サード・パーソンのレビュー・感想・評価
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出てくる女全てがカス
子供みたいにすぐ泣き叫ぶ自己中のカス女ばかり出てくる。特にホテルの客室係の女がうざすぎる。めんどくさい女を見るのが好きな人向けです。3人の女と絡んでるおっさんは行き詰っていて実は死にたがっていて女に殺されたがっているのです。良かった点は下ネタとか下品な会話がほとんどなくて、映画全体が落ち着いた感じの雰囲気だったことです。
アクションでもサスペンスでもないリーアム・ニーソンは ただのエロいおじさんだった。オリヴィア・ワイルドがわざわざおじさんを選ぶ理由が意味深だった。
動画配信で映画「サード・パーソン」を見た。
劇場公開日:2014年6月20日
2013年製作/137分/G/イギリス アメリカ ドイツ ベルギー
原題:Third Person
配給:プレシディオ、東京テアトル
リーアム・ニーソン
ジェームズ・フランコ
ミラ・クニス
オリヴィア・ワイルド
エイドリアン・ブロディ
モラン・アティ
アスマリア・ベロ
キム・ベイシンガー
デヴィッド・ヘアウッド
リーアム・ニーソンとキム・ベイシンガー夫妻は別居している。
あれがキム・ベイシンガーだとは気づかなかった。
リーアム・ニーソンは若い女オリヴィア・ワイルドと不倫をしている。
アクションでもサスペンスでもないリーアム・ニーソンは
ただのエロいおじさんだった。
オリヴィア・ワイルドがわざわざおじさんを選ぶ理由が意味深だった。
「家庭を持っている男なら、自分が傷つけられることがないから」
なるほどそういうことか。
オリヴィア・ワイルドはリーアム・ニーソンとは別のおじさんとも不倫をしているのだが、こっちはかなり問題があるようだった。
エイドリアン・ブロディがローマのバー「アメリカーナ」で出会った女
モラン・アティアスのために
私財、日本円で100万円以上を支出するのは理解しがたい。
エイドリアン・ブロディは映画ではじめて見たなと思ったが、
キング・コング(2005)に出ていたイケメンだった。
カタカナの「ハの字」になる眉毛が印象的だ。
ジェームズ・フランコとミラ・クニスは息子に執着する夫と元妻。
この夫妻のエピソードは見ていてつらいだけだった。
3組の男女が絡む作品だが、
皆がそれぞれ悲しみを抱えている。
いろいろな解釈ができる映画だろうと思うのだが、
個人的には感情移入できる人物はひとりもいなかった。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
そういうことだったのか。
ニューヨーク、パリ、ローマを舞台に、3組の男女が織りなすドラマが、
時とともに重なり、一つのストーリーへと繋がっていく。
という映画だったと思っていましたが、結末が近づくにつれて、
そうではないことがわかっていく、という映画でした。
見る人によって、解釈が変わる映画だと思うのですが、
おそらく3つのストーリーではなく、3つの小説を執筆していくという
小説家の1つの話。
3つのストーリーが重なっていくのは、
この作家が、実体験をもとに書く、あるいは実体験をもとにしか
書けないスタイルの作家だからだと思われます。
「私を、見て」という子どもの願いを
聞き入れず、愛人との電話に気を取られ、
子どもを溺死させてしまった作家が、
その過去を引きずりながら3つのストーリーを執筆する物語。
3つのストーリーの登場人物は、すべて
子ども絡みの苦悩を抱えています。
ここまでが、一度見た、感想。
二度三度見ると、違うことを言ってるかもしれませんね。
深いですよ、この映画は。
作家の苦悩
引き付けられる映画だったけれど、後味はあまりよくなかった、でも内容からしてそれは仕方がないのか。それでも、とにかく、よくできた映画だというのは理解できる。
ひとりの作家が、机に向かっているところから始まり、やはり同じ場所で幕を閉じるので、作家の苦悩を描いているのだと思う。
交錯するストーリーすべてに共通するのは子供と親との関係。
子供に対して充分なことをしてやれてなかったことへの作家自身のトラウマが、三つの作品に折り込まれていく。
