グレート デイズ! 夢に挑んだ父と子のレビュー・感想・評価
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本番では息子が単なる重荷でしかないし、途中で寝るな!って思ってしま...
本番では息子が単なる重荷でしかないし、途中で寝るな!って思ってしまったり色々突っ込みたくなるのだが、実話という事でそのへんは押さえて鑑賞。ジャックガンブランもひどい父親だったけど、失業して自分を見失った男が夢と希望と生きる力を取り戻す話でもある(ロッキーを見てるシーンが効果的)。ガンブランの男泣きにはさすがにもらい泣きしてしまった。
この学校では、人生の希望を学びます。
映画「グレート デイズ! 夢に挑んだ父と子」
(ニルス・タベルニエ監督)から。
車椅子で過ごす障害者の気持ちは、私が障害者にならない限り、
正直なところ理解出来ないものだと思っている。
だから突然「パパとトライアスロンに出たい」と言い出した主人公には、
アイアンマンレースは、そんな簡単なものじゃないんだよ、と
ちょっといらっとする心の動きがあったことを告白しておく。(汗)
その上でこの作品を眺めると、彼は自分と父親との関係修復だけでなく、
同じ車椅子の障害者に対し、希望を与えたかったのかな、と気付く。
最初、彼の想いを拒否した父親に、同じような障害をもった友達たちが
直談判するシーンが印象的だ。
「(私たち障害者が通う)この学校では、人生の希望を学びます。
走る、泳ぐ、自伝者、どれも私たちの夢です」とはっきり口にして、
車椅子の障害者が憧れる、トライアスロンの3種目がどれほど憧れなのか、
みんなで伝えることにより、父親の心が揺れたと思う。
それでも「リスクが大きい」と決断ができない父親に
「でもワクワクするの、私たちの夢でもあるんです」と訴えた。
この快挙は、彼の父親をその気にさせた、障害者みんなのの想いがあり、
初めて実現したのではないかな、とあのシーンを振り返る。
サブタイトルは「夢に挑んだ父と子」ではなく、
「夢に挑んだ父と子とその仲間たち」だな、きっと。
P.S.
母親クレール役の「アレクサンドラ・ラミー」は、
「キャメロン・ディアス」かと思った、似ている・・(笑)
結構面白い
車椅子の息子と会社をクビになった父親がトライアスロンに挑戦しながら親子の絆を深めて行く物語。
車椅子の息子がある時、父親がトライアスロンの選手であった事を知り、興味を持ち始める。webで車椅子の参加者がゴールしたという記事を見て自分もトライアスロンをやりたいと思い、父親に一緒に参加するようお願いする。しかし父親はトライアスロンの厳しさを知ってるため、歳や費用、車椅子での参加がどれだけ無謀かということを良い参加を拒否していた。それでもトライアスロンに参加したい息子は1人でトレーニングを行って父親の心を動かす事が出来た。
二人でトレーニングを始めていき、大会に申し込むが車椅子を理由に拒否される。それでも参加をあきらめきれずに居る息子は大会本部に乗り込んで、許可証をもらってくる。
大会本番は遅いながらも着実に距離を稼いでいくが、途中、息子の車椅子ズレがひどくなったり、最後のランで父親の限界が来てしまったりとあきらめる寸前までいくが、二人で力を合わせて完走する事が出来た。
最初はシガーロスの曲が使われるからという事で見たけど、なかなか良い映画だった。ただ、もう少し時間を延ばしてでも良いからトレーニングをしっかり描いたり、トレーニング中の辛さや挫折等を描いてほしかった。車椅子の息子と一緒にトライアスロンなんてトンでもない辛さだと思うので、そこらへんをもっと描いてくれてたら感動も大きかった気がする。
いずれにせよ、結構感動出来る良い作品。シガーロスの曲も良かった。
ファイト一発!お父さん。
ドキュメンタリー出身監督らしい作り方で、これという抑楊がない。
淡々と父子の関係を描くことで、きずきを得ていくような作品。
自身が障害を持ったことも、そういった子供を育てたこともない
自分に、この作品の全貌が本当に理解できたのかは愚問だが、
親子の断絶(まではいかなくとも)、こんな不器用は親は多いと思う。
(自身の親もそうであるがゆえ)なぜ子供と真摯に向き合えないのか、
あるいは冗談のひとつでもサラッといえないのか、と不思議に思う。
今作主演のJ・ガンブランは、いかつい表情でその辺りを見事に演じ、
実際に車いす生活を送る息子役のF・エローの苛立ちがリンクする。
あ~いるよな、こういう親子。とその辺りは素直に共感するも、
母親に過保護に愛されてきた息子は、ある意味怖いもの知らず(爆)で、
堂々と父親に挑戦を突き付ける。
どう考えても年齢差があり過ぎる親子に見える本作では、何も父親が
こんな歳になってから「アイアンマンレースに出よう」もないだろーが!
