思い出のマーニーのレビュー・感想・評価
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思い出のマーニーだった
面白かった。映像も音楽も綺麗で、湿原の風景を見ているだけでも楽しめたのだけど、謎を散りばめていくストーリーも素晴らしかった。
夢か現実かも曖昧な出来事のなかで少しずつ明らかになっていく主人公とマーニーの過去。最後に向けて散りばめられていた点が次々とつながって一つの線になっていく。
途中で分かったつもりがいい意味で裏切られる展開でミスリードを誘う作りもうまかった。見終わるとほっこりする良作。
すごくあたたかい気持ちになりました。
最後の方まで???と謎が多いストーリー展開で、引き込まれました!謎が次々と明らかになるシーンで視界がわっと開ける感じがあり、ぶぁっと泣けてきました。
女の子二人がメインでアナ雪と比較しちゃいましたが、私は断然こちらの方が面白かったですし、深い絆や愛情を感じました。
もう一度見たい作品です。
ジブリらしい
やはりジブリということもあって小さな子供にも分かるように簡潔に描かれているという印象でした。
原作を読んだ自分からすると少し物足りない感じがしました…
しかし流石ジブリ、音楽や風景の描写などは物語の雰囲気にピッタリで原作を知っている自分でも新しい気持ちで物語を楽しむことが出来ました。
分かりやすく描かれているだけに大人も子供も一緒に楽しめる作品ではないでしょうか。見終わった後にはきっとほっこりした気持ちになっているはず。ぜひ一度ご鑑賞あれ。
あの夏、彼女が水辺に立っていた。
わー、泣いたー。泣かされましたよー。ボロボロ泣かされましたよー。めちゃくちゃ良かったッスよー、これ。
完全に油断してました。ジブリ、こう来ましたかと。
や…だってねえ?これ普通に泣くでしょう。ダブルヒロインで。あんなにノスタルジックで。ファンタスティックで。繊細な手触りで。「愛してる」なんてストレートに言ったり言われたりして。ミステリーから壮大な愛の物語に転じたりして。
今迄のジブリにこの質感、テイストってなかったですよね。宮崎イズムを全く感じないというか、高畑感も漂わない、ジブリであってジブリでないというか。いやまあ正真正銘ジブリなんですけど、だけど二大巨頭から離れた新たな跳躍というか。
いやあ自分ジブリで本格的に泣かされたのは三回目ですよ。しかも二年続けて。『風立ちぬ』と『かぐや姫の物語』と『思い出のマーニー』で連続ノックアウト。
「泣かされたからイイ映画」なんて言うつもりは全くないですけども、今回は余りにも、こう「愛」が全面に出てくるというか。
それは押し付けじゃなくて、隣に立って寄り添ってくれる類の「愛」というか、辛い時には躊躇なく抱き締めてくれる類の「愛」というか。
兎に角ね、主人公『杏奈』の境遇がひたすらに哀しいんですよ。12歳の幼さで誰にも言えない苦しみを独り抱えている彼女は、毎日それに押し潰されそうになって生きている。誰にも愛されていないと感じながら生きている。だけど突然、杏奈の目の前に現れた『マーニー』に、迷いなく純粋に「大好き」「愛している」と言い切られて。杏奈は感じたことのない安堵感を得る。
だけど…マーニーは一体何者なのか。何故マーニーは杏奈を無条件に好いているのか。そしてこれは現実なのか。それとも幻想なのか。ただの妄想か。
後半クライマックス、本当の真実を知った時には、もう駄目ですよ。杏奈も観客も涙腺決壊。ガチ泣きです。
これからもずっと付き合っていく作品になりそうです。何回も観続けたいし、何回も観るんでしょう。ジブリ映画の新たなスタンダードだなあ、と。五つ星。
最後の最後にポロリときた
公開初日に鑑賞することが出来た事が、まずはラッキーだった。
と言うのも、話題の作品は後乗りで観るのが苦手なんです、館長的に…。
公開初日のお客さんの入りは寂しい限りでしたが、何せ田舎の映画館なので、それもいた仕方なし。徐々にでも盛り上がってくればいいと思ってます。
ラスト近くに涙腺崩壊ポイントあり。要ハンカチで、御座います。
なかなかの良作
『思い出のマーニー』を鑑賞。
スタジオジブリ最新作で、監督は「借りぐらしのアリエッティ」の米林宏昌、原作はイギリスの同名児童文学である。
事情があって養父母に育てられた杏奈は喘息の療養を兼ねて夏休みの間、海辺の村に住む養父母の親戚に預けられる。
そこで金髪の少女マーニーと出会い、不思議な体験を通して成長していく物語。
心を閉ざし終始無表情の杏奈がマーニーと出会う事で少しづつ心を開いていく様子は非常に丁寧に描かれており良かった。
物語は終盤まで盛り上がりにはかけるもののその分、最後の最後で大きな感動を産む仕掛けになっている。
杏奈はなぜ養父母に育てられているのか?
