劇場公開日 2014年11月15日

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天才スピヴェットのレビュー・感想・評価

全115件中、81~100件目を表示

3.5家族の絆は発明出来ないんだよね

2015年1月5日
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鑑賞方法:映画館

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知的

優れた映画監督というのは、誰でも、心のどこかに「コドモのココロ」を持ち合わせていると思うのです。本作の監督、ジャン=ピエール・ジュネ監督もそんな一人。大ヒット作「アメリ」はとっても斬新、新感覚のポップなフランス映画。その画の作り込みに、豊かな感性、想像力を認めない訳にはいきませんでした。
前作「ミックマック」も僕はスクリーンで大いに楽しみました。
本作では天才的な才能を持つ子役さんを主人公に据えました。
 ジャン=ピエール・ジュネ監督の意図はもう明らかです。
本作はカイル・キャトレットという子役の魅力をどう引き出すのか?その一点に集点をしぼったようです。
舞台はアメリカ西部の「ど田舎」
そこに五人家族の一家がありました。
お父さんは100年前に生まれていれば、きっと幸せだっただろうと思われる、時代遅れのカウボーイです。暮らし方もそれなりにワイルド。奥さんとつまらないことで仲違いすると、きまって外で一日中馬に乗ったまま黙っている。食事も馬の上。雨が降ろうが馬の上。そんな自分の寡黙な姿に、男のかっこよさを感じている、ナルシストなカウボーイです。その奥さん。これがまたくせ者。昆虫を集めている博物学者です。ちなみに特技はトースターを故障させて丸焦げにする事。いままで10台ほどおシャカにしてコレクションしてます。
子供は三人。長女は年頃で、自分はいつかミュージカルスターになる事を夢見ています。二人の弟。これが二卵性双生児。その長男がT・Sと呼ばれている、本作の主人公です。
でも、お父さんとしては、双子の弟の方が大のお気に入り。というのも弟は、活発でオトコらしくって、身体も丈夫で、馬も動物もだいすき。ワイルドなところがお父さんそっくり。父親としては、彼をカウボーイの跡継ぎにと思っています。しかし、ここが盲点でした。
将来のカウボーイ修行のためと、ライフルの扱いさえ、お父さんは認めていたのです。ある日、お兄ちゃんのT・Sと弟が二人っきりのとき、ライフルが暴発。弟は不運にも亡くなってしまいます。T・Sとしては、弟が死んだのは自分のせいではないか? お父さんの希望も、自分が奪い取ってしまったのでは?と心の奥で自分を責める毎日。
それでも、彼が夢中になって遊べるもの、罪の意識を忘れさせてくれる唯一無二のもの。それが「サイエンス」でした。
彼の天才的な頭脳はある時、発明品を生み出します。それをスミソニアン博物館に送ってみました。やがて博物館からT・Sに電話がかかってきます。
「なんて、素晴らしい発明品なんでございますの!!ワシントンDCの当博物館まで、是非是非いらしてくださいませ、表彰式にご招待しますわよ」
ただ、問題がありました。スミソニアンの担当者は、当然この発明品は大人が作ったものだと思い込んでいたのです。やがて、意を決したT・Sは、西部の田舎町から、たったひとり、ワシントンD.C.を目指して旅に出ることになるのです。
という訳で、少年の旅という事では、「スタンドバイミー」を思い起こさせますね。旅の途中、T・Sもいろんな人に会い、いろんな体験をします。本作はそこにスポットを当てるのかな? T・Sの冒険談みたいなものかな? と予想していたのですが、ちょっと趣きが違いました。
もちろんアメリカ大陸横断と言う大旅行ですので、当然、大陸ならではの素晴らしい景色があります。その風景の中で、主人公T・Sがどのように成長を見せてゆくのか? また、いろんなスリルある場面を設定して、それを切り抜けてゆくのか?というのが、まあ、旅もの、ロードムービーの王道な訳ですね。
しかし、ジャン=ピエール・ジュネ監督はそういう面も「多少」取り入れつつも、わざとツボを外した「オッフビート」なネタや笑いをちりばめている様に感じます。この辺りの判断はもう、ご覧になる方の趣味の違いの領域でしょうね。
映画を最後まで観た方には、きっとこの作品は家族を大切に思ったジャン=ピエール・ジュネ監督の優しさが印象に残るのでは、と思いました。少なくとも、僕にとって本作とは、家族が「もう一度家族になる」お話だと感じました。思わぬアクシデントによってバラバラになりかけた家族の絆。その細い糸を寄り合わせ、もう一度、たくましい絆にしてゆく事。それは発明では解決出来ない。それを発見した事自体、T・Sにとって、家族にとって、もっとも大きな大発明だったのかもしれませんね。

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ユキト@アマミヤ

3.5とっても、見やすい!