と気の毒に思えてならなかったが、いやいや、和解に早いも遅いも
ないわな、と思い直した。
さすが!素晴らしい!と驚嘆したのは、木村大作もビックリ?の絶景。
冒頭からおぉ~!と感動する山々の広大景色といい、とにかくスゴイ。
そんな中を、親子でシュ~ッ!と滑り降りていく二人自転車のショット。
いやー。そりゃ気持ちいいわ。観てるだけで気持ちよさそうだもん。
べつにレースに出なくてもいいから、これからはそうやってお父さんと
触れ合えばいいじゃん!なんて、気弱な中高年意見を言いたくなる。
しかーし。息子の意志は固かった。一度は断られた出場権を取り返し、
(フツーできないでしょ、こんなこと)何とか親を説得し、出場権を得る。
さぁ困った。息子は本気だ。お父さんは無我夢中で練習を開始するが…
トライアスロンが過酷なスポーツだ。ということしか知らない私には、
それまでの体力作りや調整の難しさは分からない。とにかく過酷で、
しかも老体に鞭打って、となると生半可な意識ではやり通せないだろう。
よく頑張った!もうなんも言えねぇ。
後半、力尽きた父親が倒れこむところなど、可哀想でならなかったが、
こういったチャレンジを継続するストイックな精神力が私にもあれば。
(何ていい家族。息子も素直に育っているし。景色との調和が著しい)
感動するAND自然が美しい!
お父さんは無職になって不貞腐れてる。
お母さんは美容室を営みながらジュリアンを過保護に育てる(多少しかたないよね)
お姉ちゃんは保育士っぽかったね、ちゃんと独立して家をでてる
ジュリアンは多分生まれつき歩けなくて、腕も指も運動能力が少ない感じの男の子。17歳。
はじめはお父さんの不貞腐れで空気の悪い家庭なんだけど、お父さんが元トライアスロンの選手と知って、アイアンマンというすごーく厳しそうなレースに車椅子でお父さんとでたい!とジュリアンが決めて、お父さんを動かし、お母さんに認めさせるお話。
ジュリアンが負けん気の強い子で、それが良い。家出するし、中指たてるし、レースの出場資格を受付のいけすかねーヤローを車椅子でぶっ飛ばして実力行使で出場資格をとってくる。彼はすごい。
あと、お父さんを説得するために授業のストライキをしたジュリアンのクラスのお友達!ぐっときた。大会中の応援もよかったよー。
ジュリアンが何もできないまま子供を終えたくないっていう気持ち、始めて体で感じる風や光やスピードに心をときめかせる感じ、よくわかった。
体力的に辛いのはほぼお父さん。不貞腐れが嘘のようにがんばったね。自分もできるってお父さんも思いたかったんやろうし、息子のためにってのもあるし。お疲れ様でした。
ゴール前のお父さんの諦めからの復活は若干あれですが。
だいたい復活してからのお父さんのラン、速いし(笑)
でもがんばってがんばって目標を達成するその姿に感動しないわけがなく、、、ね、なくよね。実はお母さんが美容室で弱音を吐くくらいから泣いてた(笑)や、お母さん、本当にあなたもいいひとよ。
あと、この家族の家がある所、すごく眺めが良くて、すてきやったー。フランスの山の方も素敵なんやなー。
景色だけでも見る価値があるよ。万人にお勧めできる系ですねー。
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