天才スピヴェットのレビュー・感想・評価
全114件中、81~100件目を表示
とっても、見やすい!
公開前から気になって、すぐ観に行った。
3Dは演出のための技法だという。
納得した。
コミカルな展開もしつこくなく、すんなり観れた2時間だった。
グレーシー、いいキャラしてるわぁ
クリスマスにもってこいだったなぁ。
ちょっと、トムとジェリーを見ている気分になった!
スピヴェットよく頑張ったね
アメリはオドレイ・トトゥの魅力全開でしたが、今作もスピヴェットのカイル・キャトレットくんが本当に可愛い。愛おしい。
科学のことになると饒舌になり、機転も利くし、10才と思えないほど天才なのだけど、
ちゃんと子供の可愛いらしさも出ていて、
他の方も書かれていましたが、ホームアローンのマコーレ・カルキンを思い出しました。
予告編でもジーンときましたが、
本編でもやはり涙してしまいました。
弟が死んだのは自分のせいだと思い悲しみを抱えるスピヴェットの気持ちに胸が苦しくなったり、あたたかい家族にほっこりしたり。
可愛い映画です。
ヘレナ・ボナム・カーター良かった。
脇を固めてるキャスト陣も皆、個性的で良かったです。
3Dが好評らしいので、
3Dで観れなかったことが唯一の残念点です。
重いテーマをコミカルに仕上げたチグハグ感
登場人物は、脇役に至るまでユニークで個性的。軽快なテンポと、絶妙な演出。そして何と言っても、主人公のスピヴェットを演じたカイルくんが、賢くて可愛い。
…けれど、見終わった後、面白かった!という充足感や、深い感動を覚えないのは何故だろう?そのことをずっーと考えてみた。
子どもの頃、父親が溺愛していた兄を不慮の事故で亡くし、父との確執がその後の人生に大きな影を残す「ウォーク・ザ・ライン」。幼少期に、銃の暴発により視力を失った主人公の人生を辿った「ミルコのひかり」。交通事故で突然、兄を失い、その影を求め続ける少年の姿を描いた「ヒア・アフター」。
いずれも、深刻なテーマを真摯な姿勢で描いていて、深い感銘を覚えた。
そう、この映画の、バラバラな家族に追い打ちかけ、スピヴェットが一人で旅立つ原因となった、銃の暴発による双子の弟の死が、コミカルなタッチとあまりにもそぐわず、何ともすっきりしないのである。
原作があるから仕方ないのだが、もっと子どもらしいキッカケで旅立ち、「ホーム・アローン」みたいに笑えて、ほっこりできる作品で終わらせてくれたら、楽しい気持ちで鑑賞できる一本となった気がする。
それでも、このコミカル感の中でも、テーマの本質を演じ抜いているヘレナ・ボトム・カーターは、さすがである。
家族ってば。
なぜみんな3Dを撮りたがるのか、いまだにまったく理解できない。クリストファー・ノーランのような監督はますます孤高になるばかりである。
本作を3Dで観ることになった。
観終わって、3Dであることを忘れる出来であった。
要は中身が良ければ、2Dで十分なのだ。昔の名作が良い例だ。
T.S.は自分の理論を形にした図面をスミソニアン協会に送る。それが賞を受けることになり、モンタナからワシントンへ単身向かうことにする。
ジャン・ピエール=ジュネ監督の眼差しはいつもながら優しい。T.S.の家族はちょっと変わっているのだが、それも優しく受け入れている。
T.S.の双子の弟が銃の事故で落命していることが、家族に、特にT.S.に影を落としている。
ひとり旅ではいろいろな人と出会い、T.S.なりに成長していく。
スミソニアン協会でのT.S.のスピーチは胸を打つ。
そして、家族は、面倒だけどいいものである。
まあまあだった
3Dは好きじゃないので2Dで見た。
ジュネ監督の新作と言うのでまたこってりした映画なのかなと身構えていたらそうでもなかった。今時、ホーボーでしかも子供がそんな行為をするというのがちょっと面白かった。子供のロードムービー。
主人公は発明の天才なのだが、それほど天才性が発揮されておらず、もっと天才ぶりをたくさん見たかった。常軌を逸した天才でも現実味がなくなってしまうので、このくらいがちょうどいいのかもしれない。しかしだとしたら、他の面で面白味を感じさせて欲しい。
