「普通の女の子」フランシス・ハ hanaさんの映画レビュー(感想・評価)
普通の女の子
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レンタルショップには一つしか置いていなくてようやく借りられた。
終始、普通の女の子が描かれている。
右往左往する感じが共感できる。
じぶんのやりたいことと、できることの妥協点を見つけて生きていく、そんなお話?
ダンサーをやりたいのに、才能がない。
一方で皮肉にも?発言は表現が独特で、作家になれそうというところは、大親友の作家志望ソフィと対照的に描かれていたり、ダンスの団長から「あなたはこんな才能がある」と言われながら反発したりするところは、現実でも良くあることで、やりたいことと、できることが重なっていない、残念な状態を表していると思う。フランシスのだらしない食べ方やどしどしした歩き方、片付けられないなども残念感たっぷりだ。非モテだ。
それでももう27歳。
自分のやりたいことで生活ができるのか、答えを出さないといけない締め切りだ。
やはり歳をとるにつれて自分の責任を取らなければならなくて、堅実に働きつつ、趣味としてやりたいことを楽しむ、みたいなところが王道な妥協点なのだろう。
一流になれなくても、平凡に生きていっても良い、自分が納得できれば良いのだと許してくれる映画なのかもしれない。
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