「そういうことだったのか。」サード・パーソン tochi59さんの映画レビュー(感想・評価)
そういうことだったのか。
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ニューヨーク、パリ、ローマを舞台に、3組の男女が織りなすドラマが、
時とともに重なり、一つのストーリーへと繋がっていく。
という映画だったと思っていましたが、結末が近づくにつれて、
そうではないことがわかっていく、という映画でした。
見る人によって、解釈が変わる映画だと思うのですが、
おそらく3つのストーリーではなく、3つの小説を執筆していくという
小説家の1つの話。
3つのストーリーが重なっていくのは、
この作家が、実体験をもとに書く、あるいは実体験をもとにしか
書けないスタイルの作家だからだと思われます。
「私を、見て」という子どもの願いを
聞き入れず、愛人との電話に気を取られ、
子どもを溺死させてしまった作家が、
その過去を引きずりながら3つのストーリーを執筆する物語。
3つのストーリーの登場人物は、すべて
子ども絡みの苦悩を抱えています。
ここまでが、一度見た、感想。
二度三度見ると、違うことを言ってるかもしれませんね。
深いですよ、この映画は。
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