双子の兄弟が死んでしまった事が大きなテーマとなっている。そのことにそれほど深く感情が入っているような表現とは感じられず、物語の面白味に子供の死を扱うのはいかがなものかと思う。扱いの軽さが、それほど作品を重々しいものにしていないのが魅力なのかもしれない。
つまらなくはないし、そこそこ面白かったけどあまり印象に残らず、すぐ忘れそうだ。
ほっこり。
この作品の前に観たのが「ゴーンガール」だっただけに、この作品で心の調和が取れた感じ。
ホームアローンの時に感じた「やっぱり家族が一番!」って思わせる良い作品でした。
そこそこ短い作品だけど、もう少し短いほうが良かったかな?って思うのは俺だけかな。
でもトータルして良い作品でした。
主人公の愛らしさは必見
どなたかも書かれていましたが「ホームアローン」を思い出させる映画です
ただ「ホームアローン」のように決してドタバタ劇が見どころな訳ではありません
わずか10歳の天才少年T.Sが実は深い悲しみを背負っていること、家族はその悲しみを無かった事のように振舞ってしまい、結果家族がバラバラになってしまったのです
天才少年の物語はこまっしゃくれたキャラクターが多くあまり好みでは有りませんが、この映画の主人公T.Sはちゃんと「子ども」です
ただひたすら愛されたいと願う普通の「子ども」なのです
だからこそ終盤でパパママに素直に「ごめんなさい」と言うシーンは胸が熱くなります
弟の特権と思っていたパパの帽子をかぶれたシーンは涙が溢れました
主人公T.Sの愛らしさは必見です
そしてこの映画の楽しみである冒険シーン、化学を表現するシーン、主人公T.Sの子どもらしい空想の世界は是非3Dでの鑑賞がおすすめです
意外とファンタジーな要素も多く含むので3Dで観ることで楽しさ倍増です
単に「飛び出す」だけの映像ではなく、様々な工夫が凝らされていてとても面白かったです
アメリっぽい。
アメリもこんな風なお話だったな、と思う。
一風変わった主人公を温かく見守りながら物語は進んでいく。
天才少年の孤独と渇いたユーモアが交互に訪れる作品。
3Dが面白い使い方をされていて、飛び出す絵本の場面など、
かなり趣向を凝らしているらしい。観れば良かったかな。
最近やっと減ってきた3D上映だけど(個人的に好きじゃない)
さすがジュネ監督、面白方向に変換させたみたいだ。
各章の冒頭に出てくる飛び出す絵本は確かに凝ってて楽しい。
いかにも天才児という顔をした主人公・スピヴェットを演じる
カイル君、聞けば6カ国語を操るマーシャルアーツの達人らしい。
ナニ本当に天才なんじゃん!と、やはり人は見た目だった(爆)
繰り出す台詞もその行動も実に大人びていて頼もしい。
だけど、普通の10歳児の感情もちゃんと持ち合せている。
事故で亡くなった弟のことが頭から離れず、寂しくて堪らない
心の隙間を埋めてくれる両親や姉も未だ抜け殻のような感じ。
そんな中で突如舞い込んだスミソニアン博物館からベアード賞
受賞のお知らせ。まさか子供が!?とは夢にも思わない館側は
スピーチの依頼をする。困ったスピヴェットだが、意を決して
モンタナの自宅からたった1人でアメリカ横断を始めるのだが…
映像は凝っているが内容は普通のロードムービーなので観易い。
おそらくこうなるんだろうな、と思うラストへと繋がっていく。
弟の死によって離れかかった家族の心がまた集結する、という
テーマにはなっているが、そこまでの彼の冒険がメインなので
後半は(感動はすれど)面白さが尻すぼみになっていく感がある。
うん、やっぱりアメリっぽい。最後までそう感じた。
(スピーチでポロリ泣くところがメチャ可愛い!あの子供らしさv)
でこぼこ家族の切ないお話。
飛び出す絵本のようなカワイイ作品。
久しぶりに、ヘレナ・ボナム・カーターの普通の役作りもよかった。
『アメリ』の様な過剰な演出が無く、好感がもてました。
アンチビルドゥングス
子供が主役のビルドゥングスムービー。
かと思う暇もなく、なんせ彼は、T.S.スビヴェットは初めから天才だし自立している。
最後には自力で親父の帽子をかぶる彼は、これからも独立独歩で行くのだろう。
軽快なシーケンスで楽しく観れた。
同じ劇場に居た、よく笑う老夫婦にも感謝。
是非3Dで!!!
