グランド・ブダペスト・ホテルのレビュー・感想・評価
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映像はこれほどないくらいに素敵
ある男についての話を3人の人経由で聞く。もしくは、観客と同じ視点を持つ人が劇中に登場することが面白い。
グロいシーンもあるが、その部分も含めても、彼が作り出した映画の空間はとても素敵。特に、ホテルの温泉シーンなど細部にこだわりを感じる。
ストーリーとしては、盛り上がりにかけるかもしれない。おお!となるちょっと前に完結してしまう感じ。
見逃したとしても後悔はしないけど、見ていたら人よりちょっとお得な感じ。
大人のドールハウス
今回もまた、いや以前よりもより濃くどこを切り取ってもウェスアンダーソンな映画でした。全くぶれないなと思わせてくれるカメラワーク、美術、装飾、人間ドラマ。今回は今までに比べてストーリーがより明確で構成がしっかりしていた。全くもって手抜きの一切ない映像で隅々まで見渡しては感心の連続目でも心でも楽しめる映画でした。
ウェスアンダーソン初見の方も、ウェスアンダーソンが苦手な人にもオススメしたい映画です。
2時間、眼が喜びっ放し。
フワァーーーもう一度、フワァーーー!
コレはヤられた…
ウェス・アンダーソンに好き嫌いはあると思うし。
個人的に「好き」だけで言ったら、前作「ムーンライズ・キングダム」をオススメするけれど。
映画好きなら見逃し厳禁の一本。
感覚として例えるなら、一粒数千円のチョコを食べたかのような幸福感。
上質なストーリーに加え。
語り口、画面作り、演出、演技、音楽全てが完璧に詰まった箱庭感…
監督の、間違い無い最高傑作に感服です。
嗚呼、も一度観たい!
けむにまかれた。
コメディ分類されてたけど、コメディでもないような。
飛行機で小さい画面でうとうとしながら見てたから、よくわからないところもちらほら。
ドタバタをおしゃれに上品っぽくやった感じかなぁ。
刑務所のあたりが一番好きだったかも。
ミッチミチに詰め込まれたウェス・アンダーソン監督の世界をテンポ良く堪能できる作品。
非常に良かった。
ウェス・アンダーソン監督、最新作。
流れるような室内の映像や目が覚めるような色彩。
玩具箱を引っ繰り返したような楽しさ。
これまでの作品同様、その独特の感覚を堪能出来ます。
登場人物が魅力的。
特に主人公のムッシュ・グスタフ・H。
彼の礼儀作法や身嗜み、自身の在り方に対する拘り。
一方で女好きで、夜の“おもてなし”についての軽薄な語り口。
そして魅せるべき所で魅せる正義感。
彼の可笑しな魅力により作品に惹き込まれました。
また随所に差し込まれる人形劇も良かった。
アクションや移動の場面で出てくる人形劇。
ジオラマの中で動くグスタフとゼロの人形。
チョコマカと動く人形。
その動きの可愛さ、そしてテンポの良さにグッときました。
そして音楽。
思わずサントラCDに手が伸びる素晴らしさ。
サントラを聞くことで作中の場面が思い浮かぶ程に印象的。
予告編でも流れる『リュート撥弦楽器のための協奏曲 第一楽章:モデラート』。
『トラディショナル・アレンジメント「月光」』が特に良かったです。
ミッチミチに詰め込まれたウェス・アンダーソン監督の世界をテンポ良く堪能できる本作。
最後に流れる字幕「シュテファン・ツヴァイク」の生涯については前知識と持っておくと、本作をより楽しめると思います。
オススメです。
ビジュアルセンスが素晴らしい
とにかくホテル内のインテリアから従業員、お客様の持ち物に至まで全てにセンスを感じます。
マダムDの持つPRADAのスーツケースだったり、メンデルケーキのパッケージ箱、配達車、さらに主人公ベルボーイの帽子の刺繍etc...よくぞここまで、、、とぐらい、細かいところまでもこだわったかわいさ。どこを切り取ってもお人形遊びのような絵になる視覚が、とてもセンスを感じました。
ウェスアンダーソンワールドの、クスッと笑えるコメディータッチと、サクサクと早く過ぎていく展開で、さらっと見れる。
けれど、細かいところに目が行き過ぎて、物語の内容は思い出せないってのもあるけれど...笑 それもウェスアンダーソンワールドって事で、ビジュアル的にとても刺激を受けれるいい映画でした。
お祭りのようではあるが。。。
鬼才といってもいいウェス・アンダーソン監督の新作である。
グランド・ブダペスト・ホテルのコンシェルジェと新米のベルボーイが、殺人の嫌疑を晴らすため、あちこちに飛び回る。
映像的には観るべきものがたくさんあって、目を楽しませてくれるが、伝わるものがなかなかない。
レイフ・ファインズやエドワード・ノートン、エイドリアン・ブロディなど多彩な役者たちがふんだんに出てくるのは楽しいが、やっぱり訴求力に乏しい。
見た目だけではなく、あるテーマをかっちり描くこともしてみてほしい。
予備知識なく見たら
この世界観、どこかで感じたことがあると思ったらムールライズキングダムの監督だったんですね。でもこちらの作品の方がずっといい仕上がりだと思います。
リーアムニーソンは、シンドラーのリストでもユダヤ人を守る役をやってたなぁと思いながらみてましたが、あれ?!これ、リーアムニーソンじゃなかったの?!