けれど、現実逃避して別の幸福を掴む作品は、甘えすぎで生ぬるい。
(これは確かに客観的に観ていまいちだったと思う。単なる<逃げ>じゃないの、と思わせる)
かといって、自分が子供や妻に許される作品、それもどうだろうか
(確かにこんなに上手くいく?って感じがする。結末が性善説すぎて気持ち悪い)
結局は、愛する女性の辛い現実を作品にすることで創作のスランプを脱出する。これは、泥沼の親子関係から女性を救えた、という、贖罪の意味も持ってくる。
(これは興味深いストーリーだった。けれど、モデルの女性が気の毒だった)。
結局、出版できる作品はできあがったが、現実は、まわりの人を傷つけたままだし、自分の過去への整理もきちんとできないままだ。
でも仕方がない、
作家とはそういう苦悩を伴いながら作品を産み出すものなのだ、
彼にとっては、目前にある愛すべきものも、あるときは単なる題材となってしまう。
彼の分裂具合と苦悩は、彼の言動や表情に現れている。わたしなどは、こういう人が現実にいたら「付き合いづらい変わった人」のイメージを持ってしまう。身近な人にそう思われても、彼は、書いていかなければならないのだ。
作家の苦労を、こんなにわかりやすく見せてくれた映画は、わたしは初めてだったので印象に残った。画家のは多少は観てきたけれど。
俳優さんたちひとりひとり個性的で、見ていて飽きることはなかった。構成もユニークで、よくできた映画なんだろう、と思う。
なんで選んだのかもわからないが、途中まで観て一度観た作品である事に...
最後まで謎が解けないが、解きたくなる。
愛のミステリー?否否、監督から仕掛けられた視聴者へのミステリー
「愛、信頼、裏切り 3つの物語が一つになるとき、 本当に大切なものが見えてくる―」という予告に惹かれて鑑賞。
-本当に大切なもの?-
贖罪と後悔と、切なさと…。
そして言い訳と身勝手さが、チュシャネコのように残る。
う~ん、難解。
3つのストーリーは比較的単純なんですが。でも…、でも…、映画を1つの作品として統合しようとすると、「えっ?!」となってくる。
何度も見直して、Blu-rayやDVDについてくる特典や、レビューを参考にして、自分の中に収めていく物語らしい。
って、監督が「正解はない。自分で答えを見つけてくれ」と仰っているらしいから、特典に頼れないか。
”謎解きミステリー”を期待すると肩透かしを食います。
まあ、愛そのものが永遠にミステリーですよね。
個人的には、
パリの女性が(身近にいたら嫌いなんだけど)可愛くて切なくて、
NYの女性が応援したくなるほど心がかき乱されて切なくて、
ローマの男女が結ばれるシーンがとても魅惑的で、
とシーン、シーンは見応えある場面が多いです。
また、物語とは関係ないけど、
ヨーロッパではロマの人々ってああいう扱いされるのか、とか
パリのホテルのスタッフの対応が温かでうれしくなっちゃう、とか
NYでの親権争いのリアルさ、とか
場面場面が丁寧に作られています。
なのにその珠玉の場面を繋げるとどうしてこうなる?って感じ。
3つの物語に共通のモチーフがあって私のツボ・感動のしどころのはずなんだけど、まったく心が動かない。
贖罪。自分自身への赦しと、妻からの赦し。
自分の告解で、相手がどれほど傷つくかなんて考えない男。
あまりのその無神経さ、なのに、男に都合のいい言葉・展開に、妻まで架空(願望)の人物かと思いたくなる。
それを、身勝手さ・言い訳を、こんなに複雑に描かなきゃならないなんて。
自分自身と向き合うことは、こんなに難しい。
そこからまたドラマが始まるのかと思えば、
霧散して終わってしまう。
マイケルの空ろさだけが残り、
予告で「ミステリー」を期待した身には裏切られた感と放り出された感で映画は終わる。
きっと何度も見直して細かい所まで気を配って咀嚼しないとダメなんだろうなあ。
そういう噛みごたえのある映画をお好みの方向きの映画です。
複雑すぎる人間模様。
いろんな解釈ができる作品
単純な群像劇ではなかった映画
キャストもいいし
映画の雰囲気もいいし
それぞれのストーリーもそれなりだし
イイ映画な雰囲気に酔いしれてたら・・・
妄想オチにちょっとがっかり(苦笑)
でもまあ、それも含めて
程よく味わえる映画なんじゃないかと思う。
女優3人がそれぞれ魅力的なのもイイ!!!
