思い出のマーニーのレビュー・感想・評価
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意外に良い作品ではないか!
ジブリ映画の割には興行的にもうひとつだったようなので期待せずに観たのだが、いい映画だった。不覚にも涙を流してしまったよ~。
尖がって荒れる少女の心がよく表現されていた。
最後はあの写真がなくても、少女は心を開いていたと思いたい。(いや、それは心配しなくてもそうなのかな。)
いやー、しかしまさかそういうことだったとは。。
ひさびさに衝撃を受けました。ありがとう!
まあ、過渡期なら、って、えっ!?
会社がそうではないようで。
オレはアニメ映画のリアルタイム鑑賞も、レビューも基本しない。
理由は、オレがいける映画がないから。
この場合の「いける」は「CAN SEE」「CAN THINK(NOT UNDERSTAND)」「CAN TASTE」。
特に、「味わう」という点で、申し訳ないが偏見がある。
基本子供が観るものだ、という偏見。
世にいう、クレヨンさんの2作も、それのみだと、まあ別に、で、あれはせっかくの休日だが、子供を喜ばせたくて連れて行ったら、ことのほか面白かった、という意外性が大部分を占めている。
では、ジブリさんのは、というと、正直ある程度は見てるが、やはり絵が生理的にダメ(こんなやつ少数なんだろうな)
では、なぜ今回の「マーニー」を鑑賞したかというと、台風で動けなかった、が理由だが、駿氏でないので、若干だと思うが、絵が変わっているようにポスターから見受けられたからでもある。
しかし、予告でだいたい「マーニー」は「思い出」なのと、「まにこ、まきこ、まいこ」でなく「マーニー」なので、だいたい何者かは想像がついていた。
1)お化け 2)空想の友達
結果としては、まあ、両方だった、ということなんだけど、そのこと自体には全然問題はない。
これは主人公の成長の話、それは当たり前。
しかし主人公は、マーニーと別れると、田舎道でぶっ倒れていた、とか、船に置き去り、とか、おいおいマーニー、君は主人公に対してそれでいいのか?わざとか?
主人公の成長をを強く願うはずのマーニーの、主人公への思いがあんまり強く伝わってこない。
夏休みだし、ユーレイの出番なのに、おもしれえ人間来ねえかなあ、と思ったら、女の子が来たので、ちょいとからかってやれと思ったら、意外や意外な存在だったことがわかり、そのことおんなじくらいの姿で出てきてやりました、という風にしか見えなくもない。
実際マーニーの背景を、あのババアに語らして終わり、って、普通に心霊屋敷ものじゃねえか。
ま、その辺は、どうみるかだけの話だが、マーニーが主人公の〇〇である必要は全くない描かれ方であるのは間違いない。
だって一方で主人公が妄想の中の友達と出会いながら、ちょっとだけおとな豚な上級生と、自分ラブな下級生の出会いのおかげで、マーニーを必要としなくなった、と言う流れもあるからね。
ただ、その両方の流れをうまく見せることができたか、というと、そこは子供向けっていうのか、全部セリフで語らせちゃったりして、でもファンも多いジブリだし、と結果的に振れ幅が中途半端になってしまった、という印象。
ある人にはセリフで説明しすぎ、ってんで完全否定する人もいるだろうし、俺みたいなひねたおっさんは、マーニーイラネ、って話でもある。
これが、新ジブリの過渡期って本当はみんな思いたいんだろうけど。。。
『この太っちょブタ』🐽信子の度量と器の大きさに感服‼️
思い出のマーニー
🇯🇵北海道 札幌-釧路など
両親がいなく、親戚のおばさんと住む、友達のいない喘息持ちの中学生が主人公。
夏休みを利用して釧路の空気の良い親戚の家にホームステイ🏠する。
散歩で見つけた湿地帯にある洋館。
満潮の時だけその洋館に住む金髪の女の子マーニーと会う事で、不思議な体験をしていく思い出ファンタジー‼️
◉68E点。
★彡なんかほぼホラーチックで怖かった。
最後はスッキリしましたが、なんか病的で暗いクライムヒューマンストーリーでした。
実は1度目の鑑賞はレンタルで全く意味が分からず2度目はテレビ放映📺で鑑賞!
❌ヤバかった点。(怖い!)