杏奈が心を閉ざした原因は?
マーニーとは一体何者なのか?
少しづつ謎が明らかになっていく展開はミステリー小説の如く観客を引き込んでいく。
原作を知らない人には決してネタバレしてはいけない類の作品なので書きづらいのだが、もっと話題になっても良さそうな作品である。
公開初日にも関わらずガラガラだったのが残念。
是非とも口コミで広がって欲しいと思う良作である。
ネタバレ出来ない物語の特性からか、予告編やCMを観てもどんな映画かさっぱりわからないなど、宣伝方法に若干問題がある気もするが、映画自体は良作なので安心してご覧頂きたい。
大人路線でこのまま行くのかな?
宮崎駿監督の引退後は、米林宏昌監督を中心にスタジオジブリが回って行く作品になると確信しました。種田陽平氏の美術が素晴らしく、いつも以上に食事シーンが多く空腹にはタマリマせん。松嶋菜々子さんの杏奈の母親役のキャラが、違和感があり気になりました。次回作は、別の作風・もっと活劇物をみたい!!ですね。
懐かしいジブリ映画
評を読んで余り期待無く、それでも上映初日の最初に来ました。 大好きなジブリ作品の中でも自分の感性に合ったのか珍しく鼻水ズルズルでした。ストーリー的には予想の範囲でしたが、そのせいか安心感もあり面白く鑑賞出来ました。しかし多少、動きに不自然な場面が気になったのは私だけなのでしょうか。
前々作、風立ちぬが大好きなわたしのレビュー
いい話ではある。感動、相変わらずの生き生きした描写。
ただ私は、風立ちぬと比べますと、風立ちぬのグロテスクに思えるまでの生の描写が大好きだったので
今作の静寂の魅力よりもそちらを求めてしまいます。
また、主人公のあんなですが
原作の本から彼女を呼んで来た感じです。
風立ちぬでは主人公の二郎に
宮崎駿監督の美意識が詰め込まれ命を半分吹き込んだくらいの力を感じ、胸を掴まれるような魅力があったように感じます。
ので人物描写も少し物足りなく感じました。とはいえ魅力的です。特にマーニー。
フットワークの軽い、幻のような少女として
素敵な描写がされていました。
ジブリでは声優としては素人の芸能人をよく使いますが
今回も同じく。達者すぎない声は人間味があっていいです。
ストーリーは少し坦々としている。言葉主体の物語であることや、
ごちゃっとした場所があんまり出てこなかったからかな。
そろそろジブリのいわゆるジブリらしい!テンポのいい冒険物が見たいなあ!
監督はこどものためのジブリ作品にしたいとおっしゃっていたけれど、こども向けではないかな。
もいちど見たい、とはならない。
が、いい話でした。
魅力に欠ける。
北海道を舞台に、心を閉ざした12歳の少女の思い出のまにまに物語。
杏奈のことが最後まで好きになれなかった。
自分は幸せを誰かの不幸と推し量っているような印象。
前を向けたといっても過去が劇的だったからでしょ。
孤独の描写が表面的でドラマ性に乏しい。
グッとこない。ワクワクしない。
ヒロイン杏奈の心の成長物語が快い感動を呼ぶ
昨年の夏は信じられないような記録的な大ヒットを飛ばした『風立ちぬ』、そして晩秋に入ると『かぐや姫の物語』を相次いで公開したスタジオジブリ
さて今年の夏は何を魅せてくれるのか?と少しばかり緊張していた私です。何故かと言えば昨年の2作品共に落胆したからです。
しかし、そんな心配をよそに、この夏の本作品はやってくれました、文句なく良かったあ~!
