グランド・ブダペスト・ホテルのレビュー・感想・評価
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おもちゃ箱の中の殺人事件
ウェス・アンダーソンはやっぱり何回観ても苦手。だけど、何かしらに煽られて観てしまう。
苦手な部分は無機質な台詞回しと建物や部屋を真正面から撮り続ける固定カメラに最初は面白いなぁ芸術性をビンビン感じるなぁと思うのだけど、飽きて眠くなってくる。
その点今回は殺人事件という事で、展開も早くて景色もコロコロ変わって飽きなかったけど、それでもやっぱり苦手だったなぁ。
良い台詞もあるし、記憶に残しておこうと思うのだけど、淡々とした台詞回しの中で流れて行ってしまう。
面白くないというより、単純にウェス・アンダーソンの芸術性に追いつけてないなぁと凹む。あとはやはり相性の問題かな…(^_^;)
いきなり無味な感想で申し訳ないのだけれど、娯楽映画として最高だと思...
いきなり無味な感想で申し訳ないのだけれど、娯楽映画として最高だと思う。ミニチュア感のでた撮影方法もコロコロ変わるカットも疾走感というかてきぱきしたキャストたちの動きも面白くて、ただぼーっと見ながらでも飽きのこない映画だった。銃撃戦なんかは声あげて笑っちゃったし。
アガサ役のローナンはハンナの時から可愛いなあと思っていたのでまた見れて嬉しかった。顔のあざもキュートで、素敵だなあって。
また見たい。
ぐんぐん引き込まれる
純粋に面白かった。映像の美しさと華やかさ、愛あり笑いありテンポの良い展開で最後まで飽きることなく、あっという間に終わった感じです。
難しいこと抜きで純粋に楽しめる作品だと思います。
出てくるもの、人のキャラクターが全部可愛い! 銃撃戦や脱獄も全てコ...
出てくるもの、人のキャラクターが全部可愛い!
銃撃戦や脱獄も全てコミカルになってるし、テンポがいいから気軽に見れる
アガサとゼロも可愛い
A!芸術の極み☆
・W.アンダーソン(監督)特有の芸術性☆
・色の使い方、カメラワーク、音楽最高(*^^*)
・演技も全員抜群!!(主人公に至っては初演技なのに…すばらしいww
・ユーモアも、台詞も、流れも良く出来てる!
・純粋に見てて楽しかった*\(^o^)/*
・ぜひぜひ時間ある人は見ましょーー!!
ツイッター: Joey_movies
フォロー待ってます(*^^*)
劇場じゃないからかな?
劇場で見たかったけど見れなかったのでwowow鑑賞。
もしかしたら劇場だと笑いが出てたのかな?
突っ込みどころは満載。
色は鮮やかやったけど終わってみれば赤と紫のイメージしか残ってない…
何回か見ると色んな発見が有りそうな作品でした!
第一印象は★少なめです。
淡々と進む中で
作品の作りそのものが淡々と、熱いものを描いていた。
一瞬矛盾を感じるがその矛盾がまた さらなる面白さを呼んでいたと思う。
時制も変化していき なにより、技術面ではあっぱれ!
劇中で使われているあの奇妙な色合いもさらに面白さを引き出していたと思った。
キッチュで切ないホテルの想い出
かれこれ半年前に観てものすごく気に入ってたのだが、
バタバタしてるうちにレビューを書き損ねていた作品。
アカデミー賞4部門受賞!のニュースで思い出した次第。
もはや細かいシーンは思い出せないが、作品の印象に
ついては鑑賞直後よりも冷静な見方ができますよね~
というもっともらしい言い訳をしてみる。
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まずもって、映像もテンポもまさしくウェス・アンダーソン節。
豪華キャストのゼータクな使い方。オフビートな笑い。
ポップアートのようにカラフルでイカれた配色。
(この点は従来作より強烈な色合いが多い気もする)
どんなに動的なシーンでも微動だにしない、ちょっと
キューブリック作品を彷彿とさせる生真面目な構図。
だが、美術の豪華さや語り口の凝り具合は、これまでの
アンダーソン監督作品で最大規模と言えるかも。
第二次世界大戦前のハンガリーが舞台ということで
異国情緒たっぷりの衣装の数々は見た目に楽しいし、
画角の違う映像にミニチュアにアニメに大きな舞台装置にと、
映像から小道具大道具に至るまで遊びに遊びまくっている。
最後には大がかりな銃撃戦まで用意されているが、
あんなヘンテコな銃撃戦を、僕は今まで観た事がない(笑)。
“キッチュ”という言葉をレビューに使おうと思って
改めて調べてみたが、正確な意味は『けばけばしさ、
古臭さ、安っぽさを積極的に利用し評価する美意識』
(毎度のWikipedia調べ)という意味のドイツ語だそうな。
これくらい本作にしっくりくる言葉もないと思う。
おもちゃ箱の中身を一度そこらじゅうにぶちまけて、
それらすべてを緻密な計算のもとに陳列し直し、せかせかと
エスコートされながらマシンガントークで紹介されるような、
そんなせわしなくも可笑しな雰囲気に満ちた作品。
(“おもちゃ箱” という表現を茶化すレビューもあるが、
ボキャブラ貧民の僕はやっぱおもちゃ箱で。)
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そしてこの、どこか切ない読後感。
僕の大好きな『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』は
崩壊した名門一家それぞれの孤独が胸を締め付けた。
前作『ムーンライズ・キングダム』も、今や取り戻せない
無垢な心に対するノスタルジーに溢れていた。
アンダーソン監督作品を観て僕がいつも感じるのは……
かつては確かに輝ける瞬間があったはずなのに、
今では誰からも記憶されず、ただ消えゆくばかりの存在、
そんな存在に対する憐れみや慈しみのようなもの。
主人公である支配人グスタフの最期に、思いがけず涙が溢れた。
プライドの高いプロフェッショナルなのに
どうにも間が抜けていて、心根の優しいあの男。
いつの間にか僕は彼にすっかり魅了されていて、
そんな彼があんな悲しい形で舞台から
退場してしまうことが、僕は心の底から悲しかった。
そして、その想い出と共にひっそりと生き続ける人の孤独もまた。
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『グランド・ブタペスト・ホテル』がアカデミー賞の4部門
(美術・衣装デザイン・メイクアップ&ヘアスタイリング・作曲)
を受賞したのは素直に嬉しいが、
作品賞・監督賞にまでノミネートされた事はサプライズだった。
だって、他のノミネート作品と比べても群を抜いてコミカルだし。
この物語が本当は悲惨な戦争を下敷きにした物語である
という点や、アメリカでの大ヒットが利いたのかしら。
ともあれおめでとう! 監督およびスタッフの皆様。
めちゃくちゃ楽しませていただきました。
<2014.07.18鑑賞>
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