1️⃣主人公が、ちょくちょく道端で寝ている?
又は気絶している画角が怖い❗️
2️⃣主人公の逆恨みが行き過ぎて怖い!
★彡サイコパスではないかと思うキレ方がヤバし‼️
3️⃣大人のキャラクターがマーニー含めてみんな病んでいるのが怖い❗️
★彡マーニーの両親も今で言う、ネグレストだし、マーニーの子供も積木くずし的な生き方で、事故るし、老後のマーニーもあっちゅうまに逝ってしまうし、なんやねん💢
4️⃣こんなん理解できる小学生いたら怖い‼️
★彡あらすじが書ける小学生がいるとしたら東大合格できますね!マジで😅
⭕️良かった点。
1️⃣『この太っちょブタ』🐽と主人公が言った後の信子の度量と器の大きさに度肝を抜かれた⁉️★彡この信子の器が大き過ぎて政治家にもなれるくらい感心しました。
🤫🪢👒🛶
🈲ネタバレ保管記憶用
マーニーは主人公のおばあちゃん。
マーニーの両親が亡くなった後、2年くらい引き取ってこの洋館で育てていた?
そして今の主人公はおばさんに育てられていた。国から支援をもらって。
マーニーは裕福な家に住んでいたが、親の愛が薄くややネグレスト状態。たまに行われるパーティーでドレスを着たりする事で楽しむ様にしていたが、両親はすぐに出張で何処かに行ってしまい、意地悪なお手伝いに面倒を見てもらっていた。マーニーのトラウマ!
そこから、マーニーは良き男性と知り合い、結婚して子供を授かる。この子が主人公の母親だった。
マーニーの夫は病気で亡くなり、マーニーも心を崩して、子育てをリタイヤしてしまい、子供は施設に移り、マーニーを恨んでいる。
この子が母親になり主人公を育てていたが、夫と事故死してしまう。
★彡なんだこの負の連鎖!ヤバいね。
そして今の主人公の生き方になっていく!
心が揺れる作品
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主人公の少女は喘息の療養でしばらく田舎で過ごす。
しかし不器用で友人も出来ず、自己嫌悪に悩まされる。
そんな折、長年誰も住んでいない洋館でマーニーという少女に会う。
マーニーは明るいがどこか寂しげな雰囲気を持ち、2人は意気投合。
お互いを最も好きな相手と呼ぶが、交流は2人だけの秘密の約束。
そしてある時期からしばらく会えなくなったり、
洋館に引っ越して来た別の家族によりマーニーが過去の人だと知ったり、
何者かもよく分からないなままに主人公はマーニーを愛する。
しかし置いてきぼりにされたり、幼馴染という男の名前で呼ばれたりで、
不当な扱いを受けた日、主人公は裏切られた気持ちで一杯なる。
しかしマーニーに最後の挨拶をされ、何かを悟ったように全てを許す。
やがて洋館の娘が見つけた日記や、絵描きのおばさんの口から真相が判明。
マーニーは豊かだったが放置されがちな子供で、女中からも苛められていた。
やがて幼馴染と結婚するも死別し、娘は家を出て行き、不幸な人生だった。
そしてその娘の子供が主人公なのだった。
こういった経験の中で、自分を育てたおばさんにも心を開くようになり、
また周囲の人達にも素直な自分で接することが出来そうになった。
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結局よく分からなかったし、あえて曖昧にしているのかも知れないが、
おそらく主人公はマーニー婆さんから色々な話を聞いた記憶が残っていて、
洋館にいたマーニーと交流したのも彼女の空想だったんだと思う。
2人の寂しい少女同士の心の交流がいじらしくも美しく、
涙が止まらないというほどではないが、心が動かされる作品だった。
西洋では割とポピュラーな話みたいやな。
有村架純さん声優デビュー作です。
のどかな田舎に行って、不思議な体験をする話です。
過去と現実の境目が曖昧で不思議でした。
きちんと伏線回収してるので良かったです。
個人的な見解ですが、やはり灯台という建造物は古代文明の痕跡かもしれないなあと思いながら観ました。
大冒険するというわけではないけれど、内容が濃くて面白いです。
Blu-rayを購入して何回も視聴しています。