だが一事お断りして置きたい点は、この作品はアニメといっても、園児や小学生向きの作品ではないので、中学生以上の方々向けの作品でしょうね。
物語は、この作品のヒロイン杏奈が学校でクラスに馴染めず、それを心配した母親が、夏に親戚の住む田舎の家で杏奈を療養させるお話。そんな彼女が体験する一夏の不思議な夏の思い出と、心の成長を描いた物語として感動出来る作品です。
正直本作も少しばかり観ていて重い感じはする作品ですが、昨今、様々な悩みを抱える多くのティーンエイジャーの方々には、色々と共感出来る部分の多い作品だと思いました。
そして勿論ジブリ制作なので、画は綺麗で海辺の田舎町のゆっくりと流れる時空間が快い作品でした。
終盤は、「やっぱりね、そう言う事だよね」と言う矛盾の無い、気持ちの良いラストになっていて後味の良い作品でした。
正直昨年公開されたジブリの2作品は、確かに大御所監督のお二人の作品とはいっても全く感情移入出来ない作品でした。
特に宮崎監督作品の中にはゼロ戦の設計者の堀越二郎と文学者の堀辰雄と言う2人の人物像を一人の人物に組み立てるところで、主人公の人物描写が不自然になっていた。その為に全く映画の主人公にリアリティーが無く、人物像が希薄でアンバランスな映画になっている。
左翼思想の反戦家の宮崎監督が、そもそもゼロ戦の設計者の話をファンタジーで描き出すと言う企画自体に無理があったと思うけれど、監督が個人的にどう言う思想の持ち主で有るかは、作品の評価には関係が無いので、それを指摘するつもりは、毛頭ない。
「風立ちぬ」は世間では高評価でしたし、興行的にも大ヒットしたと言う事は、今の経済低迷の時代で、ヒット作を制作したと言う点に於いては多いに評価出来る作品です。
個人的には私の場合は「風立ちぬ」の評価は1、そして「かぐや姫の物語」の評価も1を付けました。
しかし、今回の作品は文句無く4を付けたいと思う!4.5でも良いかも知れないが、アニメ作品なら、もう少し楽しく遊びの部分を取り入れた感動作品であって欲しかったと思うので、厳しいかもしれないが星は4つにしました。
実写版が続いて出来ても良い原作なのにと思うのは、私の身勝手と言うものでしょうか?
盛り上がりが少ない
いわゆるラピュタ世代のジブリファンですが、最近はどの作品も今一つ...
今作もあまり山場がなく進んでいく感じでした。
ジブリが好きなら映画館で観てほしいですが、そうでなければ映画館で観て良かったとは思わないかも...
お子さんには今一つ感情移入出来ないと思います。
色々と酷評しながらも 僕はラストでウルウル涙してましたけどね...
子供から大人まで皆がワクワク出来るような 昔のジブリ作品 ファンタジーアクションが観たいです!
感受性とは
多感な幼少期の少女の成長がとても上手に描かれていました。
感受性の豊かさって、苦悩や乗り越えた辛さのむこうに育まれるのだろう。
自分が周りと違うと感じてうまくとけ込めず、大きな壁を作っていた杏奈。そんなあるとき、同じように悲しみを抱えたマーニと出会う。
でもちょっと現実でなく、なに、これ、ファンタジー?と時間が過ぎて行く
お互いがお互いに惹かれあい、「あなたのことが大好き」となる
うん、良く有るぞ恋愛でも。でもそう長く続かないから気をつけろっておじさんくさいことを思いながら見ていたら。。。しっとりとグッとくる真実が。
きっと杏奈は、とても素敵な女性に成長するだろうな。素敵な人生を!
杏奈の酷い言葉に「これで、おあいこ」って言い放つ子豚ちゃんも
凄いのです。
感動ストーリー
内容は知らないまま観に行きましたが、とっても素敵なお話でした。涙をスッと拭いました。
少し設定が大人なので、小学生低学年くらいだと、わからないこともあるかなー、と思いますが、話はとても素晴らしいです。ちょっと落ち込んでたり、心を病みそうな感じの時の方が勇気もらえそうなお話です。ファンタジーで、感動物語でした。
ラストは、途中で気付くからそこまで描かなくてもよかったのでは?、と思ったりしましたが、小学生とかなら描いてあった方がわかりやすいかもなー、と思ったり。
でも、素敵なお話でした。
ジブリをなめてた
思ったよりも難しくて、序盤からストーリーの理解に苦戦させられました。ラストに紐解かれる部分があるのですが、正直侮っていた部分があり、すべてを理解するにはあと1,2回は必要かな(笑)
ただ感動はしました!ジブリらしいいい話だと思いました。次は最初から気合いをいれて見ます!
大人の映画
久々にジブリ映画を映画館で観ました。
内容としては、まずタイトルの通りで、小さな子が観るような話では無いと思います。
終始、落ち着いた雰囲気でゆったりと進んでいくので、美しい景色や美味しそうな食べ物などジブリの描くものを楽しむ事が出来ないと、展開があるまで退屈かと思います。
監督さんが同じなので、だからかと思いますが、借りぐらしのアリエッティと雰囲気が似ていると思いました。
ただアリエッティよりは、結末がハッキリしていて分かりやすかったし、どんな物語にしたかったのかも考えなくても感じることが出来たので、良かったです。
ジブリだから綺麗で当たり前、と思ったとしても、見とれてしまう映像でしたし、話も後半になってくるとマーニーの正体や繋がり等が分かり、ホロリと感動させられました。
私は、トトロやもののけ姫とか活動的な主人公や物語がジブリでは好きな方でしたが、心の揺れや想いを静かに描いていくような、そんなジブリ映画も良いものですね。
マーニーがとっても可愛くて、魅力的でした。
全362件中、341~360件目を表示