想いのこしのレビュー・感想・評価
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主人公のチャラ男が一番悪い
開始15分で主要人物が事故に遭い、お亡くなりになる。
主人公のチャラ男の不注意が原因。
それなのにそいつはピンピンしてるという理不尽展開
幽霊になった主要人物が チャラ男を金で釣って成仏の協力をさせる
オムニバス的なストーリー
ここからはコメディ要素多め、
元々の目的が成仏なので、ふんだんにお笑いを入れなくても…
果ては似合わない衣装でポールダンスまでさせる始末。
最高に盛り上がる場面なのに、少し引いたせいで感動できなかった。
【”例え我が身は滅びようとも大切な人との願いを叶える為に。”拝金主義故に、4人が命を失った事を知った男が、彼ら達の為に行った事。おぢさんは、このような物語には物凄ーく弱いぞ!と思った作品でもある。】
■金と女に目がないダフ屋のガジロウ(岡田将生)は、ある日自分が風に舞った札を追って道に出て、交通事故に遭う。
幸い無傷で助かったガジロウのもとに、その事故で亡くなったユウコ(広末涼子)、ルカ(木南晴夏)ケイ(松井愛莉)、ジョニー(鹿賀丈史)たち4人が幽霊となって現れる。
彼女たちはお金と引き換えに、自分たちのやり残した“想い”を叶えてほしいとガジロウに半ば強制的に懇願する。
◆感想<Caution! 内容に触れています。>
1.今作は、岡田将生演じる拝金主義の駄目男ガジローが、心の片隅に善性を持っており、自分の為に世に未練を残した男女たちの想いを叶えて行く。
・それは、結婚間近だったルカ(木南晴夏)の想いを果たすために、ルカの恋人と結婚式を挙げたり。
・野球部のマネージャーだったケイ(松井愛莉)が好きだった、キャプテンの最期の試合を応援し、見えない筈のケイに野球部員たちが、試合後に感謝の意を表したり
・元、消防士で、事故で亡くなる前は、ユウコや、ルカや、ケイの副表としてのポールダンサーを支える立場にあったジョニー(鹿賀丈史)が、街中で起こった火事を、的確な指示をガジローに言い、火事を最小限に防ぎ、消防士から敬礼されるシーン・・。
ー ユウコ(広末涼子)、ルカ(木南晴夏)ケイ(松井愛莉)、ジョニー(鹿賀丈史)は生きている人間からは見えないが、ガジローだけには見える設定が良い。
そして、ユウコ以外は、ガジローの頑張りもあり、天国に召されていく・・。-
2.最後に残ったユウコの息子は、亡き母がポールダンサーであったことを、旧友から揶揄されながらも、施設に入る事を拒否し、一人で生活をする。だが、そのような事はいつまでも続く事はないが、それまで拝金主義の愚かしき男だったガジローが、何を思ったか、亡き母が働いていたキャバレーで、ポールダンサーとして、踊るために練習を積む。
ー ガジローがヘラヘラしながらも、ユウコたちの仕事が如何に大変だったかを、自ら知り、ユウコの息子へ”お母さんたちは、頑張って居たんだ!”と伝えようと思ったのであろう、ガジローが自らの拝金主義の生き方以外の、キチンと足が付いた仕事にに対する畏敬の念を持ったシーンだと思った。-
<ユウコの息子は、ガジローの誘いにより、母がポールダンサーとして働いていた店でガジローがポールダンサーとして躍るシーンを観るが、彼の瞳には母の姿が映っていた・・。
ユウコの息子はガジローに連れられ、施設に入所するが、そこには可愛い女の子がいて、ガジローが、”教えてあげるよ‥”と言うと、ガジローの頭には、インコの糞が・・。
哀しき物語ではあるが、コミカル要素強き作品。
今作は、愚かしき拝金主義の男、ガジローの成長物語でもある。
それを、岡田将生さんが、絶妙に演じている。この人が演じると、嫌みが無いのである。
おぢさんはな、このような物語には物凄ーく弱いぞ!と思った作品でもある。>
交通事故でひとり生き残り、亡くなった4人の姿が見えるようになったガ...