地味だがそれが良い、ジブリの隠れた名作
アカデミー賞ノミネート作品ということもあり、物語の構成は完璧で、杏奈とマーニーの関係や心情が丁寧に深く描かれている。
不思議な話にも関わらず、伏線回収がしっかりしていて最後のオチでも納得してスッキリ物語が終わる。
世間の評価は低いようだが、個人的にはジブリの中でもトップクラスに大好きな作品。
オチが強いけど、ストーリー展開的にはとても平凡であるため、一見すると、「百合だかイマジナリーフレンドだかに見えてた杏奈とマーニーの話が、最後のオチでびっくりして、はい終わり、杏奈回復してハッピー」なだけに感じでしまう。
しかしこの作品のウリはそこではないと思った。
この作品は「ストーリー」ではなく、杏奈とマーニー2人の心がメインである。
特に全体を通して主人公、杏奈の心情の機微がとても丁寧に描かれている(物語が進むにつれて、杏奈のお礼が「すいません」から「ありがとうございます」へ変わったり)ので非常に感情移入し易かった。
マーニーの心情が直接表現される描写は少ないが、マーニーの正体を分かった上で振り返ると、霊マーニーが杏奈の前に現れたことや実在したマーニーの背景からこちらにも非常に感情移入できてしまう。
なぜ杏奈は湿っち屋敷に、マーニーに惹かれたのか。なぜ湿っち屋敷のマーニーは杏奈に会おうとしたのか、もしくはなぜ杏奈の頭の中の人物であるマーニーが実在した形跡があるのか。
これらの答えを、杏奈とマーニー2人の視点に立って考えてみるとより楽しめるし、感動できる。
共感と違和感
しばらく前に視聴し共感が心に残っていたので再視聴。ストーリー的には切なく悲しくもハッピーエンド。男であっても涙する人は多いかもしれない。
しかし、前回感じていた違和感は今回も払しょくできず。やはり舞台設定に無理があるのかもしれない。
北海道道東のあのあたりかと想像できるが、豪奢な屋敷、リッチな白人夫と放蕩妻の夫婦、豪華なパーティーなど、あのあたりで果たしてあり得るだろうか?という違和感がどうしても拭えない。(道民の方で気を悪くされたらごめんなさい)
仮に関東や関西の高級別荘地ならそれほど違和感はなかったかもしれない(←これも自身の狭視野的な固定観念に過ぎないのだろう)。実は最初は関東が舞台と思っていた。
想像するに監督以下制作陣の「都会感覚」が勝ちすぎてしまったのだろう。
と苦言を述べたが、それらを差し引いてもプラスの印象はまだ残る。
個人的に気に入っているのが終盤登場するメガネっ娘! 彼女の存在こそ主人公にとってのファントムストーリーを断ち切る重要なキーパーソン。そして視聴者にとっても救いの女神(妖精か?)。おかげで爽やかに見終えることが出来た。
1912--
名作です
繊細な心の機微を美しいアニメーション映像で仕上げた、名作だと思う。
養子という生立ちもあって、コミュニケーション障害を抱え、表面では良い子だけど自分の本当の気持ちを明かすことができず、自己否定の感情に苛まれている(加えてストレス性の喘息も持っている)女の子。そんな主人公が、ひと夏の奇跡的な体験を通じて、自分の孤独な内的世界から一歩踏み出し前へと進んでいく、そういう話。子供に理解の難しいところは、一緒に見た大人が解説してあげる必要があるかも。
「私は私が嫌い。」「太っちょ豚!」といった印象に残る名言(?)がてんこもり。
またアリエッティもそうだけど、米林監督のアニメーションは作画がとても綺麗で、外国の児童文学の世界を上手く日本のアニメーションに落とし込んでいている(本作は北海道が舞台になっている)。ぜひ新作を作ってほしい。
釧路湿原が、現在読んでいる『ザリガニが鳴くところ』を連想させた。
原作を読んでいたので、結末が分かっていたが、設定が北海道だったので、多少面を食らった。
1964年の釧路湿原に洋館が建っている訳がないし、地元の神社で七夕祭りをすると言った設定も理解出来ない。1980年代に釧路、根室、厚岸は何度も旅行したことがあるが、このアニメのイメージは全く無いし、霧多布と言うくらいなので、いきなり、雷がなって、嵐になることも無い。いくら異常気象と言えども。