まさに"飛び出す絵本" そしてスピヴェット役のカイルくんに萌え萌え(笑)どこか芯の強さを秘めた表情、でも、とても小さな体で体当たりな雰囲気の演技に"頑張って〜!"と終始応援したくなる感じでした!!
もちろん内容も、良かったですよ!! ほっこりじんわり染みました!
飛び出す絵本のような楽しい映画でした!
最初から最後まで美しい映像と楽しい仕掛けがある楽しい映像。
新人とは思えない主人公役。難しい長いセリフも全然そのままの役のスピヴェット君に見えるカイル・キャトレット君の演技も素晴らしい。ラストはじーんとくる素敵な映画でした。
正に飛び出す絵本。
3D版で鑑賞。
正に「飛び出す絵本」のような、ジュネ監督久々に快心の一本。
いや、3D映像だから飛び出すんだけどね…
天才少年のアメリカ横断独り旅を通し、すれ違った家族の再生を描いた物語は鉄板だけれども。
それを描く画面の仕掛けが楽しいこと楽しいこと!
3Dである事を逆手に取ったかのような、やりたい放題が堪らない。
いつも監督の作品にある、どこかしらのダークさや歪さは姿を潜め。
その分昨今流行りの「自然な立体感」に、全力で砂をかけるようなメリハリが効き過ぎ!位の画面の凸凹が、作品のトーンとは関わりなしにまるでサーカスのよう!
スピヴェット役の子も名演だったけど。
何よりも母親を演じたヘレナ・ボナム・カーターが素晴らしかった。
旦那はもうちょっとデキる彼女を大事に撮ってやって頂きたいな…
ともあれ。
懐かしくて、暖かくて、若干奇妙で忙しい…
家族で観るのもオススメな作品。
鑑賞は是非3D版で!
可もなく不可もなく
3D版もあるということで、苦手な奇想天外な演出や映像があるものと思いきや、思ったほどなかったので、その点は良かった。
しかしながらストーリー自体は、やや退屈、且つ一本調子で満足できるものではなかった。最後の方は、面白かったけどね。
魅せ方が秀逸
『天才スピヴェット』を観賞。
「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネ監督の最新作。
10歳にして天才科学者のT・S・スピヴェットは、家族には理解されないものの日々科学の実験と検証に夢中だったが、ある日弟が事故で命を落としてしまう。弟の死を避けるように家族がバラバラになっていく中、とある権威ある科学賞の受賞を知る。授章式でスピーチを行うために家族に無断で田舎町モンタナからワシントンDCまで一人旅に出た。
要は子供の家出冒険活劇であるので、かなりご都合主義な展開となっている。
また、今作は3D上映となっていて、アクションでもないのに何故?と思っていたが、所々小物関係や科学に関する説明などが立体的に行われるという、今までにない3Dの活用方法となっている。最近3D映画の勢いもなくなっているのでこのような新たな取り組みは大いに歓迎したい。
さて、映画としてはテンポ良く進んでいき、美しい映像効果も相まって退屈することなく観賞できる作品に仕上がっている。
所々で見られるユーモアセンスも良い。
科学に重点を置いているかに思われるが、実は亡くした弟と家族の絆の物語となっており、決して10歳の主人公が天才科学者であることを膨らませた内容になっていない。
予告編などからすると違和感と感じてしまうが、観終わってみれば実に暖かな気持ちになれる良作であった。
全114件中、81~100件目を表示