あざといけど、涙が出ます‼️❓
泣いちゃう映画
突然の事故で命を失った4人の男女が、その事故の原因となった男性には死後の姿がみえていて、この世にやり残した事を男性を通してやりきって成仏するお話。
笑わせてくれるシーンや、考えさせられるシーンもちょいちょいある中で、それぞれが想い残していたことをやりきって成仏するシーンについつい涙が。
亡くなった4人が誰一人死にたくなかったや、原因となった男の人へ恨み辛みを言わなかったのが多分この映画をより美しく魅せている気がする。
我が子を残して死んでいかねばいけない母親の気持ちになると、もっと酷い言葉をかけてしまいそうにならないのかと思うくらい、みんな穏やかな最期をみせていた。
とにかく2時間あっという間に観ました。
さらっと観れてホロっと泣いちゃう映画です。
微妙のこし
3人のポールダンサーと運転手の乗った車が、突然道路に飛び出してきた青年と接触、青年は奇跡的に助かったものの、車の4人は命を落としてしまう。
が、この世に未練があり、成仏出来ない4人。
唯一、4人が見え、話す事が出来るのは、事故の張本人の青年。しかしこの青年、金と女にしか興味が無い最低人間で…。
4人それぞれのこの世への“想いのこし”。
一人は、同郷の恋人と結婚式を挙げる事。
一人は、片想いの相手に気持ちを伝える事。
一人は、やり残した仕事の“ほう・れん・そう”。
一人は、息子。
青年を通じて、やり残した事をやり遂げ、想いを伝え、成仏していく。
嫌々ながら多額の報酬金目当てだった青年も、それぞれの想いに触れていく内に、自分自身を見つめ直す。
死者と生者の、平川監督のもう一つの“ツナグ”。
笑えるシーンもあり、ハートフルなシーンもあり、ジ~ンとさせるシーンもあった。
だけど、全てがステレオタイプ。
事件や問題が起き、その都度感動の場面が用意され、ここで感動しろ!ここで泣け!…と要求されているかのよう。
『ROOKIES』もそうだが、平川監督のクドい泣かせの演出は、ステレオタイプを通り越して陳腐ですらある。
岡田将生演じる青年は、ガラリと最低性格が変わるんじゃなく、チャラ男のままなりに、少しずつまともになっていく描かれ方には好感。
にしても、演技が漫画的にオーバーリアクション過ぎ…。
これはキャスト全員に言える。
広末涼子も鹿賀丈史も好演しているが、魅せられる演技が無かった。
広末の息子役の男の子は達者な演技。
話的にも見易く、思ってたよりかは悪くはなかった。
でも、何もかもあざとく平凡過ぎて…。
何だか色々と、微妙感が残る作品だった。
広末涼子
自分の人生が突然終わってしまったら、そして、それを奪ったのがあんなサイテーな男だったら、そりゃ浮かばれないよねぇ。原作は未読ですが、平川監督にとっては、「ツナグ」同様、死者との交信を描いた作品となりました。
突然人生を奪われた四人の想いをかなえてあげて成仏させるだけならば、予定調和のただのお涙ちょうだい映画となりますが、奪った張本人が悪人ではなく、所謂サイテー男で、映画自体をコメディータッチにしたのが良かったのではないでしょうか。「ささらさや」がどちらかというと、残された方の視点に立っているのに、こちらは逝ってしまった人の想いに寄り添っているのも比較すると面白いと思います。それに、広末の息子が母からの最後の電話に出なかったことを後悔しているというのには、すごく共感が持てました。些細なことですけど、こんなもんなんですね。
一方、逝ってしまった人の想いの方も、本当にささやかな物でした。それをこのサイテー男が一つずつかなえてやるワケです。金のためなら女装もいとわずに。。。でも、その願いが叶うということは、残された人の方にも逝ってしまった人への想いが残っていからだと、いつしか気がつくわけですよ。そしてそれは、それぞれが一生懸命生きてきた証でもあるわけです。四人は成仏して姿形はなくなってしまいますが、いつまでも生きている人の心には残っていきます。結婚できなかった婚約者にも、野球部のメンバーにも、消防署の後輩にも、そして最愛の息子にも。これが肝ですね。
その上で、すべての話が完結して、最後の最後に、やっぱりサイテー男は、サイテーだぁ、と笑わせてくれるのもいいですね。彼の本質は全く変わらず、これからもたくましく生きていくのでしょう。でも、それでいいんですよね。