愛人アンナ(オリヴィア・ワイルド)・・・
某Wさんを思い出した(萌)
どこまでがトリックなのか
ポールハギスの才能
3組の男女のそれぞれの関係を連続して描いて、それぞれの結末に向かっていき、次第に絡み合う物語。そして行き着くところ、虚構と現実の境目を覗くラストシーンへ。一度じゃ判然としないフィクションとノンフィクション。これは面白い。
ここまでのプロットを携えるポールハギスの才能はえげつない魅力。
おそらくリアルはリーアムニーソンと妻と愛人か。もしかしたら、愛人も今は既に?と思わせられた。見終わってからのが脳を使う。だからもう一度見たくなる。
小説上の物語も、一つ一つ魅力があると思う。その中でバッチリと現実に戻す絶妙な展開。絶賛しかして無いな笑
いやー面白かった。
正解はポールハギスにしか分からないんでは無いか。もしかしたら正解が無いのか。んー。やばいです。
これは相当に手ごわい。(※おおいにネタをバラしてます)
はれ?これで終わるの?
何で消えてくの?
結局誰と誰が知り合いなの?
それが、見終えたときの正直な感想だった。
ただそこに退屈さや失望はなかった。むしろ、読み終えた本をあわててめくり返してどこが伏線だったのか確認したくなるような、そんな衝動が、いまある。
残念ながらそれは、もう一度映画を観るしか方法はなく、そのじらされ感こそが、この映画の魅力なんだろうと思える。
公式HPをのぞいて、少し晴れた。
いっぱいヒントが隠されている。予告の中の台詞がすでに答えになっているし、「白いバラの部屋」は実は違う部屋だったことハッとした。「三つの都市の3組の男女」は存在してなくて、むしろ、「スランプに陥った作家と愛人の現在と過去が混在した小説の世界」なのだ。
架空の人物だからこそ、消えていくのだ。
冒頭、タクシーに乗り込むシーンで、なんとかホテルに言ってくれと頼むと言い直される場面があるが、それは、似た名詞について注意せよとのフラグに思える。たぶん、見落としたものはもっとあるはずだ。
「子供に固執する親」が何人も出てくるが、まだどれがどれか、理解し切れていない。たとえばひとつ挙げると、アンナ(オリビア・ワイルド)がまさか父親とそういう関係だったとは衝撃で、それゆえに人の愛し方が歪んでいるのかと腑に落ちる。
そんなアンナが抱えていた秘密を、最新刊の小説(つまり、「彼」を主人公にした日記だ)でばらされたとき、「裏切られた!」と物語るあの眼は絶品だ。
そして、「信頼」の白いドレスを着たアンナが去って行く。他の二人と残像と交差しながら。
何度も「watch me」と囁く声の主は、公園の噴水の縁に腰掛けた少年で、作家とその少年との関係のトラウマが、このストーリの鍵なのだろう。育児を怠り水死したであろう息子か? もしくは、自分自身の過去か?・・・
いやあ、観たあとで、いろんな想像がめぐるめぐる。
パズルを組み立てるというよりも、数式を解く、といったほうが今の感情に近いかもしれない。
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