2014年12月29日
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キャプテン・ポップコーン

4.0スピヴェットよく頑張ったね

2014年12月23日
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アメリはオドレイ・トトゥの魅力全開でしたが、今作もスピヴェットのカイル・キャトレットくんが本当に可愛い。愛おしい。

科学のことになると饒舌になり、機転も利くし、10才と思えないほど天才なのだけど、
ちゃんと子供の可愛いらしさも出ていて、
他の方も書かれていましたが、ホームアローンのマコーレ・カルキンを思い出しました。

予告編でもジーンときましたが、
本編でもやはり涙してしまいました。
弟が死んだのは自分のせいだと思い悲しみを抱えるスピヴェットの気持ちに胸が苦しくなったり、あたたかい家族にほっこりしたり。
可愛い映画です。

ヘレナ・ボナム・カーター良かった。
脇を固めてるキャスト陣も皆、個性的で良かったです。

3Dが好評らしいので、
3Dで観れなかったことが唯一の残念点です。

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マユコロ

3.0重いテーマをコミカルに仕上げたチグハグ感

2014年12月21日
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楽しい

登場人物は、脇役に至るまでユニークで個性的。軽快なテンポと、絶妙な演出。そして何と言っても、主人公のスピヴェットを演じたカイルくんが、賢くて可愛い。
…けれど、見終わった後、面白かった!という充足感や、深い感動を覚えないのは何故だろう?そのことをずっーと考えてみた。

子どもの頃、父親が溺愛していた兄を不慮の事故で亡くし、父との確執がその後の人生に大きな影を残す「ウォーク・ザ・ライン」。幼少期に、銃の暴発により視力を失った主人公の人生を辿った「ミルコのひかり」。交通事故で突然、兄を失い、その影を求め続ける少年の姿を描いた「ヒア・アフター」。
いずれも、深刻なテーマを真摯な姿勢で描いていて、深い感銘を覚えた。

そう、この映画の、バラバラな家族に追い打ちかけ、スピヴェットが一人で旅立つ原因となった、銃の暴発による双子の弟の死が、コミカルなタッチとあまりにもそぐわず、何ともすっきりしないのである。
原作があるから仕方ないのだが、もっと子どもらしいキッカケで旅立ち、「ホーム・アローン」みたいに笑えて、ほっこりできる作品で終わらせてくれたら、楽しい気持ちで鑑賞できる一本となった気がする。

それでも、このコミカル感の中でも、テーマの本質を演じ抜いているヘレナ・ボトム・カーターは、さすがである。

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ルナルナ

4.0家族ってば。

2014年12月20日
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なぜみんな3Dを撮りたがるのか、いまだにまったく理解できない。クリストファー・ノーランのような監督はますます孤高になるばかりである。

本作を3Dで観ることになった。
観終わって、3Dであることを忘れる出来であった。
要は中身が良ければ、2Dで十分なのだ。昔の名作が良い例だ。

T.S.は自分の理論を形にした図面をスミソニアン協会に送る。それが賞を受けることになり、モンタナからワシントンへ単身向かうことにする。

ジャン・ピエール=ジュネ監督の眼差しはいつもながら優しい。T.S.の家族はちょっと変わっているのだが、それも優しく受け入れている。
T.S.の双子の弟が銃の事故で落命していることが、家族に、特にT.S.に影を落としている。

ひとり旅ではいろいろな人と出会い、T.S.なりに成長していく。

スミソニアン協会でのT.S.のスピーチは胸を打つ。

そして、家族は、面倒だけどいいものである。

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mg599

3.0まあまあだった

2014年12月17日
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吉泉知彦

4.0ほっこり。

2014年12月16日
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この作品の前に観たのが「ゴーンガール」だっただけに、この作品で心の調和が取れた感じ。
ホームアローンの時に感じた「やっぱり家族が一番!」って思わせる良い作品でした。
そこそこ短い作品だけど、もう少し短いほうが良かったかな?って思うのは俺だけかな。
でもトータルして良い作品でした。

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キチ

4.0可愛い!!