サイテー男は岡田将生でした。
普通に面白い
岡田くんが悪いチャラチャラした役。
ポールダンサーの広末、ほか二人の女の子と高橋さんを乗せた車が事故に遇い、幽霊となって岡田くんの前に現れる。
それぞれ、結婚式、好きな男の子の高校野球の引退試合、消防士としての良い仕事…想いのこしたことを岡田くんを身代わりにこなして成仏していく…
その過程で岡田くんも変わっていく。
流石に岡田くん☆最後には清々しい良い青年になっていて☆
そして広末の息子役の“巨勢竜也”くんがすごく可愛くて今後に注目だなー(^^)
タイトルなし(ネタバレ)
岡田将生の演技が好きで、なんとなく見てたけど、ほかのキャストも好きな人ばかりだった。
内容も知らずに見たから、最初は衝撃だった。
まさかの亡くなった人たちの想いのこしだったなんて。
高校野球のけいちゃんの青春ストーリーには泣いてしまったな。
みんなそれぞれの想いのこし…切なかったけど、心温まった( ᵕ̈ )
想い届け
岡田将生がルックスはいいが女と金に目がない人生を楽しむこと何より最優先している男役だが、ただチャラチャラしただけじゃなく熱い心も少しもっていてかっこいい。
逝ってしまう側も残された側もそれぞれ残した想いそして声は届かなくても想いはとどくという温まる作品。ただ結婚式のシーンは少しむりがあるかな?といった感じ。
全体的に後味の良い作品!
ゴーストのリメイク以来の衝撃
なかなかの衝撃。邦画の底の底を見た感じ。よく停止ボタンを押さなかったと思う。
なんとも直線的な作品(悪い意味で)。感動させますよ〜〜〜、ほら感動!ってお尻叩かれてる感覚。
ユーモアを入れたかったのか分からないけど、交通事故で亡くなり、その原因を作ったであろう当事者との関係が、これからドラマが起きますからね〜とこれまたお尻叩かれた。
キャラクターもまったく共感できず、どこかネジが抜けてるような気持ちの悪い陽気さ。伝えたいメッセージなどは受け取りやすいけど、これみよがしなものは下手くそか!と感じる。
たしかに感動のシーンはある。が、そんなものを吹き飛ばす程のダレ。ほんとに共感できない。主人公のやる気スイッチがどこにあるのか全く分からない。芯のなさが悪い方にしか見えなかった。設定も甘々で、のめりこめず、はっきりとした駄作。
子役の演技が上手かった。
声は聴こえなくても、気持ちが届けばいい。
映画「想いのこし」(平川雄一朗監督)から。
ある交通事故で、突然、前触れもなく他界したばすなのに、
この世に残した強い「思い」が、なかなか成仏させてくれない。
その思い(願い)が叶ったら、自然と体が消え、あの世へ・・・。
(書籍・映画)「椿山課長の七日間」を彷彿させるような設定に、
「見たくないものも見えちゃう」のか、変な好奇心で観続けたが、
私の予想に反し、人間の汚い、嫌な面は少なかった気がした。
亡くなった4人、それぞれがこの世に残した「想い」は、
すでに幽霊だから、声として伝えることができない。
それを、話すこと以外で、なんとか伝えようとする、
その方法は、4人とも違うけれど、私の涙腺を緩めてくれた。
中でも、高校野球部の女子マネージャーが、3年生最後の試合を
「頑張れ〜」と精一杯応援するけど、当然、聴こえない。
「聴こえないよ」というのは簡単だけど、彼女の想いは、違った。
「声は聴こえなくても、気持ちが届けばいい」
この一言に、なるほどなぁ・・感じ、胸が締め付けられたし、
物語も期待どおりに、選手に彼女の想いが届く。
なぜ、彼女は彼らを応援するということに想いを残したか、
それは、たぶん、この台詞が説明してくれる。
「野球って、一人じゃ出来ないんです。
周りの人たちがいて、自分が存在できるんです」
短い人生だったけど、自分がこの世に存在していたのは、
3年間一緒に汗と涙を流してきた、野球部の部員がいたから、
そう思ったに違いない。
彼らも、目には見えない、彼女の姿を想像して、こう礼を言う。
「犬塚、三年間、一緒に野球が出来てよかった。
3年間支えてくれて、本当にありがどうございました。
これから、3年のみんなはバラバラになるけど、
俺たちずっと仲間だから。俺たちずっとお前の味方だし・・
お前は、1人じゃないから」・・この台詞で、涙が溢れた。
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