グランド・ブダペスト・ホテルのレビュー・感想・評価
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「イヴの総て」に比肩する珠玉の台詞
睡魔に襲われっ放しの映画でしたが、私の評価は、星五つ!
高評価の理由は、うつつに返る度、素敵な台詞が飛び込んできたから。
私がうたた寝してた間も、洒落た台詞がちりばめられていたことでしょう☆
もったいないことをしました。
特に気に入った台詞。
☆ あいつは正直者だから信用ならない ☆
美しい映画
映像がすばらしい!どこをとっても絵画のように美しいシーンが続く。アングルやシーンの切り替えが独特で絵本のよう。ストーリーはちょっと飽きたけど、それは英語が全部聴き取れてないせいか?(^^;; 俳優さんもみんな独特の世界観にハマった演技。ゼロ役の青年がよい!
終わった後優しさが残る映画
ピンク色の可愛いホテルも、グスタヴとゼロの師弟愛も、ゼロの恋愛も、全てがおとぎのの様に愛らしく、心温まる物語でした。
グスタヴもきっと前任者から同じ様に愛され教えられてきたのだと思います。ホテルを繋ぐのは建物ではなく教えを素直に受け入れ、純真にホテルを愛することがてきる人。だからグスタヴはゼロを選んだ。
感動的なシーンもコミカルにむしろ避けるかのように進行しているのに、グスタヴの魅力と合わさり、心に優しさが残りました。
可愛くて楽しい映画
飛行機内で何気無くつけていましたが、どんどん世界に引き込まれていきました。
可愛い世界に魅力的な登場人物。
みんなどこか憎めない人たち。
安心して楽しい気持ちで観れる、素敵な映画でした。このような映画は大好きです。
くだらない場面も多く、結構笑いました!
特にスキーの場面。最高だった!
独特のユーモアテンポ
映画冒頭の作家が自室で語る場面で、この映画のユーモアの一端を見せてくれる。そこで面白ければ、以降も楽しめる。
私が好きだったのは数々の支配人がボーイに「代われ」と言う場面。それから贈り物のチェックの場面。
色彩も素敵だった。
お話は誰がどういう関係なのかうまくつかめず、中盤までよくわからなかったが、簡単で分かり易いものだった。
群衆劇と思わないで、二人の主人公の友情や信頼のお話だと思うと楽しめる。
おもちゃ箱とジオラマに歴史をはめこむと
7月の映画の日。今回の選択は、ウェス・アンダーソン監督の“グランド・ブダペスト・ホテル“
理由はホテルの外観。
お菓子のケーキみたいにお洒落で可愛いんです♪
東欧っぽい景色や建物、途中でてくるケーキや箱、車も可愛かったですね。ホテルのエレベーターが真っ赤だったり、ケーキの箱はピンクだったり、全編そんなかんじでお洒落で可愛いです。
ロケ地はドイツ東部だとか。納得。
きちっと伏線を回収してくれる親切映画ではなかったので、私には不向きでしたけど(苦笑)
サスペンスコメディだけど、爆笑ってこともないかんじも吉。
派手さはないけど、動きが常ににコミカルで。
これ以上シュールだとついていけないけどね(笑)
ストーリーは、架空の東欧国で、ヨーロッパ一のホテル“グランド・ブダペスト・ホテル“。そこを仕切るコンシェルジュと彼に憧れるベルボーイが常連客のマダムが殺され、高額な絵を相続することになることから、争いに巻き込まれていって、、、という物語。
あと、音楽もよかったー。アラブっぽくもあり、ヨーロッパぽくもあり。エンドロールにもこだわりあり、スクリーンサイズもこだわりありで、細部のこだわり感も良。
ただ肝心のストーリーの理解度は今ひとつ。時間軸は3つ。現代、1960年代、1930年代。ここからわかってなくて。youtubeの解説観て、復習しよう、わからん。
DVD止めながら観たい気もする作品。
ちなみに監督のウェス・アンダーソンさんは、テキサス州生まれのアメリカ人。意外、なんだアメリカ人もこんな映画撮るのね、っていうのが感想。一番の驚きかも。
少しお勉強したところによると、舞台は1930年代のウィーンがモデルで、その当時のウィーンは、ヨーロッパ中のユダヤ人が集まっていて、様々な能力の持ち主が集積していて、共存共栄のウィーンの街を形成していたそうです。
今回の音楽が融合されたかんじがしたのは、こういう背景かな。
その一人に、シュテファン・ツヴァイクという当時の人気作家がいて、
その人が今回のコンシェルジュのモデルだとか。
ウィーンのあるオーストリアは、その後ナチスに攻められ、併合という歴史をとどっていきます。可愛くてお洒落な映画なんですが、背景にはこういったこともある作品でした。
映画って、ただ観るだけでは済まない、いやその後も楽しめるってこともありますね。
美しいアメイジングストーリー
次から次へと移り変わってゆく絵画のように綺麗な映像と、テンポの良いストーリーに見惚れました
ウェス・アンダーソン監督のセンスは素晴らしいです
細部まで観たいので、DVDを買います
プレゼントをもらった気持ちになる。
歴史と権威あるホテルは、勿論と言わんばかりに今ではオンボロに廃れている。
けれどもそこには愛情溢れるドラマが重ねられていて、
淡々としてるけど真面目で一生懸命で素敵な主人公の若かりしストーリーを通してじっくりと思いを馳せられる。
ストーリーが伝聞の伝聞になっていくことで、まるで包み紙を開くようにワクワクと楽しい気持ちになる素敵な映画でした。
しかも、一つ一つのシーンが絵画のようにビシッと決まった構図で、色合いと可愛いのです!