2014年12月10日
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久しぶりに、3Dで観ました。アリス以来です。3Dの映像の魅せ方がとても素敵で、この映画は是非3Dで観てもらいたい作品です。
そして、主人公カイル・キャトレットくんがとても可愛かったです。演技ももちろんですが、表情や何から何まで魅了されました。
正直、アメリはあまり好きではなかったのですが、この映画は楽しめました。話の進み方など似ているところはありますね。

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ゆりこ

4.0主人公の愛らしさは必見

2014年12月6日
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知的

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ヒカル

3.5アメリっぽい。

2014年12月4日
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悲しい

知的

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ハチコ

0.53D不要

2014年12月1日
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単純

3D不要映画。

内容はカスカスだが、映像は綺麗なので楽しめた。

しかし、なぜ3Dバージョンがあるのか不思議だ。ただ目が疲れるだけだった。

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ken

3.5でこぼこ家族の切ないお話。

2014年12月1日
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幸せ

飛び出す絵本のようなカワイイ作品。
久しぶりに、ヘレナ・ボナム・カーターの普通の役作りもよかった。

『アメリ』の様な過剰な演出が無く、好感がもてました。

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HIROKICHI

4.5初の3D体験!

2014年12月1日
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楽しい

幸せ

初めて3Dでみました。
楽しかった〜

スピヴェット君が可愛くて家族が暖かくて冒険もあり大満足

彼が大人になったらどんな役者になるのかな

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annie

4.0アンチビルドゥングス

2014年11月30日
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KXB

3.5モンタナを3Dで

2014年11月30日
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楽しい

興奮

3D映画って基本そればっかなイメージあるけど、これはうまく使ってる…自然を3Dで観るっていい。しかもモンタナ、美しいです。
家族の話もしつこくなくていい。お父さんいい。

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chibirock

4.0是非3Dで!!!

2014年11月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

まさに"飛び出す絵本" そしてスピヴェット役のカイルくんに萌え萌え(笑)どこか芯の強さを秘めた表情、でも、とても小さな体で体当たりな雰囲気の演技に"頑張って〜!"と終始応援したくなる感じでした!!

もちろん内容も、良かったですよ!! ほっこりじんわり染みました!

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jerry

4.5飛び出す絵本のような楽しい映画でした!

2014年11月29日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

最初から最後まで美しい映像と楽しい仕掛けがある楽しい映像。
新人とは思えない主人公役。難しい長いセリフも全然そのままの役のスピヴェット君に見えるカイル・キャトレット君の演技も素晴らしい。ラストはじーんとくる素敵な映画でした。

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あさ

5.0見ごたえあり!

2014年11月29日
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楽しい

幸せ

3D字幕版で、素晴らしい、良い監督らしい、良い仕上がり。3Dが良かった。終映後、うれしくなったのは、ひさびさでした。

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たかナナ

5.0正に飛び出す絵本。

2014年11月28日
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興奮

3D版で鑑賞。
正に「飛び出す絵本」のような、ジュネ監督久々に快心の一本。
いや、3D映像だから飛び出すんだけどね…

天才少年のアメリカ横断独り旅を通し、すれ違った家族の再生を描いた物語は鉄板だけれども。

それを描く画面の仕掛けが楽しいこと楽しいこと!
3Dである事を逆手に取ったかのような、やりたい放題が堪らない。
いつも監督の作品にある、どこかしらのダークさや歪さは姿を潜め。
その分昨今流行りの「自然な立体感」に、全力で砂をかけるようなメリハリが効き過ぎ!位の画面の凸凹が、作品のトーンとは関わりなしにまるでサーカスのよう!

スピヴェット役の子も名演だったけど。
何よりも母親を演じたヘレナ・ボナム・カーターが素晴らしかった。
旦那はもうちょっとデキる彼女を大事に撮ってやって頂きたいな…

ともあれ。
懐かしくて、暖かくて、若干奇妙で忙しい…
家族で観るのもオススメな作品。
鑑賞は是非3D版で!

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レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ

3.0可もなく不可もなく

2014年11月26日
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3D版もあるということで、苦手な奇想天外な演出や映像があるものと思いきや、思ったほどなかったので、その点は良かった。
しかしながらストーリー自体は、やや退屈、且つ一本調子で満足できるものではなかった。最後の方は、面白かったけどね。

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オクやん
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