劇場公開日 2014年7月19日

「夢と現実が交差する、ひと夏の成長物語。」思い出のマーニー 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5夢と現実が交差する、ひと夏の成長物語。

2014年7月20日
PCから投稿

泣ける

悲しい

難しい

【賛否両論チェック】
賛:不思議な体験を通して、主人公が少し成長していく様子に感動。長さもちょうどイイ。
否:ファンタジー要素が強いので、好みはかなり分かれそう。
 最初は他人と会話もままならなかった杏奈が、マーニーと出逢ってから少しずつ変わっていき、後半では大分しっかりしていく様子が、巧みに描かれています。
「私は・・・私が嫌い。」
と閉ざされていた杏奈の心を、幾重にも優しく包み込むマーニーを始めとする登場人物達が、とってもステキです。そして、最後に明かされる哀しくも温かい真実にも、思わず感動です。
 ストーリー自体はかなりファンタジー要素が強くて、現実的な映画が好きな人には敬遠されそうですが、デートでも家族でも安心して観られる万能型映画です。この夏、是非映画館でご覧下さい。

映画コーディネーター・門倉カド