つまり、このアニメ映画の舞台はやはり、イギリスであるべきで『嵐が丘』にリスペクトすべきだったと思う。原作は嵐が丘をリスペクトしていると思うから。
しかし、内容や主旨は変えておらず、良かったのではないだろうか。
西洋はこう言った『フライング・ダッチマン』の様な幽霊話として創作する。日本は『トトロのトロール』の様な『地縛霊』として描く方が多いと思うが。
今回は四回目の鑑賞になるが、原作に忠実にするか、全く日本風にするかを選択すべき映画だと思う。脱亜入欧の時代は終わったと思う。
高畑勲風の演出家が望まれる。宮崎駿先生にはかなわないだから。
信じる者は救われる‼️❓
盛りだくさんのジブリ要素
思い出は奥底から
自分の事が大嫌いの時が若い頃にありました
高校を出て仕事をし始め、酒を覚えて体たらくな日々を暮らしていた頃です
未来のことも考えず、毎日のように酔っ払い飲みに行くことが1番楽しかった頃、酔って家に帰り姿見の前に座り込みじっと自分を見つめていた時に
「お前、誰だ? お前、毎日ないやってんだよ」
と自分の姿に話しかけていた頃がいちばん楽しい頃だったけどいちばん自分が嫌いだった頃だったな
将来の不安から目を逸らして酒に逃げて酔えば楽しくてどんどん飲んでいた頃だったな
杏奈のようにその思いから救われるような劇的な事はなかったけど、今は自分を好きになりかけています
彼女の「思い出」がこの物語そのものなのでしょうね
周りにいる人たちの優しさに気がつくことができるまでのストーリー
この先、何度もこの地を訪れるのでしょうね
かなり前にこの作品を見ているはずなのにその時はあまり心に響かなかったけど、今なら分かります
もっと若い頃にわかっていたら…
でも、遅くない、今だっていいではないか
気がつけただけで、それだけで幸せな気持ちになれました
そんな事をおの頃とは違う飲み方をしながら見ていました(やっぱ飲んでんじゃん)
「ふとっちょブタ」には笑った。 特に大きな事件もなく、淡々としたス...
私は私が嫌い
意味分からなくてつまらないのは種明かしが遅すぎる ちょくちょくマー...
意味分からなくてつまらないのは種明かしが遅すぎる
ちょくちょくマーニーが曽祖母である事を匂わせるシーン挟めば理解できて面白いのに
ずっとマーニーなんやねんこれどういう話やねんて雑念がすごい集中して観てられない
ハウルからポニョを除いてずっと意味不明
そして今年は「君たちはどう生きるか」
メッセージ性がどんどん強くなってきてしまいにはこれだ
大衆の求めるジブリはどこへやら
大オチは良いけどネタ振りが…
前半がとにかく退屈で面白くない。
背景はさすがというクオリティできれいだし、アニメーションも動きはありますが、
逆にいうとシナリオの中身がない場面やどうでもいい移動のシーンが多い。
また後半のオチへの伏線も少しはあるが、それが単純に面白くない。
視聴者の「?」を説明しないで置いてけぼりのまま進んでいくので、つまらなさに拍車がかかっている印象。
他のジブリ作品では大体ある「壮大なアクションシーン」もなく、ロケーションもほとんど変わらないので、こじんまりとした印象。
主人公も反抗期のキャラ設定があるとはいえ、性格の憎たらしさがすごすぎて「味方」としてみづらい。
前半は胸糞の悪くなるシーンがやたら多く、一気に引き離されます。
あと無口のおっさんをからかうガキ共のシーンいるか?と。
現代のあの年頃のガキが大人をからかうことにいまいちリアリティはないし、「あの人は無口な人」という説明だけでよかったのでは?
愛着の湧くキャラがほとんどおらず、魅力的に感じた登場人物はマーニーとメガネの娘くらいでした。
塔に向かう以降の展開は良かったです。
物語の後半でマーニーを許す盛り上がりのシーン、
おばけオチ、お婆ちゃんオチ、補助金問題解決など。一気に全てがクリアになる感じです。
とはいえ前半が面白くないし、主人公が同情できないくらい憎たらしいのでまあまあです。
映画だと冗長で長すぎたかもです。
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