ルディの愛情の深さに何の違和感もなかった。ダウン症だとか外見がどうだろうと彼には関係ないのだろうな、そこに困った人がいたら手を差し伸べる事に理屈はいらないという彼の態度に感動した。社会的に弱い立場でも、好きなように生きて正しい事をやってるのだから堂々としてたら良いのだという姿勢は誰よりも男らしく美しくかった。
そして健常者はイメージに囚われて自分の正義を振りかざして誰よりも弱かった。
今がルディの言う解き放たれた世界かどうかは分からないけど、少しでも差別がなくなれば良いと思う。
マルコの15年の人生で幸せが一瞬だったのかと思うとただただ辛い。
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