「相葉くんは等身大でよかったけれど。。。」MIRACLE デビクロくんの恋と魔法 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
相葉くんは等身大でよかったけれど。。。
クリスマス・イヴに向けての、一種のファンタジー。
主人公 山本光(相葉雅紀)の内なる心のデビクロくんが、光の心情を補填する。
納得しづらい設定がいろいろあって、光の幼なじみの杏奈(榮倉奈々)は、昔から光のことを想っていて、その気持ちを押し隠そうとしている。押し隠すといっても観ている我々にはわかるわけだから、杏奈の態度は見え見えなわけである。それに光が気づかない。
杏奈が美術の賞をフランスで受賞すれば、スカラシップで3年はフランスで勉強だ。杏奈が3年もいなくなると知って動揺する光。その動揺をして恋心と気づかないということがあるだろうか。
犬童一心には「ジョゼと虎と魚たち」という恋愛映画の傑作があって、だからラブストーリーを撮ることにもう少し慎重になってほしい。
ただ、他のジャンルで成功したとはいい難いだけに、今後の作品群に不安を残す。
役者陣は、相葉雅紀が等身大で好感がもてるが、バラエティ等で見せるキャラクターの延長上にある。だからこそ安心して観ていられたわけだが。
デビクロ通信にもう少し工夫があれば。
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