「ディアンシー姫の大冒険と成長物語!ポケモンアニメ映画第17作」ポケモン・ザ・ムービーXY 「破壊の繭とディアンシー」 ポケモントレーナーみゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
ディアンシー姫の大冒険と成長物語!ポケモンアニメ映画第17作
~ポケモントレーナーみゆきは、90点の経験値をもらった!~
2014年に公開されたポケットモンスターアニメ映画の第17作。
本作がポケットモンスターX・Yのシリーズ初の映画です。
そのため、サトシと一緒に旅する仲間が一新して、セレナ・ユリーカ・シトロンが登場します。
ポケモントレーナーみゆきは本作品くらいから少しずつ感じ始めていたのですが、ポケモン映画製作側が”もはや映画に登場するメインポケモンは喋らせてしまおう路線”に恐らく切り換えたように思います。
その方が明らかに物語の進みが早く、内容の濃いものにできています。
ある世界の姫「ディアンシー」が、外の世界に冒険に出掛けて成長していく姿を描いたストーリー。
その中で、X・Yの伝説のポケモンである生を司る「ゼルネアス」と死を司る「イベルタル」を上手く登場させています。
軸となる話がシンプルである分、分かりやすくて感情移入がしやすい作品です。
今回の声優界のレジェンド山寺宏一さんの出演は、「ニンジャ・ライオット」。
ポケットモンスターX・Yの大人気ポケモン「ゲッコウガ」をパートナーに持ち、最後はカッコ良くしめる。
キャラクターの持ち味を引き出すようにシリアスにもコミカルにも演じています。
ここで、ポケモントレーナーみゆきの気になってしまったポイントは3つ。
一つ目は、ディアンシーの見る目の素晴らしさ。
これまで全ての伝説ポケモン、幻のポケモンに会ってきていると言っても過言ではないサトシ達と旅をするのは、今回の目的にピッタリ合っています。
主人公補正を感じ取る力があるだけでも、さすが姫様です。
二つ目は、イベルタルのシビアさ。
あのビームで命を消しているのかパッと見は分からないですが、あの場はかなり悲惨なことになっています。
ドラえもんの映画「夢幻三剣士」で大変な目にあった「しずかちゃん」を思い出しました。
三つ目は、ロケット団の持ち味。
近代文明がこれだけ発達しているポケモンの世界で、未だにポケモンを捕らえる際は麻布を使います。
それが応援したくなってしまう秘訣なのでしょうか。
今回、一瞬でも良い思いをしている姿にほっこりします。
ぜひ観てみてくださいね。
★本作のサトシの”キミにきめた”手持ちポケモン情報★
ピカチュウ、ケロマツ、ヒノヤコマ、ルチャブル
★大好きなポケモンに例えると★
ディアンシー
本当の成長とは外から与えられた力なのか、自分の勇気から出てくるものなのか。
姫が真の姿に成長する時、見ている人を感動させます。