グランド・ブダペスト・ホテルのレビュー・感想・評価
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コミカルかつアートな寓話
今まで興味があったものの見ていなかったが、たまたまアマゾンプライムでおすすめに上がってきたので鑑賞。
ストーリー自体は単純なエンタメではあるが、物語の主人公であるコンシェルジュと弟子となったボーイのやり取りや、二人の関係性が少し奇妙でありながらもお互いを尊重しあう姿勢にグイグイ引き込まれた。ホテルの装飾や衣装など、細部にまでこだわりが感じられ、久々に映画らしい映画を見た気になった。
フォッグとパスパルトゥー
『80日間世界一周』だ。
フォッグとパスパルトゥーを連想する。
導入部の相関関係が分からなかったので、もう一度見た。名前から察するに、ハンガリー帝国の話だと思うが、ポリティカルな部分を考えずに見た方が良い。沢山の方々指摘しているように、画面のサイズが切り替わる所がみそだと思った。それで、ドッド方式ワイドスクリーンで上映された『80日間世界一周』を思い出した。
スーパーマリオみたいで楽しい!
PVのような誇張されまくった映像で、内容的にもクセ強すぎるんですが、圧倒的な芸術性に感服です。
ほとんどのシーンが部屋や人物に対して直角か平行に映されていて、スーパーマリオみたいで楽しいです!
ひとつひとつのシーンが絵画のごとく
第64回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作。
第72回ゴールデングローブ賞作品賞(ミュージカル・コメディ)受賞作。
Disney+で鑑賞(吹替)。
ウェス・アンダーソン監督の映画を初めて観ました。こだわり抜かれたアングルや鮮やかな美術がおしゃれ。ひとつひとつのシーンが絵画みたいに計算し尽くされていて無駄も隙も一切無い。懐かしさまで喚起させる画づくりに魅せられました。
グスタフ氏とゼロの、ユーモアがたっぷりあって、友情に満ち、示唆に富んだところもあるやり取りが良い。キャストも豪華で、それぞれ個性的なキャラクターを熱演していて魅せられました。ミステリー仕立ての物語も大変面白かったです。
(キューブリック+三谷幸喜)÷2
アステロイドシティの予告編を見てフェスアンダーソンが気になりはじめました。今まで通らない映画の部類だったけど過去作の予告編をYouTubeで観て、一番観てみたかったのがこのグランド・ブダペスト・ホテル。どこのサブスクにもないのでアマプラで購入して鑑賞しました。
結果は大満足。とても楽しめました。このサイトの評価を見た限りあまり期待できなかった分、ハードルをしっかり超えてきてくれました。もしかしたら吹き替え版で観たのが良かったのかもしれない。この手のシュールコメディ洋画は字幕だと言い回しとかが細かく感じ取りにくくて笑いどころとか分かりにくいけど吹き替えならそんな問題なしで楽しめました。
カメラワーク、画角ほぼキューブリックやん。とずっと思いながら、そしてコメディ的要素は三谷幸喜とやり方がすごい似てたり、
本当は星4.0くらいなんだけどちゃんと楽しめたのに他が評価低いから「そんなことない!君は良くやってるよ!」
的感情で星0.5おまけです。
PS ヴォルデモートが主人公の映画
ウェスアンダーソン作品最初に観るならこの一本
監督作品の中で最も観る人を選ばない一本だと思います。
この作品は監督自身によって二つの制限が設定されています。
一つは画面サイズです。作品内の時代ごとにアスペクト比が違っていて、
物語の大半が正方形に近い画面になっています。これによってこの監督独特の美意識がどの作品よりもわかりやすいと感じました。
二つ目は「簡潔に物語る」を徹底していることです。
シュテファンツヴァイクという作家の言葉の影響と何かで見ましたが、初見時はテンポの早さに圧倒されました。
ムーンライズキングダムあたりもその傾向はあったように思いますが、より推し進められたような感じです。
簡潔に物語ることで、「なぜその人物がそのように行動するか」が非常にわかりやすく、かつテンポが早いことで次の展開から目が離せません。
以上二つの制限によって、エンターテイメントとして楽しみやすい上に、監督の個性もどの作品よりも伝わりやすいという、非常に素晴らしいバランスの作品です。
豪華
なキャスト
ウェスアンダーソン監督作品
レイフファインズが似合いすぎます
語り部調で進むストーリーも分かりやすく上手く纏ってます。
ウィレムデフォーも相変わらずいい配役。
出てくる香水は販売はされていませんが映画公開時関係者に配られたそうです。
この映画はどこを見るかで評価が違う
映画館でこの映画の予告編を見た瞬間
「ぜったい観たい !!」と思った。
観たらやっぱり凄かった。
きっと真剣な作りにしたら
最低な映画になっていた。
時代設定を外したビビットな色彩
大げさな動作と目の演技
遊びすぎる映像処理
アイレベルのカメラ位置
ときどき俯瞰カメラ
難解のような違うような設定
しかし演出・美術・撮影には
まったく手を抜かず
計算し尽くされている
という予想外の映画だ。
「真面目に観たら超つまらない映画になる」
気楽に観る。
気軽に笑う。
何故か泣く。
恋に落ちる。
「監督の世界観を楽しむ映画」
少なくとも
世界の評論家
映画界の関係者
またはファン
その評価は高い。
構えないで鑑賞すると
映画の面白さの虜になるはず。
※
淡々と熱くコミカル
米澤穂信さんが何かのインタビューで挙げられていて鑑賞。
視聴環境があまり良くなくて楽しみきれなかった感。映画館で観たかった。
殺人事件そのものは適当感満載で本編でなく、ホテルの支配人とボーイのある種の冒険譚が、コミカルに、世相を踏まえシニカルに描いていくのが楽しい作品だった。
エンディングロールで華麗に踊る兵士も良かった。
また、良い環境で観たい。
映像の美しさを楽しむ
ちょっと変わった作り方だった。前半はこれはどうなっていくのかなぁとやや退屈な感じもあった。
案外、ストーリーは単純。最後は悪いやつが滅びるのだ。
ただ、とにかく映像の美しさがすごい。あらゆるカットが美しい絵画のようで、これは映画館で観る映画だなあと思った。
主人公のホテルの支配人、女タラシのようで相手の気持ちを汲み取ったおもてなしの付き合いだったり、ロビーボーイの少年をとても可愛がってる所が感じられて、好感もてた。それも映画の魅力だったと思う。
途中まではおもしろかったが、中盤以降はどんどんしょうもなくなって行...
途中まではおもしろかったが、中盤以降はどんどんしょうもなくなって行った。
アカデミー賞で4部門受賞ということだが、一体何が評価されたのかさっぱり分からない。
私に言わせれば実にくだらない駄作だ。
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