と、エンドクレジットで気づきました(笑)
映像美は満点
カメラワーク、舞台美術、衣装、ライティングどれも素晴らしい。が演出的にスベっているところも多く、ストーリーにもメリハリがなかった。登場人物も奇抜なわりには印象に残りそうで残らない。そんな中エイドリアン・ブロディーの存在感だけは非常に際立っていた。
見た目に負けない内容
見た目が可愛らしいため劇場に足を運びました。可愛らしい映画は多くありますが、それと同時に中身が今ひとつといった映画が多い中、グランドブダペストホテルは楽しめました。
現代、60年代、30年代、と三つの時代を描いており、各時代を描く際スクリーンサイズを変えているそうで。細かい所にも工夫されており驚きました。
序盤の少しの時間はまったりしており、少し眠くなりましたが、事件が起こってからは少しハラハラしながら観ていました。少々血なまぐさい場面もありましたが、どこかコミカルに描かれていて楽しく観ることができました。
描かれている時代が時代ですので、暗い部分もありました。序盤の最後の人種差別を意識させる場面は少し悲しく思いました。
最後までしっかり楽しめる映画だと思います。
それにしてもメンドルのお菓子は可愛らしいですね。
プラダが認めた男!
公開前から楽しみにしていた映画です(その割には観るのが遅いf(^_^;)
この監督さんについては何の予備知識もなかったのですが、
偶然『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2014』で『カステッロ・カヴァルカンティ』という短編を観て「これは期待できるぞ!」と更に確信を深めました。
(因みにプラダとのコラボ作品だそうで、主人公のレーサーの背中にはプラダのロゴが入っております。)
本作は、とにかく全編通して映像が綺麗で……
まずホテルの外観からして『淡いピンク色と白とブルー』の外国のケーキの様な配色で
中に入れば赤を基調とした内装に
紫の制服で働くホテルマン。
文章にすると毒々しく感じるかもしれませんが(宣材写真も目がチカチカする~よォ(*_*;と感じるかもしれませんが)これが動画で観るとスッゴクいいんです。
まあ、『グラブタH』シリーズでジグソーパズルが出たら、買いますね私は!!( ̄▽ ̄)=3
あとホテルを模した様な『ウェルカム・スイーツ?』これも、「どっかでコラボで食べられへんの?!」って感じです。
主役のグスタヴ氏は
タラシといえばタラシなのですが、割りと憎めない人。
多分「女に恥をかかさないタイプ」だからでしょう。
外国の一流ホテルのホテルマンはお客様の荷造りのお手伝いまでするとか(衣類を旅行鞄にコンパクトに詰め込んだり)
そこまでお客様の生活に踏み込むホテルマン、「恋も生まれ易いでしょう?」と思いきや、
相手は「使用人には下着はおろか裸を見られても平気!」な特権階級のご婦人方なのですから、やっぱしグスタヴ氏は凄腕だじぇ!です。
私も死ぬ間際はグスタヴ氏の様な殿方にゆる~く騙されつつ息を引き取りたいものです。
どこかで・・・
どこかで観たことある。
これが、正直な感想。
ユーモアの取り方、映像美、あぁこの映画で・・・みたいな。
高評価の方が多いけど、シュールに見過ぎが(笑)?
寝てしまったのは、たしかに自分だけであったような。。。
ロビーボーイ・ゼロとの絆に感動
この作品を観てまず思ったのが、この世界観大好き!!建物、町並み、配色、映し方すべてが素敵でした。なんといっても建造物としてのグランドブダペストホテルは見応えあり!そしてグスタフとゼロのステキな絆(。-_-。) ゼロが可愛すぎるよ〜〜詳しくは言いませんが本当に可愛いです。ミドコロです!!
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