たくさんの可愛いシーンのためにもう一度見たい!
シンプルでシュールで軽やか
リズム感があり、CGも効果的に使われていました。映画をかじり始めた者としてまだまだ勉強は足りたいのですが、この洋画独特の軽やかさ、シュールさは邦画ではあまり無いもので私は大好きで映画館でもにやけてしまいました。軽やかですが伝えたいことはばっちりと入ってきました。物悲しさもありますが、終演後は爽やかな気持ちになれるそんな映画でした。
映像は好きだけどストーリーが嫌い!
国際線の飛行機の中で観ました。
この監督の映画、映像のセンスは大好きなのですが、イライラするほどストーリーがつまらない…
映像は本当に良いです。おしゃれなショートムービーをずっと観ているような感覚でしょうか。
ストーリーもおしゃれなのですが、なんというか、クドい。
ムーンライズキングダムも気持ち悪かったのですが、今回の映画もなかなかでした。この監督の作品を観るたびに、「映画は映像だけじゃダメなんだなぁ」と思わされます。
死体等のグロをポップに描く表現は、Lady GaGaのPaparazziのMVによく似てます。意識してるのかも?
ケーキみたいな
この作品自体がメンデルのケーキみたい
人が死んだりするのに、全然グロく感じない。殺人すらもポップというか、メルヘンに感じました
画面の隅から隅まで鮮やかで可愛くってミニチュアみたいで、物語がテンポ良く進んでいくのが惜しく思えて来るほど
いたるところにコメディな要素があって、笑いを堪えるのに必死の100分でした(隣のおじさんは終始大声で笑っていたけど)
これは久しぶりに素敵な作品に出逢えたな〜と思いました
是非一度観るのをオススメします
ハイクオリティだけどもういいかとも
作品とは別に字幕の文字デカ過ぎで雰囲気を殺してると思う。タイミングも悪い。年表示は特に。こういう映画なんだからもう少し気を漬かって欲しい。
作品はバカバカしく可愛げのある小話で、まあ世界観を楽しむもので、それ以上でもそれ以下でもなし、という感じ。
これが〝鬼才”の世界観。不思議な雰囲気の物語。
【賛否両論チェック】
賛:喜怒哀楽様々な感情を体験出来る。おとぎ話のような雰囲気も魅力的。
否:物語の時間軸はやや分かりづらくて、ついていけないと退屈してしまいそう。意外とグロシーンあり。
全体の雰囲気といいますか、バックの風景といいますか、わざとチープな作りにしてあるのが逆にステキです(笑)。お話は回想シーンで回想したりするので、時間軸がかなりあっちに行ったりこっちに行ったりします。感情移入出来ないとなかなか退屈な映画になってしまいそうですが、サスペンス要素あり、ヒューマンドラマの要素あり、コメディの要素ありで、いろんなジャンルの好きな方がご覧になれる作品だと思います。
意外とグロシーンがあったりするので、その辺だけご注意を。
群像劇かと思って見たら活劇映画だった!
タイトルから勝手に想像していたのはホテル内でのドラマでしたが実は全くそういう話ではありませんでした。簡単に言うと大富豪の遺産を受け取ったホテルマンが殺人の汚名を着せられ投獄されるが、脱獄し無実を証明しようと奮闘する話です。なので、話としては別に珍しいタイプではなかったです。でもその話の切り口が一般的な映画とは全くことなっていて見たことの無いような映画でした。ただ、あっと驚くような展開もなく個人的には食い足りない印象でしたが、それでもこれは最高に楽しめる映画でした。というのもストーリーや語り口以上に世界観の構築度が異常に凝りまくっていて、セットやカメラワーク編集のテンポ、俳優の演技とどれもが完璧にコントロールされた独自の素敵な世界観があり、そこがこの映画を好きになるか嫌いになるかの大きな要因になると思いますが、一見の価値ありかと思います。
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